パトライトは、

  1. 主にパトカー救急車消防車などの緊急車両に装備され、また救急対応可能な病院の専用入り口に設置されている回転灯などに利用されるパトライト社の登録商標。
  2. 機材自体はパトランプと呼ばれる(同社では「警光灯」と呼称)。赤・青・黄・緑・紫がある。またそれ以外にもパチスロ機のボーナス告知、コンビニエンスストアの緊急事態などの告知、あるいは工場内の設備などにタワー状にパトランプ複数個を一体にしたもの(シグナルタワー)で設備の稼働状況(例えば、緑黄赤3灯式で、緑灯なら正常稼働、黄灯なら材料待ち、赤灯なら故障など)など、ある事態を告知するためのランプとして広く使われている。英語ではRotary Beacon Light。日本では緊急車両の緊急走行時サイレンの吹鳴とともに目にする機会が多いことからサイレンと混同されることがあるが、全くの別物である。
  3. 1.を製造する日本の企業。以下で述べる。

株式会社パトライト
PATLITE Corporation
パトライト大阪本社.jpg
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6825
2005年3月1日 - 2008年3月21日
本社所在地 日本の旗 日本
541-0056
大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目1番3号
設立 1985年(昭和60年)2月25日
(株式会社福寅)
業種 電気機器
法人番号 6120001131999 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 高野 尚登
資本金 3億円
純利益 4億4300万円(2020年03月31日時点)[1]
純資産 75億1200万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 140億1700万円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数 連結958名、単独621名
(2017年10月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 因幡電機産業株式会社 100%
関係する人物 佐々木寛一(創業者)
外部リンク www.patlite.co.jp
特記事項:2012年2月1日株式会社福寅が旧会社を合併し(新)株式会社パトライトに商号変更した。旧会社の設立日1963年(昭和38年)1月10日
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現在のパトライト東京営業所(大崎)

株式会社パトライト: PATLITE Corporation)は、回転灯などを主に製造している、大阪府大阪市中央区に本社を置く会社である。因幡電機産業株式会社の完全子会社。

沿革編集

  • 1947年1月 佐々木寛一が自分の名から取った「ササ電機研究所」として、大阪市阿倍野区にて創業。
  • 1955年 音響機器用直流マイクロモータを開発。
  • 1963年1月10日 「株式会社佐々木電機製作所」として設立される。
  • 1965年 ブレーキを踏むことで光る、赤色の回転灯を開発。自動車の後部に搭載し、ヒットする。
  • 1977年 海外の製品を参考に、警察車両向けに大型化してサイレン用スピーカを一体化した「散光式警光灯」を製品化。後に、警察に採用される。
  • 1981年 大阪府八尾市に本社移転。
  • 1982年 積層式表示灯を開発、販売。
  • 1984年 音声合成はじめ音製品を開発、警報音響分野に進出。
  • 1985年 創業当初から続けていた、松下電器産業からの下請けをやめる。
  • 1989年 米国ロサンゼルスにSASAKI ELECTRIC(U.S.A.)CORPORATION(現PATLITE(U.S.A.)Corporation)を設立。
  • 1990年 LEDボードを開発、販売。
  • 1994年7月 商号を(旧)株式会社パトライトに変更。兵庫県三田市の三田テクノパークに三田工場完成。
  • 1996年 ブーメラン型回転灯を開発し、特許を取得。
  • 1997年 ISO9001認証・取得(本社・テクノセンター・三田工場)。
  • 1998年 シンガポールに東南アジアの販売拠点としてPATLITE(SINGAPORE)PTE LTDを設立。
  • 1999年 インドネシアのバタミンド工業団地にPT.PATLITE INDONESIAを設立
  • 2000年6月2日 大阪証券取引所2部に上場。
  • 2001年4月5日 東京証券取引所2部に重複上場。ISO14001認証・取得(本社・テクノセンター・三田工場)。PT.PATLITE INDONESIA ISO9001認証・取得。
  • 2003年 マルチカラーLEDボードを開発、販売。
  • 2005年3月1日 大阪証券取引所1部、東京証券取引所1部に上場。第一回関西経営品質イノベーション賞受賞。中国の上海にPATLITE(CHINA)CORPORATIONを設立。
  • 2007年 大阪市中央区に本社移転。
  • 2007年11月14日 創業家一族の資産管理会社である株式会社福寅がTOBを実施し、完全子会社化をめざすと発表。
  • 2008年3月21日 上場廃止。
  • 2009年 ドイツのミュンヘンにPATLITE Europe GmbHを設立。
  • 2010年 ワイヤレス・データ通信システムAirGridを開発、販売。
  • 2011年 韓国のソウルにPATLITE KOREA CO., LTD.を設立。
  • 2012年2月1日 株式会社福寅が株式会社パトライトを吸収合併し、(新)株式会社パトライトに商号変更。
  • 2013年5月13日 因幡電機産業株式会社が全株式を取得し、同社の完全子会社となる。
  • 2014年 台湾にPATLITE TAIWAN CO., LTD.を設立。
  • 2016年 タイにPATLITE(THAILAND) CO., LTD.を設立。
  • 2017年10月1日 春日電機株式会社と合併。
  • 2019年 メキシコにPATLITE MEXICO S.A. de C.V.を設立。

主な製品編集

 
パトカーの回転灯(エアロブーメランAWS型)
 
鉄道施設京王電鉄向けスピーカー
  • 散光式警告灯(パトカー、救急車、消防車、道路維持作業車など緊急車輌用の回転灯)
    (近年のシェアは、ほぼ100%。他のメーカーとしては、消防車を中心に使用される「大阪サイレン」、旧型や民間の車両では「小糸製作所」製、前方集中型点滅灯には「スタンレー電気」、店舗の宣伝用には直流12・24ボルトではなく商用電源で作動する「東京メタル工業」の物も使用される。また最近、消防車両にウィレン社のストロボ式警告灯、モーターサイレンに「東京サイレン」の物を導入する消防本部が見られる)
  • 電子サイレンアンプ
  • 回転灯

  創業当時からのロングラン商品。

  看板、駐車場の出入口、コンビニ入り口(防犯用)など注意喚起用などに使用される。

  • 積層信号灯(シグナルタワー)

  アメリカ・シリコンバレーの半導体工場で使われている製品のシェアは、約70%。

  2017年の市場調査によると世界シェア№1

  • 工事現場、道路の液晶表示板
  • マイクロモーター(現在は生産終了)
  • ネットワーク監視表示灯
  • 音・音声合成報知器
  • LED照明
  • 端子台
  • ホイスト

など他

音声合成編集

音声アナウンスは、旧機種より田中千架子鷹木ひめか秀平真由美が担当している。 音声合成装置のアナウンス声優は、でこぼこフレンズ関連が多い。 旧機種の女声アナウンスは、たまご王子(田中千架子)、ふじおばば(鷹木ひめか)の声で、現在は秀平真由美が担当している。 現在の男声音声は、オオガーラ(奥生史生)の声で案内する。

脚注編集

[脚注の使い方]

関連項目編集

外部リンク編集