ヤングジョッキーズステークス

ヤングジョッキーズステークスは、かつて中央競馬で施行されていた競馬競走のひとつである。

かつては、原則として東京競馬場で行われる日本ダービーの開催当日に、そのアンダーカードとして「見習い騎手限定競走」が行われたが、1984年に廃止(その後、2013年の日本ダービー第80回記念として、「ホープフル・ジョッキーズ競走」として一度限りの復活があった)されている[1]

1989年より[2]桜花賞当日の阪神競馬場にて[2]前座競走のひとつとして、中央競馬の見習騎手のうち前年度の勝利度数が上位の12人を選んで[2]行っていた(その後、見習騎手以外の若手騎手へ騎乗機会を拡大)。 1993年からは皐月賞当日の中山競馬場でも施行され、競走名が「阪神ヤングジョッキーズステークス」(阪神)、「中山ヤングジョッキーズステークス」(中山)となっていた。阪神開催については日本たばこ産業 (JT) が賞を提供していた時期があり、競走名の先頭に「JT賞」が付加された。1996年を最後に実施されていない。

騎乗騎手 編集

  • 括弧内は出場年、1993年以降は阪神または中山の区別を記載。

現役騎手 編集

  • 江田照男(1991年、1994年・中山、1995年・中山、1996年・中山)
  • 柴田善臣(1990、1991年)
  • 武豊(1989 - 1992年、1993年・阪神および中山、1994年・中山)
  • 幸英明(1995年・阪神、1996年・阪神)
  • 横山典弘(1990、1991年、1993年・阪神および中山)
  • 吉田豊(1996年・中山)

引退騎手 編集

阪神ヤングジョッキーズステークス 編集

歴代優勝馬・騎手 編集

阪神競馬場・芝2200mで施行(1991年・1995年は京都)。

施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
1989年4月9日 メイショウマサムネ 牡4 2:17.9 寺島祐治 高橋成忠
1990年4月8日 アインステルン 牡4 2:19.6 岸滋彦 松元省一
1991年4月7日 ダイタクウイナー 牡6 2:15.0 蛯名正義 梅田康雄
1992年4月12日 カシワズハンター 牡4 2:19.4 岡潤一郎 上田三千夫
1993年4月11日 ヴァルケイノウ 牡4 2:18.1 山田泰誠 田中章博
1994年4月10日 スプリングバンブー 牝4 2:15.6 岸滋彦 田島良保
1995年4月9日 ロータリーアール 牡4 2:14.3 橋本美純 松田博資
1996年4月7日 マジカルフラッシュ 牡4 2:14.4 幸英明 谷八郎

中山ヤングジョッキーズステークス 編集

歴代優勝馬・騎手 編集

中山競馬場・芝1600mで施行。

施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
1993年4月18日 オギボニータ 牝4 1:35.3 五十嵐久 平井雄二
1994年4月17日 タケショウムテキ 牡5 1:35.2 橋本広喜 藤沢和雄
1995年4月16日 キオイスマート セ5 1:36.4 菊沢隆徳 石栗龍雄
1996年4月14日 マロンアニーモ 牡5 1:36.1 郷原洋司 野平祐二

脚注 編集

  1. ^ 減量期間が3年から5年に 若手騎手の騎乗機会確保策を考える(netkeiba.com・野元賢一
  2. ^ a b c 「NEWS & INFORMATION『桜花賞デーの施行計画決まる』」『優駿』、日本中央競馬会、1989年3月、159頁。 

関連項目 編集