山田化学株式会社(やまだかがく)は、三重県伊賀市に本社を置くプラスチック製品のメーカーである。

山田化学株式会社
YAMADA CHEMICAL CO.,LTD
山田化学ロゴ
山田化学ロゴ
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
518-1155
本店所在地 518-0034
設立 1988年3月
業種 製造業
法人番号 1190001008774 ウィキデータを編集
事業内容 家庭日用品の企画・製造・販売[1]
代表者 山畠俊也(社長[1]
資本金 1,000万円[1]
売上高 約86億円(2020年度)[2]
従業員数 85名(2021年6月現在) [2]
外部リンク http://www.yamadakagaku.co.jp
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概要

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主に家庭用プラスチック製品やミニチュア商品の製造を手掛けている。これらの販売は、100円ショップが主となっている。商品情報は「主な製品」を参照。

沿革

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  • 1988年昭和63年)3月 - 山田化学株式会社を大阪府八尾市に設立する。
  • 1989年平成元年)8月 - 本社が大阪府東大阪市に移転する。
  • 1999年(平成11年)3月 - 本社が三重県伊賀市大内岩根に移転する。
  • 2002年(平成14年)5月 - 本社が三重県伊賀市治田大沢に移転する。
  • 2004年(平成16年)5月 - 株式会社スエヒロの営業権の一部を護受する。
  • 2012年(平成24年)8月 - 有限会社イーハンズの営業権を護受する。

(出典:[1]

事業所一覧

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  • 本社
    • 三重県伊賀市治田3090-1[1]
  • 本店
    • 三重県伊賀市大内岩根662-1[1]
  • 事業所(大阪オフィス)
    • 大阪府東大阪市柏田本町1-9 4F[1]

主な製品

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両面テープやプラスチック製の家庭日用品(ごみ箱や仕切り付きケースなど)、パイプ椅子・買い物かご・フードコンテナなどのミニチュア商品を製造している[3]。なお、ブリキ)など金属を使用した製品(例:「ココアシガレット」など実在商品を基にした缶ケース、貨物コンテナ風小物入れの「ブリックコンテナ」や「トラック荷台[注 1])は中国にある提携工場で製造している[2][3]

輸送コンテナを模した缶ケースの販売は2020年12月頃から順次開始し、2022年10月にはそれを載せるためのミニチュアとして、コキ106形貨車の販売を開始した。商品に関する詳細は下記の各項目を参照。ちなみに、伊賀情報タウンユーが2021年6月12日付で投稿した記事には「山畠社長が2020年1月にミニチュア市場に参入したこと」・「シリーズ月間販売数が50万個を突破したこと」・「2020年度の売上高が約86億円(前年比約13億円増)となったこと」を報じている[2]

ミニチュア商品

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主な商品は下記のとおり。完成品を製造・販売しているが、など一部の商品は組立式キットである。なお、一部の商品は2023年に『創彩少女庭園』とのコラボレーションが行われた[4][5][6]

缶ケース

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実在するお菓子の商品パッケージを印刷した缶ケース[3]

ブリックコンテナ

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貨物コンテナ風小物入れの愛称[2]。鉄道輸送・海上輸送・離島の各シリーズを販売している[注 2]。なお、販売するコンテナのサイズは12フィートと20フィートの2種類である[注 3]。ちなみに、鉄道模型雑誌RM MODELS Vol.339 2023年12月号』(2023年10月20日発売)では「コンテナバラエティ」が特集として組まれ、同誌に当社のインタビューが掲載されている[注 4][7]

鉄道輸送

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海上輸送

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離島

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トラック荷台

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貨物コンテナ風小物入れ、「ブリックコンテナ」の姉妹品。なお、同シリーズのコンテナは12フィートサイズに縮小したものであり、2023年2月から当社製品取扱店で販売を開始している。

貨車

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インテリア用のオブジェとして下記の商品を販売している。

  • コキ106形貨車 - 12フィートサイズは最大3個、20フィートサイズは最大2個積載することが出来る[注 6]。両端には連結用フックがあり、同車を連結することが出来る。

脚注

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注釈

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  1. ^ (鉄道または船舶用コンテナは「ブリックコンテナ」、トラック用コンテナは「トラック荷台」として発売)
  2. ^ (公式サイトには分類が記されていないが、当項では主な用途に応じて分類したものを記載)
  3. ^ モデルとなったコンテナには31フィート・40フィートの各コンテナおよび40フィート以上のISOコンテナもあるが、それらは20フィートサイズに縮小したものを商品化している。ちなみに、トラック荷台シリーズのサイズはすべて12フィートサイズに縮小したものを商品化したものである。
  4. ^ 同誌37ページほか(ページ番号は同誌を紹介したサンプルより引用)[7]
  5. ^ (福山通運と広島県とのタイアップキャンペーン)
  6. ^ (同車の車体長の縮尺比が実車と異なるうえ、31フィート・40フィートの各コンテナおよび40フィート以上のISOコンテナは20フィートサイズに縮小したものを商品化したため、前述した個数しか積載することが出来ない。なお、手すりは別パーツとして付属している)

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i COMPANY(会社概要)”. 山田化学. 2024年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 本物そっくり100円ミニチュア 巣ごもり需要で追い風 伊賀市の山田化学”. 伊賀情報タウンユー. 株式会社ユー (2021年6月12日). 2023年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  3. ^ a b c 雑貨・ホビー”. 山田化学. 2024年7月15日閲覧。
  4. ^ 『創彩少女庭園』と山田化学(株)がコラボ! 「結城まどか」がイメージモデルを務めるミニチュアアイテムが全国の100円ショップで発売決定!”. 壽屋 (2023年4月3日). 2023年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  5. ^ 山田化学よりミニチュア「1/12スケール ミニチュアテレビ」が「創彩少女庭園」とのコラボパッケージで登場!”. HOBBY Watch. インプレス. 2024年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。 “備考:『創彩少女庭園』の公式X(旧Twitter)では、「ミニチュアテレビ」と同サイズのテレビ画面シートの配布を行ったことがある(当該出典:テレビ画面シートを配布します(2024年5月17日) - X(旧Twitter))。”
  6. ^ 山田化学(株)コラボ第3弾! 「1/12スケール ミニチュア バス停の看板」が発売決定!”. 創彩少女庭園オフィシャルサイト (2023年10月17日). 2024年7月15日閲覧。
  7. ^ a b RMモデルズ Vol.339 2023年12月号”. ネコ・パブリッシング (2023年10月20日). 2023年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。 “インタビュー記事のサンプルは100円ショップの鉄道コンテナ缶で注目の!! 山田化学の"中の人"に聞いてみたを参照(同誌37ページ)。”
  8. ^ ジェイアールエフ商事(株)【公式】 (2021年1月8日). “かもまるくんがあらわれた”. X(旧Twitter). 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  9. ^ a b c ブリック コンテナ 海運が発売です!”. 山田化学 (2023年8月4日). 2024年7月15日閲覧。 “(当出典の表記は「東方海外貨櫃航運公司」ではなく、同社の英語表記の読み仮名、「オリエント オーバーシーズ コンテナ ライン リミテッド」と記載している)”
  10. ^ オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン 株式会社. “ブリックコンテナにONEのコンテナが加わりました”. X(旧Twitter). 2022年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  11. ^ a b 復刻・当社ロゴ入りのコンテナ小物入れが全国で発売されました”. 商船三井 (2023年8月2日). 2023年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
  12. ^ 世界をまわれアリゲータ”. 柳原名誉船長ミュージアム ライブラリー. 商船三井. 2024年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。 “(「昭和53年10月号 商船三井社内報『うなばら』」より。「アリゲータマーク」の誕生に関するエピソード)”
  13. ^ 佐渡汽船株式会社【公式】. “佐渡汽船のミニコンテナについて”. X(旧Twitter). 2024年7月15日閲覧。 “関連記事:【100円均一で話題のアレ】 佐渡汽船ミニコンテナが登場(佐渡汽船株式会社【公式】) - X(旧Twitter)”
  14. ^ かわいい!てのりコンテナ【ブリックコンテナ離島(島ぽちVer.)】新発売!”. 東海汽船 (2023年2月10日). 2024年7月15日閲覧。

外部リンク

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