デジタル・デビル・ストーリー

デジタル・デビル・ストーリー』(Digital Devil Story)は、西谷史による伝奇SF小説。挿絵はアニメーター北爪宏幸

コンピュータから召喚された悪魔(デジタル・デビル)と、私怨と好奇心で彼らを呼び出してしまった天才高校生プログラマーの戦いを、日本神話からの転生を絡めて描いている。

目次

概要編集

天才プログラマー・中島朱実の戦いを描いた『デジタル・デビル・ストーリー』3部作と、それから4年後の物語『新デジタル・デビル・ストーリー』6部作で構成されている。

1986年3月に徳間書店アニメージュ文庫で書き下ろされた第一作『女神転生』は翌年にOVA化。メディアミックス作品として、日本テレネットからパソコンアクションゲームが、ナムコからファミコンRPGが発売された。その後、ファミコン用RPGは開発元のアトラスによって原作小説とは無関係にさまざまな機種でシリーズ化され、『女神転生シリーズ』として現在も続いている。

全9作の売り上げは80万部を超えたという[1]。アニメージュ文庫が1998年に刊行を終了したため文庫版は絶版となったが、2004年よりアトラスの携帯電話サービス「メガテンα」にて、文庫版を加筆修正したデジタルノベルが配信された。また、2005年から翌年にかけて、シリーズ全作を携帯電話版とは異なる形で大幅に加筆修正した『愛蔵版 デジタル・デビル・ストーリー 女神転生』全3巻がブッキングより復刊されている。

原作者の西谷は、本作の着想の経緯を以下のように明かしている[1]。いわく、西谷は小説家となる以前、パソコンに対して不満やストレスを感じながらも電機メーカーに勤務していたが、あるとき支店から実現不可能な発注を受け、冗談で「オンラインで悪魔でも送りつけてやろうか」という暴言を口走った。それが「パソコンから呼び出される悪魔がネットを介して広まっていく」という物語の発想に繋がり、作品の売り込みをかけた出版社やゲームメーカーからも好感触を得る結果に繋がったという。

シリーズ一覧編集

アニメージュ文庫版編集

徳間書店刊。1986年から1993年にかけて、全9冊が発行された。

デジタル・デビル・ストーリー編集

  1. 女神転生 ISBN 4-19-669552-3
  2. 魔都の戦士 ISBN 4-19-669558-2
  3. 転生の終焉 ISBN 4-19-669576-0

新デジタル・デビル・ストーリー編集

  1. 捕われの女神 ISBN 4-19-669629-5
  2. 氷界の女王 ISBN 4-19-669642-2
  3. 神魔の惑星 ISBN 4-19-669649-X
  4. 怒りの妖帝 ISBN 4-19-669656-2
  5. 女神よ永遠に ISBN 4-19-669661-9
  6. 転生の絆 ISBN 4-19-900005-4

愛蔵版編集

ブッキング刊。文庫版に大幅な加筆修正を加えた愛蔵版。2005年から翌年にかけて、全三巻が復刊されている。第一巻の表紙絵は「転生の終焉」の表紙絵を採用、第二巻と第三巻は新たに描き下ろされている。ただし、原画の経年劣化や散逸によって、愛蔵版に収録されなかった挿絵や口絵が多数ある。

  1. 女神転生 ISBN 4-8354-4183-4 - デジタル・デビル・ストーリー三部作を収録。
  2. 女神転生2 ISBN 4-8354-4235-0 - 新デジタル・デビル・ストーリー1 - 3を収録。
  3. 女神転生3 ISBN 4-8354-4236-9 - 新デジタル・デビル・ストーリー4 - 6を収録。

ストーリー編集

デジタル・デビル・ストーリー編集

1980年代後半、インターネットという概念が未だ人々に浸透していなかった時代。

東京・国立市にある十聖高校の3年生・中島朱実は、その美貌から、他の男子生徒の羨望や嫉妬を招きがちであった。プログラマーとしての天賦の才にも恵まれていた彼は、コンピュータ理論と魔術理論の類似性に着目し、ひそかに「悪魔召喚プログラム」の制作に没頭していた。自らプログラムを組みながらも、悪魔を召喚する目的が見つからなかった朱実は、稼動実験を躊躇していたが……。

そんなある日、朱実の身にプログラム稼動を決意させる出来事が起こってしまった。彼に振られた高見沢京子の逆恨みで、空手部の主将・近藤弘之に暴行されてしまったのだ。深い私怨に衝き動かされた朱実は、ついにプログラムを稼動、人間界に悪魔(デジタル・デビル)を召喚して復讐を果たしてしまうのだった。

それから二ヵ月後。朱実のクラスに白鷺弓子という少女が転入してきた。彼女は朱実に強い既視感覚を覚えるが、朱実は全く取り合おうとしない。それが二人の前世からの深い因縁によるものであり、これから先の運命を大きく変えていく前兆でもあることなど、弓子はもちろん、朱実自身全く知る由もないことだった。

その日の放課後、朱実は古文担当の小原教諭をCAIルーム(コンピュータ学習室)に呼びつけた。好奇心に抗いきれず、CAIルームに忍び込んだ弓子の目前で繰り広げられる、禍々しい悪魔降臨の儀式……。コンピュータによって召喚された悪魔「ロキ」は、復讐を果たす代償として、女の生贄を要求していたのだった。

不幸にも、次の生贄に弓子が選ばれてしまった。先日の一件以来、彼女のことが気になりだしていた朱実は、躊躇しながらも、ロキの求めるままに生贄の儀式を行ってしまう。

新デジタル・デビル・ストーリー編集

魔王ルシファーとイザナミ神の戦いから3年後。日本を含むほとんどの国家は既に魔族の支配下に置かれていた。魔族に抵抗した大和の神々は敗北し、降伏を拒んだイザナミ神は処刑されて諏訪下社でさらし者となっている。ある冬の夜、人間界に転生した大和の神・タニグクは、今は死したイザナミ神を反魂の術によって蘇らせようと試みるが……。

それから1年後。十聖高校2年生の北明日香は、クラスメイトの木戸礼子を治安警察から救ったことがきっかけで、魔族に抵抗する秘密組織「十字軍」と関わりを持つようになった。そして彼らの話から、魔族による世界支配の実態と、かつて憧れを抱いた女性・白鷺弓子が大和の神によって転生復活し、魔族に囚われている現状を知らされる。弓子が中島朱実の恋人であることを知りつつも、彼女への想いが未だに捨てきれない明日香は、弓子を救い出すため、礼子や十字軍のメンバーたちと共に魔都と化した新宿特別区に潜入する。

登場人物編集

デジタル・デビル・ストーリーの人物編集

中島 朱実(なかじま あけみ)
旧シリーズの主人公。十聖高校3年生であり、プログラマーとしての天賦の才に恵まれた美少年。日本創造神・イザナギ神の転生した姿でもある。
選抜クラスの中ではそれほど成績が良いわけではなかったが、美貌とプログラミングの知識から、クラス内でも一目置かれる存在であった。屈辱を味わったことがきっかけとなり、私怨と復讐心と好奇心から、自ら組み上げた「悪魔召喚プログラム」を稼動、人間界に悪魔ロキを召喚する。悪魔召喚に成功してしばらくは悪魔の力を借りて学校を支配し、そうとは知らぬまま前世の妻でもある白鷺弓子をも生贄として捧げようとするが、実体化したロキとの死闘の最中にイザナギ神としての記憶を取り戻し、悪魔を倒すことを決意する。改心した後は自らが招いた事態の責任を取るため、そして何よりも最愛の人である弓子を守るために悪魔たちと戦うが、やがて自ら犯した罪の重さに耐えきれずに心を蝕まれていく。
セトとの戦いから一ヵ月半後、自分と弓子を侮辱した暴徒を殺害したために警察に逮捕される。再審のない一度きりの裁判の結果、以前にも悪魔を召喚して同級生を殺したことと合わせて死刑を求刑され、翌日に求刑通りの判決を受ける。執行日に公開処刑場にて逃走を図ったものの、夢魔に惑わされて正気を失い、居合わせた群集を無差別に斬殺。ついには弓子にも斬りかかったため、彼女を守ろうとしたイザナミ神によってやむなく殺害されてしまう。
肉体を失い霊魂のみの存在になった後も、弓子のことを常に案じ続け、事あるごとに弓子や彼女を慕う明日香に助力していた。崇徳上皇との戦いの後、生きて再び弓子とめぐり合うために転生の環に身を投じる。
白鷺 弓子(しらさぎ ゆみこ)
札幌から十聖高校に転入してきた美少女。イザナギ神の妻、イザナミ神の転生で、朱実とは深い因縁と絆によって結ばれている。
一度はロキによって殺害されるが、朱実とイザナミ神の助力によって再び命を取り戻した。イザナミ神の形質と強大な理力(念動力と発火能力)を受け継ぎ、高濃度の生体マグネタイトを保有する特殊体質ゆえに、それを人間界に留まる縁とする魔族から狙われる身となってしまう。
イザナミ神に憑依されていたとはいえ、愛する中島朱実を手に掛けてしまったことに絶望し、彼の後を追って自らの命を絶ってしまう。
イザナミ神亡き後、大和の神・タニグクの反魂の術によって転生復活するが、朱実を失った痛手は甚大で、精神の均衡を失っていた。狂気に蝕まれたまま、魔族や大和神族に利用されていたが、朱実や明日香たちの助力によって正気を取り戻した。その後はケルベロスと共に惑星黄泉に留まり、朱実の転生復活を待ち続けることを決意する。
小原(おばら、※愛蔵版では「おはら」に変更)
十聖高校の古文教諭。モデルを思わせる妖艶な美女。
教え子の中島朱実によってロキの生贄として捧げられ、最初こそ抵抗したもののロキに魅了され、その子を身ごもってしまう。ロキを失った後もその恋慕と執着心は凄まじく、ついにはCAIルームに残されていた悪魔召喚プログラムを盗み出してしまった。
愛するロキを倒した朱実と弓子に復讐するため、二人の家族に危害を加えるも、最後は弓子の念動力によって致命傷を負い、セトが憑依したロキの子を産み落として息絶えた。
ロキ
中島朱実によって人間界に召喚された最初のデジタル・デビル。奸智と美貌で知られた北欧神話の神。
生贄として献上された小原を操り、人間界を我が物にせんと企んでいる。自らの肉体を不定形の原形質に変化させたり、ブロンズのように硬質化させることができる。また、蝿を使い魔にし、彼らから情報を収集する能力も持っている。人間界に実体化した際に弓子やクラスメイトたちを殺害するが、イザナミ神からヒノカグツチの剣を授かった朱実によって倒された。
ケルベロス
中島朱実によって召喚された電子獣。ハンドヘルドコンピュータを介して召喚、実体化させることができる。
悪魔としての強さはロキよりずっと劣るが、召喚者に忠実で朱実たちに忠義を尽くす。一時は狂気に染まった朱実を見限って魔界に去るが、朱実が遺した悪魔召喚プログラムによって再び人間界に召喚され、礼子たちを救った。
イザナミ
日本創造の女神。神々の母であると共に黄泉の統治者でもある。イザナギ神とは兄妹にして夫婦。白鷺弓子の前世の姿。
自身の転生である弓子と朱実に助力し、悪魔達と戦うための力を与える。冥界の女神であるゆえ、人間界に直接降臨することはできないが、弓子に憑依してその肉体を操ることはできる(中島朱実とイザナギ神は同一存在であるため、二人が同時に現れることはない。三貴子を始めとした他の神々の転生も同様である。白鷺弓子とイザナミ神が個別に存在し、それぞれ別行動を取っているのは非常に特殊な例)。
夫であるイザナギ神の復活と自らの器としての弓子に最後まで固執し続け、彼女を守るためにやむなく朱実を殺害したことで弓子に完全に見限られてしまう。単独で魔族に勝ち目のない戦いを挑む直前、密かに朱実の亡骸を惑星黄泉に運び込み安置した。
チャールズ・フィード
マサチューセッツ工科大学(MIT)教授(工学博士)にして、米国魔術界の総帥。ISG(インターナショナル・サタニスト・ガーデン)を組織し、魔術や錬金術を科学に役立てようとしている。魔族の侵略に対抗するため、シリーズ全編にわたって主人公たちに助力する。
イスマ・フィード
チャールズ・フィードの弟。白魔術を実践する兄とは逆に邪悪な野望を抱き、魔族と手を結んで世界支配を企む冷酷非情な黒魔術師。小原が盗み出した悪魔召喚プログラムを独自に改良し、デジタル・デビル「セト」の実体化を図る。
成川(なるかわ)
内閣情報調査室特務二部の捜査官。武芸百般にも優れ、内調の中でも最も優秀な男と評されている。フィード教授を護衛する任に就くが、中島朱実と出会った時から不思議な既視感覚を覚え、仕事の範囲を超えて彼に協力することになる。
三貴子(みはしらのうずのみこ)の一柱・ツクヨミ神の転生した姿であり、自らを犠牲にして朱実とフィード教授をセトの魔手から救った。
セト
ロキの次に出現したデジタル・デビル。エジプト神話にて全ての神々を敵に回し互角に戦ったと伝えられる恐るべき邪神。イスマとの契約によって人間界に降臨し、生体マグネタイトを得るために多くの人々を体内に取り込んで巨大化する。静止衛星スタースコーピオンにて悪魔召喚プログラムを稼動され、宇宙空間にその実体を現すも、朱実と弓子によって倒された。
ルシファー
かつて天界を追放された堕天使にして、数多の魔族を従える魔王。金髪碧眼の美しい若者の姿だが、黄金色のオーラを身に纏い、魔王の名に違わぬ風格と強大な理力を有している。セイレーンや夢魔などの配下の小悪魔たちを使い、悪魔の知略で朱実と弓子を追い詰めていく。
敵対する大天使ミカエルから最高神からの預言を託され、世界崩壊を回避するために大天使ガブリエルと共闘することになる(ルシファーは人類の滅亡を望んでいない)。数多の怨霊を率いて東京に核ミサイルを撃ち込もうと画策する崇徳上皇と、東京上空で壮絶な死闘を繰り広げる。

新デジタル・デビル・ストーリーの人物編集

北 明日香(きた あすか)
新シリーズの主人公。十聖高校2年生であり、中学時代に校門でかいま見た白鷺弓子に憧れを抱き、同校に進学した。
大和の神によって転生復活した白鷺弓子の行方を追って、クラスメイトの木戸礼子たちと共に魔都と化した新宿特別区に潜入する。
三貴子の末弟・スサノオの転生で、中島朱実、白鷺弓子の両名とは深い因縁によって結ばれている。弓子と同じような念動力を行使し、潜在的に死者の魂を引き寄せる力を持っている(中島朱実、崇徳上皇復活の一因ともなる)。
木戸 礼子(きど れいこ)
明日香のクラスメイト。ボーイッシュで可愛らしい外見をしているが、案外古風な性格であり、生真面目で正義感が強い。
魔族に抵抗する秘密組織「十字軍」のメンバーでもあり、治安警察に連行されそうになったところを明日香に救われ、以後彼と行動を共にするようになる。三貴子の長姉・アマテラスの転生で、朱実と弓子、明日香とは前世からの深い因縁で結ばれている。明日香のように戦闘に特化した力は持たないが、あらゆるエネルギーを体内に取り込んで光や防護壁に変えることができる。
キララ
明日香たちが新宿特別区に潜入した際に出会った、少女を思わせる中性的な美貌を持つ少年。
暴行されていたところを助けられたのが縁で、明日香たちと行動を共にする。後にフィード教授のアシスタントも務めることになる。
沢女(さわめ)
大和神族の一人で水を操る力を持つ。見た目は7、8歳の幼い少女だが、実際はかなりの年月を生きている精霊。
前世での確執から、明日香に対して猜疑心を抱く他の神族たちとは違って、無邪気に彼を慕う。黄泉から脱出した後は最後まで明日香たちと行動を共にしている。
サンジェルマン伯爵
ルシファーの参謀。数千年を生きたともいわれる怪人で、卓越した頭脳と科学技術を持つ。遺伝子操作による新生物の合成、実像を伴うホログラムやイグドラジルを用いた魔法陣の作成など、人智を超えた技術を駆使してルシファーによる世界支配を支えている。
その正体は十二使徒の一人・イスカリオテのユダ。敬愛していたイエス・キリストを磔刑に追いやり、自らに「裏切り者」の役割を強いた最高神に憎悪を抱いている。
ベルゼブー
ルシファー直属の魔族。面長で逞しい肉体を持つ誇り高き武人。中世の騎士のような鎧と剣に身を包んでいる。大剣から強力な波動を発し、触れずして周囲の物体を断ち割ることができる。透視力や亡者を使役する能力も持つ。明日香との戦闘を通して、次第にその力量を認めていき、敵対する立場でありながら彼に助言を与える。
ナリ
ロキと正妻シギュンの間に生まれた嫡男。ルシファーに忠誠を誓い、大和特別区にあるイザナミ神の墳墓・白鷺塚を封印している。自らの姿を周囲の環境に合わせるため、白衣黒袴に身を包み、和弓を武器にしている。兄弟の中では父の形質を最も色濃く受け継いでおり、肉体をブロンズのように硬質化させることができる。魔族でありながら、人間の女性を愛してしまう。
異母妹・ヘルとの戦いに敗れた後、明日香に憑依して復讐を果たそうとするが、中島朱実の霊によって執着から解放される。
ヘル
辺境の惑星ニブルヘイムの女王。ロキと妖女アングルボーザとの間に生まれた娘で、ブロンドの髪と均整の取れた肢体を持つ美女。外見からは想像もつかない程の恐ろしい魔力を持ち、強烈な冷気を操り周囲の物体を凍結させる。ナリの異母妹だが、疎んじられて二人の兄フェンリルヨルムンガンドと共にニブルヘイムに追放されていた。自らの版図を広げるため、ニブルヘイムの巨人族を率いて地球へとやってきた。
ルシファーの甘言によって白鷺塚を通じて惑星黄泉に侵攻し、大和神族を滅亡に追い込むが、逆に封印から解かれた崇徳上皇や明日香たちによって愛する部下・スノリと二人の兄を失ってしまう。
ジョン・クォーク
史上最悪とも揶揄されている米国副大統領。密かに十字軍のバックアップもしている。
大天使ガブリエルの転生で、最高神からの預言が未だ得られないことに焦りを抱いている。ルシファーとの直接対決における甚大な被害を避けるため冷戦状態を貫いていたが、同じ大天使のミカエルから最高神からの預言を託され、世界崩壊を回避するためにルシファーと共闘することになる(ガブリエルと同じく、ルシファーも人類の滅亡を望んでいない)。
ガブリエルは女性、または中性の存在として描かれることが多いが、この作品では男性として描かれている。
リリト
ルシファーの妃。ルシファーの命で、現世に転生したストクをルシファーの所まで連れて来る案内役を任される。
一方心の内では人類を汚物と評しており、その汚物にまみれた地球を支配する事に執着するルシファーに異を唱えている。最高神の世界崩壊のシナリオに賛同し、地球を清める目的でさまざまな暗躍を行う事となる。
崇徳上皇(すとくじょうこう)
大和神族によって惑星黄泉に封じられていた、日本最強の怨霊。明日香とベルゼブーによって封印を解かれる。
自らに過酷な運命を強いた最高神に復讐するため、部下である源為朝藤原頼長と共に転生復活し、現世を滅ぼそうと暗躍する。
神々の転生体でも魔族でもないにも関わらず、その深い恨みによって得た力はヘルすらも凌ぐ程強大である。
封印を解かれた後、黄泉に安置されていた朱実の亡骸に憑依し、弓子を利用しようとするが、霊魂となった朱実自身によって阻止される。現世に転生復活した後、自らの呪いを成就させるため、東京に核ミサイルを撃ち込もうと画策し、数多の怨霊を率いて海を渡る。それを阻止しようとするルシファーと、東京上空で壮絶な死闘を繰り広げる。

OVA編集

1987年3月25日、第一作『女神転生』を原作としたOVA『デジタル・デビル物語 女神転生』が発売された。1987年3月27日には「OVA BEST SELECTION」と題され劇場公開もされている(同時上映「みんなあげちゃう」)。2002年1月25日にパイオニアLDCよりOVAをリマスタリングしたDVDが発売。こちらはオリジナルのネガフィルムからニュープリントを起こしてテレシネしなおし、画質を向上させたものであり、映像特典として「劇場版予告編」と「北爪宏幸イラスト・ギャラリー」が収録されている。

その後、パイオニアLDC版のDVDは生産・販売中止になり長らく新品を購入する事は難しくなっていたが、2007年1月26日にハピネットより「TOKUMA Anime Collection」として再度DVD化された。映像はパイオニアLDCから発売された物とほとんど変わらないが、ジャケットに使用されたイラストやブックレットの内容は異なっている。

キャスト編集

スタッフ編集

主題歌編集

「LADY YOUR EYES」
作詞 - 杉本誘里 / 作曲・歌 - YOURI with the CASH / 編曲 - 難波弘之

脚注編集

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  1. ^ a b 西谷史 「西谷史先生直伝! ライトノベル創作講座 あなただけの発想力を磨こう」『ライトノベルを書きたい人の本』 榎本秋、成美堂出版、2008年10月10日、56-57頁。ISBN 978-4-415-30387-1

関連項目編集

外部リンク編集