ノースゲートビルディング

大阪ステーションシティ > ノースゲートビルディング

ノースゲートビルディング (NORTH GATE BUILDING) は、JR大阪駅の北側にある駅ビル。ビルの正式名称は大阪駅新北ビルである。旧大阪駅北ビルと大阪駅旧9・10・11番のりばの跡地に建設され、大阪駅と直結している。駅南口のサウスゲートビルディング(旧・アクティ大阪)とともに巨大複合商業施設である大阪ステーションシティを構成している。

ノースゲートビルディング
NORTH GATE BUILDING
施設情報
所在地

大阪府大阪市北区梅田三丁目125番2号

地図
座標 北緯34度42分10.8秒 東経135度29分43.8秒 / 北緯34.703000度 東経135.495500度 / 34.703000; 135.495500
状態 完成
建設期間 2006年9月21日-2011年3月31日
開業 2011年5月4日
用途 複合商業施設オフィス
地上高
屋上 最高部約150m、軒高144.415m
各種諸元
階数 地上29階
塔屋2階
地下3階
延床面積 約210,000 m2
関連企業
設計 日建設計
施工 大林組大鉄工業竹中工務店錢高組淺沼組JV
管理運営 大阪ターミナルビル西日本旅客鉄道
テンプレートを表示
ノースゲートビルディング オフィスタワー(中央のビル)

概要 編集

ノースゲートビルディングは西側の高層棟(28階建て・高さ約150m)と東側の低層棟(13階建て・高さ約78m)から構成され、中央部には巨大な吹き抜け空間である「アトリウム広場」が設置されている。延床面積は21万m2ファッションビルのルクア大阪(ルクア+ルクア1100)やシネマコンプレックス伊藤忠商事大阪本社などが入居する高層のオフィスタワーなどで構成される複合商業施設である。大阪ステーションシティとして開業した当時は、ルクア1100は百貨店のJR大阪三越伊勢丹として開業したが、周辺の百貨店との競合による売り上げ不振のため、2015年にファッションビルに転換を行った。

2011年5月4日に開業し、初日には約50万人が訪れた[1]。同年6月3日、開業1カ月で来店客数が1千万人を突破した[2]

2024年秋に大阪駅の新駅ビルとして開業する「イノゲート大阪」にペデストリアンデッキにて、接続される[3]

フロア構成 編集

西 中央
28階 ラグナヴェール PREMIER × ×
15 - 27階 オフィス
14階 オフィス 天空の農園
12・13階 コナミスポーツクラブ大阪ステーションシティ
11階 大阪ステーションシティシネマ サポートプラザ
風の広場
10階 ルクアダイニング ルクアダイニング ルクアダイニング
和らぎの庭
9階 ルクア1100専門店街 吹き抜け ルクア専門店街
8階 ルクア1100専門店街/isetan ルクア専門店街
7階 ルクア1100専門店街 連絡通路 ルクア専門店街
6階 ルクア1100専門店街 吹き抜け ルクア専門店街
5階 ルクア1100専門店街 連絡通路 ルクア専門店街
4階 isetan 吹き抜け ルクア専門店街
3階 ルクア1100専門店街 連絡通路 ルクア専門店街
2階 ルクア1100専門店街/isetan アトリウム広場 ルクア専門店街
カリヨン広場
1階 isetan 連絡通路 ルクア専門店街
地下1階 ルクア1100専門店街 ルクア専門店街 ルクア専門店街
ルクア1100専門店街/isetan
地下2階 isetan Food Hall バルチカ

主な入居施設 編集

ルクア1100(旧JR大阪三越伊勢丹) 編集

ビル西側の地下2階から10階までに出店する。以前はジェイアール西日本伊勢丹が運営する百貨店であり、三越伊勢丹の経営統合の象徴として「三越伊勢丹」の名で初出店した店舗であった。しかし業績不振による2014年夏の一時閉店の後、2015年4月にファッションビルである「ルクア1100(イーレ)」としてリニューアルした。

ルクア 編集

ビル東側の地下1階から10階に入居するJR西日本SC開発専門店街(ファッションビル)である。「ルクア(LUCUA)」という施設名は「Lifestyle」「Urban」「Current」「Axis」の頭文字であり、「Look up」「歩く」ともかけて命名された。ルクア1100(イーレ)とアトリウム広場を挟んで隣接している。

大阪ステーションシティシネマ 編集

ビル東側の11・12階に入居する12スクリーン・約2,500席を備える関西最大級のシネマコンプレックスで、松竹マルチプレックスシアターズ松竹グループ)・TOHOシネマズ東宝グループ)・ティ・ジョイ東映グループ)の大手3社が共同で運営する。これは札幌シネマフロンティア札幌駅札幌ステラプレイス)に次いで2例目となる。

3Dスクリーンは合計4スクリーン設置され、3D上映システムは、日本初上陸の「ネストリ3Dシネマシステム」を採用している。

なお、この施設の開業に伴い、松竹系の梅田ピカデリーは2011年1月16日をもって閉館した[4]

大阪駅JR高速バスターミナル 編集

ビル1階北側(交通広場1階)にあるバスターミナルで、ノースゲートビルディング完成まで大阪駅桜橋口にあった高速バス乗り場(西日本JRバスと共同運行会社が使用[注釈 1])と、御堂筋北口にあった阪急バス加島線)と大阪市営バス(降車専用)のバス乗り場を集約させる形で設置された。

その他 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 観音寺エクスプレスのように西日本JRバスが運行せず(予約・発券・運行支援業務のみ)、JRバス他社の単独運行となる路線もある。

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集