ペイヴメント (Pavement) は、1990年代に活動したアメリカ合衆国オルタナティヴ・ロックバンド。そのサウンドはローファイと称され、独特のボーカルとギター、ポップなメロディで人気を獲得し、カルト的なファン層を獲得した。キャリアのほとんどの作品はマタドール・レコードからリリースしている。いくつかの作品はマタドールが提携していたアトランティック・レコードキャピトル・レコードによって流通が行われた。

ペイヴメント
Pavement
Pavement, the band, in Tokyo.jpg
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
ジャンル オルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
インディー・ポップ
ポストパンク
ローファイ
活動期間 1989年 - 1999年
2010年
2021年
レーベル ドラッグ・シティ
マタドール・レコード
ビッグ・キャット
ポニーキャニオン
ドミノ・レコーズ
公式サイト www.matadorrecords.com/pavement
メンバー スコット・カンバーグ (スパイラル・スティアーズ)
ボブ・ナスタノビッチ
スティーヴン・マルクマス( S.M.)
スティーブ・ウエスト
マーク・イボルド
旧メンバー ギャリー・ヤング
ジェイソン・フォークス

バンドは1999年に解散したが、2010年に再結成し、世界十数カ国を廻るツアーを行った。2020年にはバンドの30周年を祝う再結成が計画されたが、新型コロナウイルスの流行の影響で延期になっている[1]

来歴編集

 
ペイヴメントの再結成ライブでのスティーヴン・マルクマス(2010年)

1989年、カリフォルニア州にて始動。最初期のメンバーはマルクマスとカンバーグだった。ヤングの経営する音楽スタジオでリハーサルを繰り返していたが、その頼んでもいないのにヤングが「ここはこうした方がいい」などと作曲に口出しをするようになり、やがてメンバーとして加入[2]。その後、イボルドとナスタノヴィッチを加え、デビュー・アルバム『スランティッド・アンド・エンチャンティッド』をリリース[3]ザ・フォールなどの影響を受けた、独自のローファイ・サウンドを鳴らして高い評価を受けた。その後、勝手にメジャー・レーベルと契約しようとしたヤングをメンバーが解雇し、新しくウェストをドラマーとして迎える。

続いて、ポップな曲をふんだんに盛り込んだアルバム『クルーキッド・レイン』で商業的に成功を収める[4]。このアルバムに収録された楽曲「レンジ・ライフ」の歌詞にスマッシング・パンプキンズのバンド名をいれたことで、後にマルクマスとビリー・コーガンが犬猿の仲になるきっかけとなった。

メンバー編集

旧メンバー編集

  • ギャリー・ヤング (Gary Young)
    • ドラムス担当。EP『Watery, Domestic』リリース後に脱退。在籍時は他のメンバーより10歳以上年上であり、ライブ中に逆立ちをする、観客にお菓子や野菜を配るなど奇妙なパートも担当していた。また、日本の音楽雑誌ロッキング・オンで「おやじに訊け!」という真面目な人生相談をする連載も持っていた。

ディスコグラフィ編集

アルバム編集

  • 『スランティッド・アンド・エンチャンティッド』 - Slanted and Enchanted (1992年)
  • 『ウォータリー・ドメスティック』 - Watery, Domestic (1992年) ※EP
  • 『ウェスティング』 - Westing (By Musket And Sextant) (1993年) ※初期音源のコンピレーション
  • 『クルーキッド・レイン』 - Crooked Rain, Crooked Rain (1994年)
  • 『ワーウィ・ゾーウィ』 - Wowee Zowee (1995年)
  • 『ブライトゥン・ザ・コーナーズ』 - Brighten The Corners (1997年)
  • 『テラー・トワイライト』 - Terror Twilight (1999年)
  • 『ザ・ベスト・オブ・ペイヴメント』 - Quarantine the Past: The Best of Pavement (2010年)

現在『スランティッド・アンド・エンチャンティッド』、『クルーキッド・レイン』、『ワーウィ・ゾーウィ』、『ブライトゥン・ザ・コーナーズ』の4作品は、未発表テイクやB面曲などを加えて2枚組にした豪華特別版もそれぞれ発売されている。

シングル編集

  • Summer Babe (1992年)
  • Trigger Cut (1992年)
  • Cut Your Hair (1994年)
  • Haunt You Down (1994年)
  • Gold Soundz (1994年)
  • Range Life (1995年)
  • Father to a Sister of Thought (1995年)
  • Stereo (1997年)
  • Shady Lane (1997年)
  • Carrot Rope (2000年)

DVD編集

  • Slow Century (2002年)

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ Pavement Will Reunite for Two Primavera Sound Performances in 2020”. Spin (2019年6月1日). 2020年10月27日閲覧。
  2. ^ Synthesis : Music : Pavement : Pavement Gear Up”. web.archive.org (2008年3月11日). 2020年10月27日閲覧。
  3. ^ Pavement | Biography, Albums, Streaming Links” (英語). AllMusic. 2020年10月27日閲覧。
  4. ^ Matador Records”. matadorrecords.com. 2020年10月27日閲覧。

外部リンク編集