オーロラ (ディズニー)
オーロラ(Aurora)は、1959年公開のアニメーション映画『眠れる森の美女』に初登場するヒロイン。ディズニープリンセスの一人。
オーロラ (ディズニー) Princess Aurora | |
---|---|
初登場 | 眠れる森の美女 |
原語版声優 | メアリー・コスタ (映画) |
日本語版声優 |
高田敏江(映画(1960年版)) すずきまゆみ(映画(ブエナ・ビスタ版)) |
詳細情報 | |
種族 | 人間 |
性別 | 女 |
概要編集
フローラ、フォーナ、メリーウェザーに農家の娘のブライア・ローズとして育てられた。父はステファン王、母はリア王妃、夫はフィリップ王子(『眠れる森の美女』で結婚)。「オーロラ」という名前は「夜明けの光」という意味で、文字通り国王夫妻と王国に光をもたらしたという思いが込められている。年齢は16歳。陽光のような巻き毛の金髪とバラ色の唇、菫色の瞳が特徴。衣装は、ブライア・ローズの時は黒のカチューシャにクリーム色のブラウスと黒のコルセットを付け、薄茶色の膝丈のフレアスカートに黒のショールを羽織っている。プリンセスの時は金色のティアラに肩の出たスレンダータイプのドレスを着ている。ドレスの色は作中では一部を除き青色で、その後発売された絵本やディズニープリンセスグッズなどではピンク色である。
衣装デザインは、ウォルト・ディズニー・プロダクション所属のアニメーターであるマーク・デイヴィス[1]の妻である衣装デザイナー、アリス・エステス・デイビスが手掛けた[2]。この仕事はアリスにとって初めてのディズニーでの仕事になり[2]、その仕事の間にマークと結婚していた[3]。
声の出演編集
ウォルト・ディズニーがオーロラ役にふさわしい人間を見つけるのに3年かかった[4]。
後に夫となるフランク・タシュリンとともにパーティーへ参加したメアリー・コスタはアニメ業界の人びとと出会い、オーロラ役のオーディションに参加するきっかけをつくった。しかし、コスタは南部出身ゆえ訛りがあり、収録中無意識のうちに訛りが出てしまうことに苦労していた[2]。
劇場公開版およびポニーキャニオン版では高田敏江が声を当てた。ブエナ・ビスタ版ではすずきまゆみが声を当て、『キングダム ハーツ シリーズ』でも続投している。
『ハウス・オブ・マウス』および『キングダム ハーツ シリーズ』(英語版)ではジェニファー・ヘイルが声を当てた。
2012年以降のアニメ・ゲーム等ではケイト・ヒギンズが声を当てている。
実写映画編集
実写映画『マレフィセント』では、幼児期のオーロラはヴィヴィアン・ジョリー=ピットが、子どものころのオーロラをエレノア・ワージントン・コックスがそれぞれ演じ、成長したオーロラはエル・ファニングが演じた[5]。続編『マレフィセント2』でもエル・ファニングが演じている。
日本語吹き替え版における幼児期のオーロラは来栖世津が、子どもの頃のオーロラは太田美来瑠がそれぞれ声を当て、成長したオーロラは上戸彩が声を当てた。
脚注編集
- ^ “Marc Davis, Master Animator For Walt Disney, Dies at 86”. The New York Times. (2000年1月16日) 2013年1月29日閲覧。
- ^ a b c Perfect Picture: Making of «Sleeping Beauty» (DVD). Sleeping Beauty. Platinum Edition: Walt Disney Home Entertainment.. (2008年)
- ^ Willis, Christian (2001年10月20日). “An Interview with Alice Davis”. SongOfTheSouth.net. 2013年4月14日閲覧。
- ^ Joy, Renata. “Mary Costa Interview”. dvdizzy.com. 2012年11月13日閲覧。
- ^ Rich, Katey (2012年5月8日). “Elle Fanning Confirmed For Maleficent, Large Supporting Cast Added”. Cinema Blend. 2012年6月19日閲覧。