アンナ・ポゴリラヤ
アンナ・アレクセーエヴナ・ポゴリラヤ(ロシア語: Анна Алексеевна Погорилая、ロシア語ラテン翻字: Anna Alexeyevna Pogorilaya、1998年4月10日 - )は、ロシアの元フィギュアスケート選手(女子シングル)。
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生誕 |
1998年4月10日(26歳) 中央連邦管区 モスクワ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 167 cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表国 | ロシア | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ | アンナ・ツァレヴァ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | サンボ70 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2016年世界選手権3位。2016年欧州選手権2位。
2018年に元アイスダンス選手のアンドレイ・ネフスキーと結婚[1]。
2019年、引退。
経歴
編集2002年にスケートを始める。2009-2010シーズンはオスグッド・シュラッター病で試合に出場することができなかった。
2012-2013シーズンはジュニアグランプリシリーズに出場。デビュー戦のクロアチア杯で3位、ブラエオン・シュベルター杯では優勝。ジュニアグランプリファイナルでは3位。ロシアジュニア選手権では6位だったもののセラフィマ・サハノヴィッチ、エフゲニア・メドベージェワ、マリア・ソツコワの3名がジュニアの年齢規定に満たなかったため、世界ジュニア選手権の代表に選出。3位に入りエレーナ・ラジオノワ、ユリア・リプニツカヤと共にロシア選手で表彰台を独占した。
2013-2014シーズン、シニアクラスに移行しグランプリシリーズに参戦。中国杯で優勝。エリック・ボンパール杯で3位で、グランプリファイナルでは6位となった。世界選手権ではSP、FSの自己ベストを更新し4位となった。
2014-2015シーズン、スケートカナダ優勝、ロステレコム杯2位、グランプリファイナルでは4位。初出場の欧州選手権では銅メダル獲得。
2015-2016シーズン、2015 CS M.オーナメントに出場し、自己ベストをマークして優勝。グランプリシリーズ中国杯4位。NHK杯のSPでジャンプで2回、ステップで1回転倒し11位、FSでは4位と追い上げるも総合9位に終わり、シニア移行後初めてグランプリファイナルの出場を逃した。ロシア選手権では3位となり、初めて表彰台に立った。欧州選手権では前年同様銅メダルを獲得。3年連続の出場となった世界選手権では銅メダルを獲得した。
2016-2017シーズン、グランプリシリーズで連勝し、グランプリファイナルでは3位となり、初めて表彰台に立った。ロシア選手権では4位となるが、2位のアリーナ・ザギトワがシニアの年齢規定を満たさないこともあり、欧州選手権への派遣が決まった。そこでは前年より順位を上げ、銀メダルを獲得した。世界選手権では、FSで3度の転倒を喫するなど精彩を欠き、13位に終わった。
2017-2018シーズン、10月のスケートカナダに出場しSPで2位、しかしFSで10位となり総合9位に終わり、11月に出場予定だったスケートアメリカを欠場[2]。帰国後にモスクワで脊椎の圧迫骨折をしていたことが判明した[3]。氷上でトレーニングも出来ない状況となり、ロシア選手権も欠場となった[4]。
2019年、引退。
主な戦績
編集大会/年 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 |
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世界選手権 | 4 | 13 | 3 | 13 | ||||
欧州選手権 | 3 | 3 | 2 | |||||
ロシア選手権 | 5 | 8 | 4 | 3 | 4 | 欠場 | ||
GPファイナル | 6 | 4 | 3 | |||||
GP NHK杯 | 9 | 1 | ||||||
GPロステレコム杯 | 2 | 1 | ||||||
GP中国杯 | 1 | 4 | ||||||
GPスケートカナダ | 1 | 9 | ||||||
GPスケートアメリカ | 欠場 | |||||||
GPエリック杯 | 3 | |||||||
CSフィンランディア杯 | 3 | |||||||
CS M.オーナメント | 1 | |||||||
CSネペラ杯 | 2 | |||||||
世界Jr.選手権 | 3 | |||||||
ロシアJr.選手権 | 15 | 13 | 6 | |||||
JPGファイナル | 3 | |||||||
JGP B.シュベルター杯 | 1 | |||||||
JGPクロアチア杯 | 3 |
詳細
編集2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年11月24日 - 26日 | ISUグランプリシリーズスケートアメリカ(レークプラシッド) | |
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欠場 |
2017年10月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズスケートカナダ(レジャイナ) | 2 69.05 |
10 87.84 |
9 156.89 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年3月27日 - 4月2日 | 2017年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 4 71.52 |
15 111.85 |
13 183.37 |
2017年1月25日 - 29日 | 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(オストラヴァ) | 2 74.39 |
3 137.00 |
2 211.39 |
2016年12月22日 - 25日 | ロシアフィギュアスケート選手権(チェリャビンスク) | 4 73.45 |
4 142.17 |
4 215.62 |
2016年12月8日 - 11日 | 2016/2017 ISUグランプリファイナル(マルセイユ) | 4 73.29 |
3 143.18 |
3 216.47 |
2016年11月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 1 71.56 |
1 139.30 |
1 210.86 |
2016年11月4日 - 6日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 1 73.93 |
1 141.28 |
1 215.21 |
2016年10月6日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 1 69.50 |
3 113.30 |
3 182.80 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年3月26日 - 4月3日 | 2016年世界フィギュアスケート選手権(ボストン) | 2 73.98 |
4 139.71 |
3 213.69 |
2016年1月25日 - 31日 | 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ブラチスラヴァ) | 3 63.81 |
3 123.24 |
3 187.05 |
2015年12月23日 - 27日 | ロシアフィギュアスケート選手権(エカテリンブルク) | 4 71.22 |
3 143.08 |
3 214.30 |
2015年11月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 11 47.35 |
4 117.28 |
9 164.63 |
2015年11月6日 - 8日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 4 61.47 |
4 122.69 |
4 184.16 |
2015年10月15日 - 18日 | ISUチャレンジャーシリーズ モルドヴィアンオーナメント(サランスク) | 2 72.26 |
1 141.81 |
1 214.07 |
2015年9月30日 - 10月4日 | ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 9 52.68 |
1 125.37 |
2 178.05 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 9 60.50 |
13 99.81 |
13 160.31 |
2015年1月26日 - 2月1日 | 2015年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ストックホルム) | 3 66.10 |
3 125.71 |
3 191.81 |
2014年12月24日 - 28日 | ロシアフィギュアスケート選手権(ソチ) | 4 71.17 |
4 133.34 |
4 204.51 |
2014年12月11日 - 14日 | 2014/2015 ISUグランプリファイナル(バルセロナ) | 4 61.34 |
4 118.95 |
4 180.29 |
2014年11月14日 - 16日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 3 59.32 |
2 114.11 |
2 173.43 |
2014年10月31日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケロウナ) | 1 65.28 |
1 126.53 |
1 191.81 |
2014年10月4日 | 2014年ジャパンオープン(さいたま) | - | 3 122.52 |
1 団体 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 6 66.26 |
3 131.24 |
4 197.50 |
2013年12月22日 - 27日 | ロシアフィギュアスケート選手権(ソチ) | 10 59.35 |
5 121.53 |
8 180.88 |
2013年12月5日 - 8日 | 2013/2014 ISUグランプリファイナル(福岡) | 6 59.81 |
5 112.07 |
6 171.88 |
2013年11月15日 - 17日 | ISUグランプリシリーズ エリックボンパール杯(パリ) | 2 60.03 |
3 124.66 |
3 184.69 |
2013年11月1日 - 3日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 3 60.24 |
1 118.38 |
1 178.62 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年2月25日 - 3月3日 | 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ミラノ) | 2 53.98 |
3 106.34 |
3 160.32 |
2013年2月1日 - 3日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク) | 8 58.34 |
5 112.52 |
6 170.86 |
2012年12月24日 - 28日 | ロシアフィギュアスケート選手権(ソチ) | 5 60.45 |
5 116.13 |
5 176.58 |
2012年12月6日 - 9日 | 2012/2013 ISUジュニアグランプリファイナル(ソチ) | 3 57.94 |
3 109.46 |
3 167.40 |
2012年10月10日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ケムニッツ) | 3 53.81 |
1 106.71 |
1 160.52 |
2012年10月3日 - 7日 | ISUジュニアグランプリ クロアチア杯(ザグレブ) | 2 51.67 |
5 93.87 |
3 145.54 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年2月5日 - 7日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ヒムキ) | 8 50.96 |
13 91.42 |
13 142.38 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年2月2日 - 4日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(カザン) | 15 41.26 |
15 80.70 |
15 121.96 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FS | EX |
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2016-2017 | ポル・ウナ・カベサ 映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』サウンドトラックより Smoku remix 作曲:トーマス・ニューマン 振付:ミーシャ・ジー |
映画『モディリアーニ 真実の愛』より 作曲:ガイ・ファーレイ Le Di a la Caza Alcance 演奏:エストレラ・モレンテ Memorial Requiem 映画『コックと泥棒、その妻と愛人』サウンドトラックより 作曲:マイケル・ナイマン 振付:ニコライ・モロゾフ |
Into You 曲:アリアナ・グランデ 振付:ミーシャ・ジー |
2015-2016 | ヴァイオリンと管弦楽のためのボレロ 作曲:ウォルター・タイエブ 演奏:ヴァネッサ・メイ 振付:ニコライ・モロゾフ |
バレエ『シェヘラザード』より 作曲:ニコライ・リムスキー=コルサコフ 振付:ニコライ・モロゾフ |
タンゴ 映画『ロマノフ王朝の最期』より 作曲:アルフレート・シュニトケ |
2014-2015[5][6] | アルビノーニのアダージョ 作曲:レモ・ジャゾット ボーカル:イル・ディーヴォ 振付:セルゲイ・ベルビーロ、ヴラダ・ダニルキナ アルビノーニのアダージョ 作曲:レモ・ジャゾット ボーカル:ララ・ファビアン 振付:セルゲイ・ベルビーロ、ヴラダ・ダニルキナ |
バレエ『火の鳥』より 作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー 振付:セルゲイ・ベルビーロ |
Rise Like a Phoenix ボーカル:コンチータ・ヴルスト 映画『フィフス・エレメント』サウンドトラックより 作曲:エリック・セラ |
2013-2014 | エル・チョクロ 作曲:川井郁子 |
ホワイトキャップ湾の人魚 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』サウンドトラックより 作曲:ハンス・ジマー |
ミュージカル『キャッツ』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー |
2012-2013 | Songs from the Victorious City 作曲:アン・ダドリー |
フリネの踊り 歌劇『ファウスト』より 作曲:シャルル・グノー |
ロクサーヌのタンゴ 映画『ムーラン・ルージュ』より 作曲:ポリス スカイフォール ボーカル:アデル |
脚注
編集- ^ “Pogorilaya starts comeback this fall” (英語). Golden Skate (2018年9月17日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ “Погорилая пропустит заключительный этап Гран-при по фигурному катанию в США”. ТАСС(2017年11月20日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ “Анна Погорилая: «Из-за травмы спины не могу даже кататься, не говоря уже о прыжках»” (ロシア語). Sports.ru(2017年11月20日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ “Russian skater Pogorilaya to miss Olympics with injury”. Mail Online (2017年12月13日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ Анна Погорилая: в новом сезоне постараюсь удивить короткой программой – мы взяли очень красивую и мощную музыку с вокалом
- ^ Фигуристка Погорилая сказала, что пока не набрала оптимальную форму