ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア語: David di Donatello)は、イタリア映画アカデミー(L'Accademia del Cinema Italiano)が毎年主催する、イタリア映画における最高の名誉とされる賞である。受賞者にはドナテッロ作のダヴィデ像のレプリカが贈呈される。
沿革編集
1950年代半ばにローマで創設されたシネフィルのサークルであるオープン・ゲート・クラブ(Opne Gate Club)および国際映画クラブ(Club Internazionale del Cinema)に由来する。設立当初のシンボルはダヴィッド像ではなく、開いた門を象ったものであった[1]。
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞としての授賞式は1956年から行われており、2006年には創設50周年を記念して8名に特別賞が授与された[2]。
部門編集
現在の部門編集
- 作品賞(1970年-)
- 監督賞(1956年-)
- 新人監督賞(1982年-)
- オリジナル脚本賞(2017年-)
- 脚色賞(2017年-)
- プロダクション賞(1956年-)
- 主演男優賞(1956年-)
- 主演女優賞(1956年-)
- 助演男優賞(1981年-)
- 助演女優賞(1981年-)
- 撮影賞(2015年-)
- 作曲賞(1975年-)
- 歌曲賞(1986年、1989 - 1990年、2005年-)
- 美術賞(1981年-)
- 衣装賞(1981年-)
- メイクアップ賞(2008年-)
- ヘアメイク賞(2008年-)
- 編集賞(1981年-)
- 音響賞(2017年-)
- 特殊視覚効果賞(2004年-)
- 長編ドキュメンタリー賞(2004年-)
- 短編映画賞(1997年-)
- ヤング・ダヴィッド賞(2004年-)
- 外国映画賞(1959年-)
- ダヴィッド特別賞
- 生涯貢献賞
- 観客賞(2019年-)
廃止された部門編集
- EU映画賞(2004年 - 2018年)
- 録音賞(1988年 - 2016年)
- 脚本賞(1975年 - 2016年)
- 撮影監督賞(1981年 - 2014年)
- 外国監督賞(1966年 - 1990年)
- 外国プロダクション賞(1956年 - 1990年)
- 外国男優賞(1957年 - 1996年)
- 外国女優賞(1957年 - 1996年)
- 外国脚本賞(1979年 - 1980年)
- 外国サウンドトラック賞(1979年 - 1980年)
- 新人男優賞(1982年 - 1983年)
- 新人女優賞(1982年 - 1983年)
- ゴールデンプレート賞(1956年 - 2001年)
- ヨーロッパ賞(1973年 - 1983年)
- フランコ・クリスタルディ賞(1992年 - 1993年)
- ルキノ・ヴィスコンティ賞(1976年 - 1995年)
- ルネ・クレール賞(1982年 - 1987年)
- 学生賞(1997年 - 2003年)
- アリタリア賞(1984年 - 1991年)
脚注編集
- ^ “Accademia del Cinema Italiano - Premi David di Donatello”. www.daviddidonatello.it. 2019年3月4日閲覧。
- ^ ジーナ・ロロブリジーダ(女優)、ピエロ・トージ(衣装デザイナー)、ジュゼッペ・ロトゥンノ(撮影監督)、エンニオ・モリコーネ(作曲家)、ディノ・デ・ラウレンティス(プロデューサー)、フランチェスコ・ロージ(監督)、スーゾ・チェッキ・ダミーコ(脚本家)、マリオ・ガルブーリア(美術監督)の8名。
外部リンク編集
- 公式サイト(イタリア語)