メインメニューを開く

ユーロリーグ: Euroleague)は、欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)が主催する男子プロバスケットボールヨーロッパ最高峰リーグである。1958年FIBA欧州チャンピオンズカップ(: FIBA European Champions Cup)の名称で始まった。2010-11シーズンからターキッシュ エアラインズが冠スポンサーとなったためターキッシュ エアラインズ ユーロリーグとして開催されている。[1]

ターキッシュ エアラインズ ユーロリーグ
今シーズン・大会:
現在進行のスポーツイベント 2019-20
競技 バスケットボール
創立 1958
代表 ジョルディ・ベルトメウ
会長 ジョルディ・ベルトメウ
モットー I Feel Devotion
参加チーム 18
FIBAヨーロッパ加盟国
前回優勝 ロシアの旗 CSKAモスクワ
(8回)
最多優勝 スペインの旗 レアル・マドリード・バロンセスト
(10回)
関連大会 ユーロカップ
公式サイト Official website

概要編集

前年に欧州各国リーグで優秀な成績を収めたり、ULEBユーロカップで優勝する等したヨーロッパの強豪チームが一斉に集って参加し、欧州チャンピオンを決定する大会である。いわゆるサッカーUEFAチャンピオンズリーグのバスケットボール版である。

いまや北米バスケットボールリーグのNBAに次ぐグローバルリーグとなった。ファイナルフォーは世界197カ国でテレビ中継されている。

女子バスケのユーロリーグ、女子ユーロリーグも行われているが、こちらは引き続きFIBAヨーロッパが主催している。また、2002年からはFIBAヨーロッパ主催のユーロチャレンジも行われている。

歴史編集

1958年国際バスケットボール連盟(FIBA)の主催で「FIBA欧州チャンピオンズカップ」として開始。

1991年、「FIBA欧州チャンピオンシップ 」に改称。

1996年、「FIBAユーロリーグ」に改称。

2000年、1991年に発足した欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)が国際バスケットボール連盟(FIBA)から独立。

2000-2001シーズンはFIBAユーロリーグが分裂し、欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)主催の「ULEBユーロリーグ」と国際バスケットボール連盟(FIBA)主催の「FIBA Supro league」との2つの大会が開催される事態となった。

2001年、ULEBユーロリーグ、FIBA Supro leagueの2つの大会が「ユーロリーグ」に統合。

2005年、FIBA選手権に認定。しかし2015年10月、FIBAヨーロッパが選手権として認めないとの声明。翌16年3月にバスケットボール・チャンピオンズリーグに分裂。

参加資格編集

基本的には各国のリーグ戦前年度チャンピオンが参加するが、国によって以下の基準によって参加資格が与えられることもある。

ライセンス制への移行編集

2009-10シーズンからは欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)によって、参加チームの選出が変わった。まず、国内リーグでの成績、放映権の収入、ホームスタジアムの収容力が欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)の定める基準を満たしたチームに対して、自動的にレギュラーシーズンからの出場権を得れるAライセンスと呼ばれる資格を13チームに与えた。Aライセンスは3年間保持され、3年ごとに与えられるチームが見直される。現在与えられているチームは2012-13シーズンまで変わらない。2011-12シーズンにはポーランドのアセコ・プロコム・グディニャが、2012年からはオリンピア・ミラノが新たにAライセンスを与えられている。しかしイタリアのパラカネストロ・ヴィルトゥス・ローマは国内リーグで成績が低迷し、Aライセンスを剥奪された。

現在Aライセンスを保持するチーム編集

  サスキ・バスコニア   バレンシアBC   BCヒムキ   オリンピア・ミラノ
  FCバルセロナ (バスケットボール)   オリンピアコスBC   アナドル・エフェスSK   BCジャルギリス
  レアル・マドリード・バロンセスト   パナシナイコスBC   フェネルバフチェ・ユルケル   KKツルヴェナ・ズヴェズダ
  CBマラガ   PBC CSKAモスクワ   マッカビ・テルアビブBC   ブローゼ・バスケッツ

Aライセンスを失ったチーム編集

さらに、Bライセンスと呼ばれる資格を8チームに与えており、こちらも自動的にレギュラーシーズンからの出場権を得れる。BライセンスはAライセンスと違って1年間限定である。8チーム中7チームは各国の国内リーグの順位に基づいて選ばれ、例外として1チームのみAライセンスが付与される基準を満たしたチームが選出され、3年間Bライセンスを保持できる。

ULEBユーロカップで優勝したチームにはCライセンスと呼ばれる資格が1年間限定で与えられ、レギュラーシーズンからの出場権を得れる。ULEBユーロカップで優勝したチームがBライセンスの資格を得ていた場合、Cライセンスはレギュラー・シーズンからの出場資格を有しないユーロリーグに参加するチームの中で、最も高い評価をされたチームに与えられる。

また、他に8つのクラブがユーロリーグ予選ラウンドへの参加資格を得れるBライセンスを与えられる(前述したBライセンスとは違う)。こちらも1年間限定である。

アリーナ基準の設定編集

2012-13シーズンからAライセンスを保有するチームはホームスタジアムで開催する試合において、最低でも1万人は収容できるアリーナを使用しなければならないという新しい基準が設けられた。

リーグの流れ編集

予選編集

予選では、自動的に出場権を与えられた22チーム以外の16チームが、8チームずつ2グループに分かれてトーナメントを組み1試合ずつ戦う。各トーナメントを勝ち抜いた2チームがレギュラーシーズンに進む。

レギュラーシーズン編集

レギュラーシーズンでは、自動的に出場権を与えられた22チームと、予選を勝ち抜いた2チームの24チームが参加。6チームずつ4グループに分かれリーグ戦を行う。ホーム&アウェー方式を採用、各組み合わせ2試合ずつ行う。各グループの上位4位までがトップ16に進出。

トップ16編集

トップ16では、4チームずつ4グループに分かれてリーグ戦を行う。レギュラーシーズン同様ホーム&アウェー方式を採用、各組み合わせ2試合ずつ行う。各グループ上位2チームの計8チームが準々決勝へ進出。

準々決勝編集

準々決勝では、3勝を先取したチームがファイナル4へ進出。

ファイナル4編集

ファイナル4では、3日間という日程のため4チームによるトーナメント制にて、準決勝・決勝共に一発勝負でチャンピオンを決定する。3位決定戦も行われる。

過去の大会における主な変更点編集

2008-09シーズン

レギュラーシーズンの組み分けにおいて2004-05シーズンから2007-08シーズンまでは24チームを8チームずつ、3グループに分けていたが、このシーズンから6チームずつ、4グループ分けに変更。さらにレギュラーシーズンを勝ち上がる条件を、各グループの上位5チームと各グループ6位のうち勝率が最高のチームとしていたものから各グループの上位4チームに変更。また、準々決勝を2勝先取から3勝先取に変えた。

2009-10シーズン

このシーズンからレギュラーシーズンの前のラウンドとして予選が導入された。自動的に出場権を与えられた22チーム以外の8チームが、4チームずつ2グループに分かれてトーナメントを組む。ホーム&アウェー方式で、各組み合わせ2試合ずつ行う。勝ち抜いた2チームがレギュラーシーズンに進み、残りはユーロカップに降格。

2010-11シーズン

このシーズンから大会への参加チームは38となった。予選への参加チームが8から16に増え、予選は自動的に出場権を与えられた22チーム以外の16チームが、8チームずつ2グループに分かれてトーナメントを組む。ホーム&アウェー方式で、各組み合わせ2試合ずつ行う。各トーナメントを勝ち抜いた2チームがレギュラーシーズンに進む。

2011-12シーズン

予選においてホーム&アウェー方式で各組み合わせ2試合ずつ戦っていたものを、1試合ずつに変更。

備考編集

  • 近年はユーロリーグで活躍した選手がNBAに移籍するケースが増えている。これはNBAの国際化に伴っているものであり、アメリカのみならず、日本でも非常にレベルの高い大会として認知されている。特に日本ではバスケットボール世界選手権が開催されたこともあり、ユーロリーグで活躍する有能な選手が広く知られる結果にもなった。
  • ユーロリーグに限らず欧州各国リーグにも共通して言えることだが、アメリカ人選手がNBAからの契約を勝ち取るための通過点としている場合もある。また逆に、アメリカのマイナーリーグよりもレベルの高い環境でのプレイを望んで欧州のビッグクラブと契約する選手もいる。
  • 2006-07ファイナルではbjリーグ河内敏光コミッショナーが招待された。2008年以降にもbjとのフレンドシップゲームが開催される予定である。
  • 2008-09より日本でもJ SPORTSにて中継を開始した。2008-09はファイナルフォー、2009-10は準々決勝以降を中継。

結果編集

ホーム&アウェーで行われた決勝は, 試合結果のスコアの数字に* マークがついているほうがホームである。

ファイナル開催地 優勝チーム 準優勝チーム スコア 備考
1958   リガ &   ソフィア   ASKリガ   PBC ルクオイル・アカデミック *86–81
84-*71
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1958–59   リガ &   ソフィア   ASKリガ   PBC ルクオイル・アカデミック *79–58
69-*67
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1959–60   トビリシ &   リガ   ASKリガ   BCディナモ・トビリシ 61-*51
*69–62
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1960–61   リガ &   モスクワ   CSKAモスクワ   ASKリガ *61–66
87-*62
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1961–62   ジュネーヴ   BCディナモ・トビリシ   レアル・マドリード 90–83
1962–63   マドリード &   モスクワ   CSKAモスクワ   レアル・マドリード 69-*86
*91–74
*99–80
2試合のトータルスコアが同点だったため、3試合目で勝敗をつけた。
1963–64   ブルノ &   マドリード   レアル・マドリード   BCブルノ 99-*110
*84–64
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1964–65   モスクワ &   マドリード   レアル・マドリード   CSKAモスクワ 81-*88
*76–62
2試合のトータルスコアで勝敗を決定。
1965–66   ボローニャ   オリンピア・ミラノ   スラビア・プラーグ 77–72
1966–67   マドリード   レアル・マドリード   オリンピア・ミラノ 91–83
1967–68   リヨン   レアル・マドリード   BCブルノ 98–95
1968–69   バルセロナ   CSKAモスクワ   レアル・マドリード 103–99 (2OT)
1969–70   サラエボ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ   CSKAモスクワ 79–74
1970–71   アントウェルペン   CSKAモスクワ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ 67–53
1971–72   テルアビブ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ   KKスプリト 70–69
1972–73   リエージュ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ   CSKAモスクワ 71–66
1973–74   ナント   レアル・マドリード   パッラカネストロ・ヴァレーゼ 84–82
1974–75   アントウェルペン   パッラカネストロ・ヴァレーゼ   レアル・マドリード 79–66
1975–76   ジュネーヴ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ   レアル・マドリード 81–74
1976–77   ベオグラード   マッカビ・テルアビブBC   パッラカネストロ・ヴァレーゼ 78–77
1977–78   ミュンヘン   レアル・マドリード   パッラカネストロ・バレーズ 75–67
1978–79   グルノーブル   KKボスナ   パッラカネストロ・ヴァレーゼ 96–93
1979–80   西ベルリン   レアル・マドリード   マッカビ・テルアビブBC 89–85
1980–81   ストラスブール   マッカビ・テルアビブBC   ヴィルトゥス・ボローニャ 80–79
1981–82   ケルン   パッラカネストロ・カントゥ   マッカビ・テルアビブBC 86–80
1982–83   グルノーブル   パッラカネストロ・カントゥ   オリンピア・ミラノ 69–68
1983–84   ジュネーヴ   パッラカネストロ・ヴィルトゥス・ローマ   FCバルセロナ 79–73
1984–85   アテネ   KKシボナ   レアル・マドリード 87–78
1985–86   ブダペスト   KKシボナ   BCジャルギリス 94–82
1986–87   ローザンヌ   オリンピア・ミラノ   マッカビ・テルアビブBC 71–69
1987–88   ヘント   オリンピア・ミラノ   マッカビ・テルアビブBC 90–84
1988–89   ミュンヘン   KKスプリト   マッカビ・テルアビブBC 75–69
1989–90   サラゴサ   KKスプリト   FCバルセロナ 72–67
1990–91   パリ   KKスプリト   FCバルセロナ 70–65
1991–92   イスタンブール   KKパルチザン   ホベントゥート・バダローナ 71–70
1992–93   アテネ   CSPリモージュ   パッラカネストロ・トレヴィーゾ 59–55
1993–94   テルアビブ   ホベントゥート・バダローナ   オリンピアコスBC 59–57
1994–95   サラゴサ   レアル・マドリード   オリンピアコスBC 73–61
1995–96   パリ   パナシナイコスBC   FCバルセロナ 67–66
1996-97   ローマ   オリンピアコスBC   FCバルセロナ 73-58
1997-98   バルセロナ   ヴィルトゥス・ボローニャ   AEKアテネBC 58-44
1998-99   ミュンヘン   BCジャルギリス   ヴィルトゥス・ボローニャ 82-74
1999-2000   テッサロニキ   パナシナイコスBC   マッカビ・テルアビブBC 73-67
2000-01   パリ   マッカビ・テルアビブBC   パナシナイコスBC 81-67 FIBA Supro League
  ボローニャ
  ビトリア=ガステイス
  ヴィルトゥス・ボローニャ   サスキ・バスコニア *68-85
*94–73
80-*60
79-*96
*82–74
ULEBユーロリーグ
5戦3勝先取
3-2
2001-02   ボローニャ   パナシナイコスBC   ヴィルトゥス・ボローニャ 89-83
2002-03   バルセロナ   FCバルセロナ   ベネトン・トレヴィーゾ 76-65
2003-04   テルアビブ   マッカビ・テルアビブBC   フォルティトゥード・ボローニャ 118-74
2004-05   モスクワ   マッカビ・テルアビブBC   タウ・ビトーリア 90-78
2005-06   プラハ   CSKAモスクワ   マッカビ・テルアビブBC 73-69
2006-07   アテネ   パナシナイコスBC   CSKAモスクワ 93-91
2007-08   マドリード   CSKAモスクワ   マッカビ・テルアビブBC 91-77
2008-09   ベルリン   パナシナイコスBC   CSKAモスクワ 73-71
2009-10   パリ   FCバルセロナ   オリンピアコスBC 86-68
2010-11   バルセロナ   パナシナイコスBC   マッカビ・テルアビブBC 78-70
2011-12   イスタンブール   オリンピアコスBC   CSKAモスクワ 62-61
2012-13   ロンドン   オリンピアコスBC   レアル・マドリード 100–88
2013-14   ミラノ   マッカビ・テルアビブBC   レアル・マドリード 98–86 (OT)
2014-15   マドリード   レアル・マドリード   オリンピアコスBC 78-59
2015-16   ベルリン   CSKAモスクワ   フェネルバフチェ 101-96 (OT)
2016-17   イスタンブール   フェネルバフチェ   オリンピアコスBC 80–64
2017-18   ベオグラード   レアル・マドリード   フェネルバフチェ 85-80
2018-19   ビトリア=ガステイス   CSKAモスクワ   アナドル・エフェス 91–83
2019-20   ケルン     -

統計編集

チーム別成績編集

チーム名 優勝 準優勝 優勝年度 準優勝年度
  レアル・マドリード
10
8
1964, 1965, 1967, 1968, 1974, 1978, 1980, 1995, 2015, 2018 1962, 1963, 1969, 1975, 1976, 1985, 2013, 2014
  CSKAモスクワ
8
6
1961, 1963, 1969, 1971, 2006, 2008, 2016, 2019 1965, 1970, 1973, 2007, 2009, 2012
  マッカビ・テルアビブBC
6
9
1977, 1981, 2001 FIBA Supro League, 2004, 2005, 2014 1980, 1982, 1987, 1988, 1989, 2000, 2006, 2008, 2011
  パナシナイコスBC
6
1
1996, 2000, 2002, 2007, 2009, 2011 2001 FIBA Supro League
  パッラカネストロ・ヴァレーゼ
5
5
1970, 1972, 1973, 1975, 1976 1971, 1974, 1977, 1978, 1979
  オリンピアコスBC
3
5
1997, 2012, 2013 1994, 1995, 2010, 2015, 2017
  オリンピア・ミラノ
3
2
1966, 1987, 1988 1967, 1983
  ASKリガ
3
1
1958, 1959, 1960 1961
  KKスプリト
3
1
1989, 1990, 1991 1972
  FCバルセロナ
2
5
2003, 2010 1984, 1990, 1991, 1996, 1997
  ヴィルトゥス・ボローニャ
2
3
1998, 2001 ULEBユーロリーグ 1981, 1999, 2002
  パッラカネストロ・カントゥ
2
1982, 1983
  KKシボナ
2
1985, 1986
  BCディナモ・トビリシ
1
1
1962 1960
  ホベントゥート・バダローナ
1
1
1994 1992
  BCジャルギリス
1
1
1999 1986
  KKボスナ
1
1979
  パッラカネストロ・ヴィルトゥス・ローマ
1
1984
  KKパルチザン
1
1992
  CSPリモージュ
1
1993
  フェネルバフチェ
1
2017
  PBC ルクオイル・アカデミック
2
1958, 1959
  BCブルノ
2
1964, 1968
  パッラカネストロ・トレヴィーゾ
2
1993, 2003
  サスキ・バスコニア
2
2001 ULEBユーロリーグ, 2005
  USKプラハ
1
1966
  AEKアテネBC
1
1998
  フォルティトゥード・ボローニャ
1
2004

チーム所在国別成績編集

優勝回数
  イタリア
13
  スペイン
11
  ギリシャ
8
  ロシア (ソ連時代含む)
6
  クロアチア (旧ユーゴスラビア時代含む)
5
  イスラエル
5
  ラトビア (ソ連時代含む)
3
  ボスニア・ヘルツゴビナ (旧ユーゴスラビア時代含む)
1
  フランス
1
  グルジア (ソ連時代含む)
1
  リトアニア
1
  セルビア (新・旧ユーゴスラビア時代含む)
1
  トルコ
1

表彰編集

オールディケイドチーム編集

偉大な50人編集

脚注編集

外部リンク編集