マッケンジー・ダーン

アメリカの女性総合格闘家 (1993 - )

マッケンジー・ダーンMackenzie Dern1993年3月24日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身の女性柔術家総合格闘家。RVCA/チェックマット所属。UFC世界女子ストロー級ランキング7位

マッケンジー・ダーン
Mackenzie Dern.png
基本情報
本名 マッケンジー・リン・ダーン
(Mackenzie Lynne Dern)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1993-03-24) 1993年3月24日(29歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アリゾナ州フェニックス
所属 グレイシー・ウマイタ
→MMAラボ
ブラック・ハウス
→RVCA/チェックマット
身長 163cm
体重 52kg
リーチ 160cm
階級 ストロー級
バックボーン ブラジリアン柔術 (黒帯)
サブミッションレスリング
柔道
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獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
女子 グラップリング
アブダビコンバット
2015 サンパウロ 60kg級
女子 ブラジリアン柔術
世界柔術選手権
2014 カリフォルニア州 59kg級
2015 カリフォルニア州 59kg級
2015 カリフォルニア州 無差別級
2016 カリフォルニア州 59kg級
2016 カリフォルニア州 無差別級
世界ノーギ柔術選手権
2014 カリフォルニア州 55.5kg級
2014 カリフォルニア州 無差別級
2015 カリフォルニア州 55.5kg級
2015 カリフォルニア州 無差別級
アブダビ・ワールド・プロ柔術選手権
2015 アブダビ 55kg級
2015 アブダビ 無差別級
2016 アブダビ 55kg級

来歴編集

ブラジリアン柔術編集

アリゾナ州ブラジル人の両親のもとに生まれ、幼い頃は両親の母国ブラジルと行き来しながら育った。実父のウェリントン・“メガトン”・ディアス英語版世界柔術選手権で準優勝した実績を持つ著名な柔術家であり、義母のルシアーナ・タバレスも黒帯の柔術家で、ダーンは3歳の頃から両親のもとで柔術を学んだ[1][2][3]。19歳の時に父から黒帯を授与され[1]アブダビコンバット優勝や世界柔術選手権連覇、世界ノーギ柔術選手権無差別級優勝など数々の国際タイトルを獲得。2015年のアブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権では、自分より40kg以上体重が重いギャビ・ガルシアから勝利を収めて無差別級王者に輝いた[4]

総合格闘技編集

2016年7月22日、Legacy FC 58で総合格闘技デビュー。ケニア・ロサスと対戦し、3-0の判定勝利を収めた。

Invicta FC編集

2017年12月8日、Invicta FC 26でケイリン・メデイロスと対戦し、3Rに腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

UFC編集

2018年3月3日、UFC 222でアシュリー・ヨーダーと対戦し、2-1の判定勝ち。この試合を最後に所属ジムのMMAラボを離脱し、練習拠点をロサンゼルスブラック・ハウスとチェックマットに移した[5]

2018年5月12日、UFC 224でアマンダ・クーパーと対戦し、1Rにリアネイキッドチョークで一本勝ち。ダーンは計量時にストロー級の制限体重を7ポンド(約3.2kg)オーバーしてしまい、ファイトマネーの30%が没収され、123ポンドのキャッチウェイトで試合が行われた[6]

2019年10月12日、出産を経て1年5ヶ月ぶりの復帰戦となったUFC Fight Night: Joanna vs. Watersonアマンダ・ヒバスと対戦し、0-3の判定負け。キャリア初黒星を喫した。

2020年5月30日、UFC on ESPN: Woodley vs. Burnsでハンナ・シファーズと対戦し、膝十字固めで一本勝ち。UFCで史上初めて足関節技を極めた女子選手となり[7]、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2020年9月19日、UFC Fight Night: Covington vs. Woodleyでランダ・マルコスと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2020年12月12日、UFC 256で女子ストロー級ランキング13位のビルナ・ジャンジロバと対戦し、3-0の判定勝ち。

2021年4月10日、UFC on ABC: Vettori vs. Hollandで女子ストロー級ランキング5位のニーナ・アンサロフと対戦し、腕ひしぎ十字固めで1R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2021年10月9日、UFC Fight Night: Dern vs. Rodriguezで女子ストロー級ランキング6位のマリナ・ロドリゲスと対戦し、判定負け。敗れはしたもののファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2022年4月9日、UFC 273で女子ストロー級ランキング7位のティーシャ・トーレスと対戦し、2-1の判定勝ち。

2022年10月1日、UFC Fight Night: Dern vs. Yanで女子ストロー級ランキング6位のヤン・シャオナンと対戦し、0-2の5R判定負け。

人物・エピソード編集

  • 2012年TBSのスポーツバラエティ番組『炎の体育会TV』に出演し、八木真澄サバンナ)と3分2R+延長1Rの特別ルールで柔術対決を行い、判定勝ちを収めた[8]
  • MMAでは減量に苦戦することが多く、通算3度計量に失敗している[9]
  • 夫はプロサーファーのウェズレイ・サントス。2019年6月9日、第一子となる女児を出産した[10]

戦績編集

総合格闘技 戦績
15 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
12 0 7 5 0 0 0
3 0 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ヤン・シャオナン 5分3R終了 判定0-2 UFC Fight Night: Dern vs. Yan 2022年10月1日
ティーシャ・トーレス 5分3R終了 判定2-1 UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie 2022年4月9日
× マリナ・ロドリゲス 5分5R終了 判定0-3 UFC Fight Night: Dern vs. Rodriguez 2021年10月9日
ニーナ・アンサロフ 1R 4:49 腕ひしぎ十字固め UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland 2021年4月10日
ビルナ・ジャンジロバ 5分3R終了 判定3-0 UFC 256: Figueiredo vs. Moreno 2020年12月12日
ランダ・マルコス 1R 3:44 腕ひしぎ十字固め UFC Fight Night: Covington vs. Woodley 2020年9月19日
ハンナ・シファーズ 1R 2:36 膝十字固め UFC on ESPN 9: Woodley vs. Burns 2020年5月30日
× アマンダ・ヒバス 5分3R終了 判定0-3 UFC Fight Night: Joanna vs. Waterson 2019年10月12日
アマンダ・クーパー 1R 2:27 リアネイキドチョーク UFC 224: Nunes vs. Pennington 2018年5月12日
アシュリー・ヨーダー 5分3R終了 判定2-1 UFC 222: Cyborg vs. Kunitskaya 2018年3月3日
ケイリン・メデイロス 3R 4:45 腕ひしぎ十字固め Invicta FC 26: Maia vs. Niedzwiedz 2017年12月8日
マンディ・ポーク 1R 2:55 リアネイキドチョーク LFA 24: Frincu vs. Millender 2017年10月13日
キャサリン・ロイ 5分3R終了 判定3-0 LFA 6: Junior vs. Rodriguez 2017年3月10日
モンタナ・デ・ラ・ロサ 1R 3:25 イマナリチョーク Legacy Fighting Championship 61 2016年10月14日
ケニア・ロサス 5分3R終了 判定3-0 Legacy Fighting Championship 58 2016年7月22日

獲得タイトル編集

  • アブダビコンバット 60kg級 優勝(2015年)
  • 世界柔術選手権 59kg級 優勝(2015年、2016年)
  • 世界ノーギ柔術選手権 55.5kg級 優勝(2014年)
  • 世界ノーギ柔術選手権 無差別級 優勝(2015年)
  • アブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権 55kg級 優勝(2015年、2016年)
  • アブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権 無差別級 優勝(2015年)
  • パン柔術選手権 59kg級 優勝(2015年、2016年)
  • 全ブラジル柔術選手権 58kg級 優勝(2014年、2015年)
  • ヨーロピアン柔術選手権 58kg級 優勝(2013年、2016年、2017年)
  • アジア柔術選手権 58kg級 優勝(2014年、2015年)
  • アジア柔術選手権 64kg級 優勝(2016年)
  • アジア柔術選手権 無差別級 優勝(2014年、2015年、2016年)

表彰編集

  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(3回)

脚注編集

  1. ^ a b Bio”. Official Website of Mackenzie Dern. 2018年5月19日閲覧。(英語)
  2. ^ Mackenzie Dern”. BJJ Heroes. 2018年5月19日閲覧。(英語)
  3. ^ Luciana “Luka” Dias”. BJJ Heroes. 2018年5月19日閲覧。(英語)
  4. ^ 【Invicta FC】ギャビ・ガルシアを破った美しき柔術家と契約”. イーファイト (2017年11月15日). 2018年5月19日閲覧。
  5. ^ Marc Raimondi (2018年5月2日). “Mackenzie Dern says she has left MMA Lab, ‘definitely’ won’t be going back to Arizona”. SevereMMA.com. 2018年5月19日閲覧。(英語)
  6. ^ 【UFC224】計量終了 マッケンジー・ダーンが7ポンド・オーバーの大失態。ヌネスとペニントンは問題なく”. MMAPLANET (2018年5月12日). 2018年5月19日閲覧。
  7. ^ UFC Vegas Results: Mackenzie Dern Makes History With Kneebar Submission of Hannah CifersCageside Press 2020年5月30日
  8. ^ 炎の体育会TV 2012年2月13日放送回”. gooテレビ番組(関東版). 2018年5月19日閲覧。
  9. ^ Amanda Cooper calls Mackenzie Dern a ‘disgrace’ for missing weight”. MMA Fighting (2018年5月11日). 2020年3月21日閲覧。(英語)
  10. ^ Guilherme Cruz (2019年8月26日). “Mackenzie Dern doesn’t expect weight issues for Amanda Ribas fight months after daughter's birth”. MMA Fighting. 2020年3月21日閲覧。(英語)

関連項目編集

外部リンク編集