ベブヒオン (衛星)

土星の第37衛星

ベブヒオン[6] (Saturn XXXVII Bebhionn) は、土星の第37衛星である。ガリア群に属する。

ベブヒオン
Bebhionn
仮符号・別名 Saturn XXXVII
S/2004 S 11
分類 土星の衛星
軌道の種類 ガリア群
発見
発見日 2004年12月12日[1]
発見者 スコット・S・シェパード[1]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 17,116,000 km[2]
離心率 (e) 0.4682[2]
公転周期 (P) 834.86 日 (2.286 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 35.101°[2]
近点引数 (ω) 358.141°[2]
昇交点黄経 (Ω) 199.128°[2]
平均近点角 (M) 168.045°[2]
土星の衛星
物理的性質
半径 3 km[3][4]
平均密度 2.3 g/cm3[3] (仮定値)
自転周期 ~16時間[5]
アルベド(反射能) 0.04[3] (仮定値)
Template (ノート 解説) ■Project

スコット・S・シェパードデビッド・C・ジューイットブライアン・マースデンジャン・クレイナらの観測チームにより、2004年12月12日~2005年3月9日の間に行われた一連の観測によって発見された。最初に確認されたのは12月12日の観測である。観測にはすばる望遠鏡が用いられた[7][8]。2005年5月3日に小惑星センターのサーキュラーで、他の11個の土星の新衛星の発見と合わせて報告され、S/2004 S 11 という仮符号が与えられた[9][7][8]

2007年4月5日に、ケルト神話トゥアハ・デ・ダナーンの一柱であるベビォンから名付けられた[1][10]

土星からの平均距離は 17,116,000 km[2] で、直径は推定 6 km の小さい衛星である。土星探査機カッシーニによって自転周期が測定されており、およそ16時間であると判明している[5]

出典

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  1. ^ a b c NASA (2017年12月5日). “In Depth | Bebhionn – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
  3. ^ a b c Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
  4. ^ Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年11月2日閲覧。
  5. ^ a b T. Denk, S. Mottola, et al. (2011): Rotation Periods of Irregular Satellites of Saturn. EPSC/DPS conference 2011, Nantes, abstract 1452.
  6. ^ 衛星日本語表記索引”. 日本惑星協会. 2019年3月14日閲覧。
  7. ^ a b Brian G. Marsden (2005年5月3日). “MPEC 2005-J13 : TWELVE NEW SATELLITES OF SATURN”. 小惑星センター. 2018年12月17日閲覧。
  8. ^ a b No.104: すばる望遠鏡、土星の新衛星を12個発見 | 国立天文台(NAOJ)”. アストロ・トピックス. 国立天文台 (2005年5月19日). 2018年12月18日閲覧。
  9. ^ Daniel W. E. Green (2005年5月4日). “IAUC 8523: NEW Sats OF SATURN; 2005by; V5115 Sgr”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。
  10. ^ Daniel W. E. Green (2007年4月5日). “IAUC 8826: Sats OF JUPITER, SATURN; RING OF URANUS; 2006 VV_2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。