パルシステム生活協同組合連合会

東京都新宿区にある消費生協の連合会
パルシステムから転送)

パルシステム生活協同組合連合会(パルシステムせいかつきょうどうくみあいれんごうかい)は、東京都新宿区に主たる事務所をおく日本の首都圏を中心とした消費生活協同組合(消費生協)の連合会である。加盟総数は約152万世帯、総事業高2,117.8億円(2018年3月現在)。食を中心とした商品の供給事業、共済・保険事業、福祉事業、電力事業の全部で4事業を展開している。

概説編集

事業エリアは首都圏を中心とした1都11県(宮城県/福島県/茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/新潟県/山梨県/静岡県)。宮城県は利用事業会員。

「パルシステム」は英語のpal(友達、仲間)とsystem(制度、体系)を組み合わせた造語である。「個人の参加が大きな協同をつくり出す」という意味をこめている。

一般のコープが主にスーパーとの競争のために低価格路線を追求するのに対して、パルシステムでは、独自の基準に沿った添加物の少ない商品や、低化学肥料・低化学合成農薬栽培に取り組む産直をコンセプトにしているのが特徴。産直事業には力を入れており、「産直四原則」に則って産直協定を結んだ全国366ヵ所の産直産地(青果278、米33、畜産20、牛乳4、卵18、水産11、森林2)との直接取引を行っている。加えて、組合員及びその家族限定の産地ツアーや、「公開確認会」と呼ばれる相互確認制度により、生産者と組合員が交流できる場が多数設けられている。

イメージキャラクターの「こんせんくん」を用いるなどして宣伝を行っている。パルシステムの産直の魅力を伝えようと北海道根釧地方からやってきた、1歳の牛の男の子という設定。自社配送トラックに描かれているほか、商品展示会といった各種イベントにも登場する。

インターネット注文システムおよびアプリ開発にも力を入れている。「オンラインパル」と称するインターネット注文登録者は2017年3月末時点で、42万人となっている。アプリの例として、注文しない週の手数料が無料となる「タベソダ」、紙面を見ながら番号を入力するだけで注文できる「ぽちパル」、食材管理ができる「まめパル」などがある。

沿革編集

  • 1977年 - 「首都圏生活協同組合事業連絡会議」発足。
  • 1987年 - 「首都圏コープ事業連合」に名称変更。
  • 1990年2月9日 - 生活協同組合連合会首都圏コープ事業連合として法人改組。
  • 1992年 - 青果共同仕入事業の「株式会社ジーピーエス」設立。青果の仕入物流を開始。
  • 2003年 - 環境事業の「株式会社エコサポート」設立(現在の株式会社パルシステム電力)。
  • 2004年2月1日 - 牛をモチーフにした「こんせんくん」をキャラクターに設定し、「パルシステム」ブランドを強調した事業を開始する。
  • 2005年9月 - 「パルシステム生活協同組合連合会」に名称変更。
  • 2016年 - 「株式会社エコサポート」を「株式会社パルシステム電力」に改称。発電事業を担う子会社、「株式会社パルシステム発電」を設立。
  • 2017年 - 第1回「ジャパンSDGsアワード」で、SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞を受賞。

食の安全への取り組み編集

福島第一原子力発電所事故による放射性物質へのパルシステム対応方針には、「暫定規制値の見直しを政府に求めるとともに、できる商品群から自主基準を定めます」とあり、東北・関東産の食品を自主検査機関で調べている。検査結果はウェブサイトにて公表している。[1]

加盟生協編集

脚注編集

  1. ^ 放射性物質の食品汚染への対応について

関連項目編集

外部リンク編集