エリック・スペンサー・ヨキシュEric Spenser Jokisch, 1989年7月29日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州スプリングフィールド出身のプロ野球選手投手)。左投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

エリック・ヨキシュ
Eric Jokisch
キウム・ヒーローズ時代
(2019年5月19日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州スプリングフィールド
生年月日 (1989-07-29) 1989年7月29日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト11巡目(全体340位)でシカゴ・カブスから指名
初出場 MLB/ 2014年9月7日
KBO/ 2019年3月24日
年俸 $1,500,000(2023年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

2007年MLBドラフト39巡目(全体1176位)でクリーブランド・インディアンスから指名されるも、ノースウェスタン大学に進学した。

プロ入りとカブス時代 編集

 
シカゴ・カブス時代
(2015年3月21日)

2010年MLBドラフト11巡目(全体340位)でシカゴ・カブスから指名され、プロ入り[1]

2013年には、傘下のAA級テネシー・スモーキーズノーヒットノーランを達成した[2]

2014年9月2日にメジャーに初昇格した。ルーキー・ラギング・デーでは、ルイージの格好をさせられた[3]。メジャーでは1試合の先発登板を含む4試合に登板し、14.1イニングでホームラン3本を浴びるなど被弾率が高かったが、防御率1.88という好成績を記録した。マイナーのAAA級アイオワ・カブスでは26試合に先発登板し、9勝10敗、防御率3.58、1完封、WHIP1.18という安定した成績を残した。

2015年は、メジャーでの登板機会はなかった。マイナーでは、ルーキー級のアリゾナリーグ・カブスで3試合に先発登板。防御率0.79という圧巻の成績を残したほか、AAA級アイオワでも14試合に先発登板し、4勝5敗・防御率5.27・WHIP1.49という成績を記録した。

マーリンズ傘下時代 編集

2016年4月13日にウェイバー公示を経てマイアミ・マーリンズへ移籍し、傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズへ配属された。7月6日にDFAとなった[4]

レンジャーズ傘下時代 編集

2016年7月8日にペドロ・シリアコとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[4]。移籍後は傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、この年所属したマイナー4球団合計で27試合(先発6試合)に登板して3勝2敗1セーブ・防御率4.00・42奪三振の成績を残した。オフの11月7日にFAとなった。

ダイヤモンドバックス傘下時代 編集

2017年2月26日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[4]。この年は傘下のAA級ジャクソン・ジェネラルズとAAA級リノ・エーシズでプレーし、2球団合計で29試合(先発22試合)に登板して8勝8敗・防御率4.09・97奪三振の成績を残した。オフの11月6日にFAとなった[4]

アスレチックス傘下時代 編集

2018年1月10日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。この年は傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズに所属し、11月2日にFAとなった。

韓国・キウム時代 編集

2018年11月23日、韓国のネクセン・ヒーローズ(2019年よりキウム・ヒーローズに名称を変更)と契約[5]

2019年はチーム最多の13勝を記録した。

2020年も2年連続でチーム最多勝となる12勝を記録し、防御率2.14で自身初の個人タイトルとなる最優秀防御率を受賞した。

2021年は16勝を記録、デビッド・ブキャナンと最多勝の個人タイトルを分け合った。

2022年は10勝を挙げ、4年連続2ケタ勝利を記録した。

2023年6月6日のLGツインズ戦に登板した後に太ももの痛みを訴え、左内転筋断裂で全治6週間と診断された[6]。6月16日にウェーバー公示され[6]、6月23日に自由契約となった。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2014 CHC 4 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 66 14.1 18 3 4 0 0 10 0 0 3 3 1.88 1.54
2019 キウム 30 30 1 1 1 13 9 0 0 .591 746 181.1 166 9 39 0 11 141 6 0 72 63 3.13 1.13
2020 27 27 0 0 0 12 7 0 0 .632 640 159.2 144 6 25 0 6 115 3 1 53 38 2.14 1.06
2021 31 31 0 0 0 16 9 0 0 .640 739 181.1 171 12 46 2 4 131 9 0 71 59 2.93 1.20
2022 30 30 0 0 0 10 8 0 0 .556 746 185.1 169 8 33 0 5 154 2 0 61 53 2.57 1.09
2023 12 12 0 0 0 5 3 0 0 .625 286 65.2 82 3 14 1 3 51 1 0 37 32 4.39 1.46
MLB:1年 4 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 66 14.1 18 3 4 0 0 10 0 0 3 3 1.88 1.54
KBO:5年 130 130 1 1 1 56 36 0 0 .609 3157 773.1 732 38 157 3 29 592 21 1 294 245 2.85 1.15
  • 2023年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 43(2014年、2019年 - 2023年)

脚注 編集

  1. ^ Jokisch Selected by Chicago Cubs in 11th Round of MLB Draft” (英語). NU Sports (2010年6月8日). 2016年4月14日閲覧。
  2. ^ Mark Gonzales (2013年8月6日). “Cubs minor leaguer Jokisch tosses no-hitter for Tennessee” (英語). Chicago Tribune. 2016年4月14日閲覧。
  3. ^ Mark Gonzales (2014年9月9日). “シカゴ・カブスの新人投手がルイージの姿で記者団の前に登場”. Game*Spark. IID. 2016年4月14日閲覧。
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2018年1月13日閲覧。
  5. ^ es (2018年11月23日). “외국인 투수 에릭 요키시 영입”. 2018年11月23日閲覧。
  6. ^ a b '5년 장수 외인' 요키시, 내전근 파열 6주 재활→웨이버 공시 [오피셜]”. chosunbiz.com (2023年6月16日). 2023年7月2日閲覧。(朝鮮語)

関連項目 編集

外部リンク 編集