スズキコージ

日本の絵本作家 (1948年 - )

スズキ コージ1948年昭和23年〉2月28日[1] - )は、日本の絵本作家血液型はB型。

来歴

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静岡県浜名郡小野口村(現・浜松市浜名区)に生まれる[2]静岡県立浜松西高等学校卒業後上京し、赤坂の割烹料理店にて住み込みで働きながら、歌舞伎町などの路上にて作品を発表[3]

平凡パンチ』の編集者だった叔父の伝手で堀内誠一に見込まれ、『平凡パンチ』女性版(『anan』の前身)にてイラストレーターとしてデビューする[4]1971年に初個展を開催。2014年、「スズキコージの絵本原始力展」(姫路市立美術館)を開催。

絵本作家

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  • 1973年1月刊行の『ゆきむすめ』(ロシアの民話、文:岸田衿子世界文化社〈こどものための3冊の本:全20巻〉のうち第19巻 - 2 )にて、絵本作家デビュー。なお、デビュー作は「鈴木康司」名義[注 1]
  • 堀内誠一に出会った事が、絵本作家デビューのキッカケだと語っている[1]

受賞歴

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画集

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  • 「WITCHEN」(架空社
  • 「ゼレファンタンケルダンス」(架空社)
  • 「スズキコージズキンの大魔法画集」(平凡社)

作品

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  • 「十三月城へ」(エクリ
  • 「ガラスめだまときんのつののやぎ」(福音館書店
  • 「あつさのせい?」(福音館書店)
  • 「うみのカラオケ」(クレヨンハウス
  • 「エンソくんきしゃにのる」(福音館書店)
  • 「PICTURE SHOW」(架空社)
  • 「おばけドライブ」(ビリケン出版
  • 「かぞえうたのほん」(福音館書店)
  • 「きゅうりさんあぶないよ」(福音館書店)
  • 「クリスマスプレゼントン」(ブッキング)
  • 「サルビルサ」(架空社)
  • 「ウシバス」(あかね書房)
  • 「そらとぶカカシ」(福音館書店)
  • 「そらのおっぱい」(絵:大畑いくの農山漁村文化協会
  • 「パッパカサーカス」(未知谷
  • 「つえつきばあさん」(ビリケン出版)
  • 「とさかにごはん」(理論社
  • 「なんでも見える鏡」(福音館書店)
  • 「乳牛の絵本」(文:三友盛行/農山漁村文化協会)
  • 「はずかしがりやのおつきさん」(福音館書店)
  • 「ひつじかいとうさぎ」(福音館書店)
  • 「ヒツジの絵本」(農山漁村文化協会)
  • 「やまのディスコ」(架空社)
  • 「まざあ・ぐうす」(北原白秋訳/1976年/角川書店)
  • ぼくのピエロ」(作:草鹿宏/1980年/リブロポート
  • 「びんの中の子どもたち」(文:大海赫/1983年/偕成社)なおブッキングによる復刻版はスズキでなく大海の挿絵。
  • 「ねことビンボケ大戦争」(文:大海赫/1983年/偕成社)
  • 「大千世界の生き物たち」(1994年/架空社)
  • 「やさい町どんどん」(作:神沢利子/1994年/福音館書店)

映画

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  • プ」(1995年/サンタ役)

テレビ

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  • 「絵が語る僕のすべて〜絵本作家・画家 スズキコージの世界〜」(日曜美術館/2019年)

関連書籍

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  • 「アッチコッチの歌」(未知谷)「スズキコージの絵本原始力展」公式作品集
  • 「聖スズキコージの方舟」(未知谷)旧知の写真家みやこうせいが撮り溜めたスズキコージ写真集

脚注

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注釈

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  1. ^ 出典では、デビュー作の出版を「1971年」と記述しているが、世界文化社版現物の奥付には「昭和48年1月21日発行 ©️1973」と記載がある[1]。のち、2005年にビリケン出版より再刊。

出典

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参考文献

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  • 長塚通代 編「ニッポンの絵本作家100人パーフェクト・ガイド[永久保存版]」『月刊MOE 1月号:通巻291号』第26巻、第1号、白泉社、8-36頁、2004年(2004年1月1日発行)。ASIN B07XX5DF34全国書誌番号:00040278。「①生年月日 / ②出身地 / ③デビュー作 / ④2004年の予定 / ⑤絵本作家になったきっかけ / ⑥子どもの頃読んだ本で心にのこっているもの / ⑦好きな作家、作品 / ⑧絵本作家になりたい人、読者へのメッセージ。」 

関連項目

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外部リンク

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