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ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』(ライザのアトリエ とこやみのじょおうとひみつのかくれが)は、コーエーテクモゲームスより発売されたゲームソフト。「アトリエシリーズ」の一作。

ライザのアトリエ
〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
ジャンル 錬金術RPG
対応機種 Nintendo Switch
PlayStation 4
PC(Steam配信)
開発元 ガスト長野開発部
発売元 コーエーテクモゲームス
シナリオ 高橋弥七郎
音楽 柳川和樹
中村新一郎
水上浩介
三武亜紗美
アサノハヤト
美術 トリダモノ(キャラクターデザイン)
シリーズ アトリエシリーズ
人数 1人
発売日 Switch/PS4
2019年9月26日
Steam
2019年10月29日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
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Nintendo SwitchPlayStation 4・PC(Steam配信)のマルチプラットフォームで、Switch・PS4版は2019年9月26日に発売された[1]

概要編集

錬金術によるアイテム作成を主題としたアトリエシリーズの21作目(スピンオフ系タイトルを除く)。

アトリエシリーズは数作ごとに世界観やゲームシステムを一新して展開されるが、本作は「不思議シリーズ」に替わる新規シリーズの第1作となっている。

スタッフィングについては、新たにシナリオ担当にはライトノベル作家の高橋弥七郎が、キャラクターデザインにはトリダモノが起用されている[2]

ガスト直系のアトリエシリーズ作品においてタイトルに「錬金術士」の名を冠さないのは『イリスのアトリエ グランファンタズム』以来となる。

ゲームシステム編集

基本的に年月や期間の設定はなく、1日は「朝・昼・夕・夜」の時間経過で進み、特定の時間帯のみに出現する人物や敵、採取アイテムが存在する。時間帯は、ライザの部屋またはライザのアトリエ内にあるベッドで寝ることで自由に変更可能。今作のアトリエの建物は内装・外装をパーツでカスタマイズできるようになっている。

調合システムは「リンケージ調合」が採用され、「マテリアル環」と呼ばれる円の中に各種材料を投入し、材料それぞれに設定された属性を満たすことで周囲の環に進み、最終的にアイテムを完成させることが基本。投入する材料の品質・数・属性などによりアイテムのレシピが変化する場合もある。完成したアイテムは、「アイテムリビルド」システムによって、さらに材料を入れることで強化もできる。アイテムリビルドを行うには「ジェム」が必要であり、ジェムは材料を「ジェム還元」することで手に入る。

戦闘システムは「リアルタイムタクティクスバトル」が採用され、コマンドの選択中に敵味方の行動が停止することはない。戦闘中は「AP(アクションポイント)」を溜め、「タクティクスレベル」を上昇させることでより強力な攻撃やスキルが使用可能になる。また、戦闘中には仲間から「~して欲しい」などの「アクションオーダー」が発生し、それを満たした場合は敵に対してさらなる追撃が行える。

後に無料配信されたダウンロードコンテンツにて、キャラクターを自由に配置して好きなように撮影できる「フォトモード」や、「ミニゲーム」などのシステムが実装された。

登場人物編集

主要人物編集

ライザリン・シュタウト
声 - のぐちゆり
本作の主人公。愛称は「ライザ」。ラーゼンボーデン村に住む少女。幼馴染のレントやタオと3人で行動することが多い。なんてことのない日々に飽き飽きして、常に新しいことや刺激のある冒険を求めている。
屋根裏部屋を改造した自室で村を出ての冒険を夢見ており、度々農作業を放って家を空ける点を母親から咎められては怒られる日々。ある日念願叶って島を飛び出した先の森で、行商人の娘のクラウディアを魔物から助けて友人関係になり、さらに旅人のアンペルやリラと出会う。
自分では何の特徴のない普通の女の子を自負しているが、アンペルの錬金術を見て錬金術に興味を抱く。そして彼の手ほどきを受けながら才能を開花させ、錬金術士として成長していく。
レント・マルスリンク
声 - 寺島拓篤
ライザの幼馴染の一人。大剣使いの少年。タオと共にライザの言動に振り回されることもあるが、仲間意識は強い。父親の件から、ボオスをはじめとする住民からあまり良い目で見られていないことを自覚しており、それを変えようとしている。
考えるより行動するタイプで、自分の力を村のみんなに認めさせるため日々鍛錬を続けていたが、ある日出会ったリラの戦闘能力を見て彼女に弟子入りし、戦いの手ほどきを教えてもらうことにする。村から遠くに見える高い塔を制覇するのが夢。
タオ・モンガルテン
声 - 近藤唯
ライザの幼馴染の一人。眼鏡の少年。家の地下の書庫にある古書を読み解くことを目標にしている。知的で面倒見も良いが、臆病気味な性格ゆえかよくボオスたちにちょっかいを出されたり、魔物を目の前にすると逃げ出してしまうことも。
古代文字の知識があるアンペルと出会い、書庫の本が少しずつ読めるようになってきたことを喜びつつ、各地の遺物や遺跡の調査を進める。ひ弱なイメージがあるが、戦闘における武器は大振りの鎚を扱う。
クラウディア・バレンツ
声 - 大和田仁美
行商人の父親とラーゼンボーデン村を訪れた少女。質の良い服を着ている。魔物に襲われていた所をライザたちに助けられ、以後は友人関係となる。フルートを大切な物として所持しているが、控えめな性格からか人前での演奏は苦手。
育ちのいいお嬢様のイメージが強いが、実際はかなりのおてんばで、ライザたちと共に魔物が出るような場所での冒険を楽しんでいる。一人娘という事もあって、過保護過ぎる父親に頭を悩ませることも。
アンペル・フォルマー
声 - 野島裕史
リラと共にラーゼンボーデン村のある地方を訪れた流れの錬金術士。モノクルが特徴。昔に滅びたクリント王国の遺跡調査を行っている。ライザと出会って以降は、村の旧市街で借りた家を拠点とし、彼女に錬金術の手ほどきをする。ライザのアトリエ完成後は、拠点をそちらへと移す。
かつては国の中央に仕える錬金術士であったが、とある事件で腕を負傷し、調合が出来ない体となってしまったことをきっかけに旅に出た。リラとはその旅の道中に出会い、以降共に活動する。
リラ・ディザイアス
声 - 照井春佳
アンペルと共に旅をしている女戦士。銀髪とオッドアイ、見慣れない異国の衣装が特徴。クールな性格であり、遠慮のない言い方をする。ライザたちと出会ってからは、レントから戦闘の指南を申し込まれるなど、主に戦闘面において彼女たちのサポートを行う。
精霊を味方につけてその属性をまとう、軽い身のこなしと人間離れした戦闘能力の持ち主。

ラーゼンボーデン村編集

ボオス・ブルネン
声 - 阿座上洋平
村の水源を牛耳るブルネン家の息子。嫌みで傲慢な性格をしており、ライザやレント、タオたちには出会う度にきつく当たり、上から目線の嫌みを言う。彼女らをライバル視するあまり、強い魔物退治を意気込んで結局は返り討ちに遭ったこともある。ライザたちがアンペルやリラといった外の人間と接触することも良く思っておらず、錬金術については眉唾物として全くといっていいほど信用していない。子供の頃はライザたちと仲が良かったものの、ある出来事をきっかけに袂を分かち、以後は険悪な関係が続いている。
モリッツ・ブルネン
声 - 竹内良太
ボオスの父親。村長ではないが、水源を握り財力もある村の有力者であることから、事実上の管理者として様々な取り決めを推し進めたりする等、態度は横柄。特産品の販路開拓のため村にやって来た行商人のルベルトを出迎える。ライザたちのことは「悪童」として嫌っている。
村の発展のために強引な手法を取る事も多く、保守的な村長と衝突する事もしばしば。ただ商売人としての腕は確かであり、彼の事業で村が発展しているのは事実で、無茶な要求はせず村人もそれは承知済みのため、そこまで評判も悪くはない。
ランバー・ドルン
声 - 落合福嗣
子分としてボオスに付き従う少年。ボオスと共にライザたちに悪態ばかりついている。根は小心者であることから、怒ったライザや魔物を前にすると途端に気弱になることもある。ボオスに対する忠誠心は本物で、ボオスからも目を掛けられている。
アガーテ・ハーマン
声 - 浅野真澄
村における「護り手」で一番の腕利きにして、リーダーを務める女性。軽装の鎧にショートパンツ姿が特徴。昔からライザたちを知っており、彼女らの行動を見守りつつも、時には厳しく指導する。
男勝りでそのお説教はライザ達の恐怖の対象だが、昔はスカートをはいていた時期もあったらしい。
カール・シュタウト
声 - 緑川光
ライザの父親。畑仕事に精を出している。穏やかな性格で、妻とは違って出歩くライザに対しても苛烈な物言いはしない。だが農業と作物に対しては情熱を持っているため、畑仕事の良さを理解してもらおうと娘を長い目で見守る。
ミオ・シュタウト
声 - 永島由子
ライザの母親。家の仕事を手伝わずに、レントやタオたちと出かけてばかりいる娘を苦々しく思い、幾度も苦言を呈する。夫と共にザムエルとは子供の頃からの旧知の仲。錬金術には余り理解を示さず、アンペルのような余所者にも偏見がある。
ザムエル・マルスリンク
声 - 松山鷹志
レントの父親。腕っ節が強く、昔は傭兵として各地を旅していた。現在は酒浸りの日々を送り、それが原因で妻には出て行かれ、レントに何度も暴力を振い、村で騒動を起こしては護り手に取り押さえられている。そのため、住民からは白い目で見られている。
古老
ラーゼンボーデン村の村長。禁足地など定められた村の掟を頑なに重視する保守派で、島外からの来訪者にも良い顔をしない。考えの違いからモリッツとは度々口論になる。
その他の村人
雑貨店主のフレッサ、医者のエドワード、教師のシンシア、商人のロミィ、記者のピーターなどが暮らしており、ライザに依頼(頼み事)をすることもある。

その他編集

ルベルト・バレンツ
声 - 浜田賢二
クラウディアの父親。商会を営んでおり、娘を連れてラーゼンボーデン村を訪れる。その後はしばらく村で生活するようになる。クラウディアには過保護な面も見せ、ライザたちが娘を預けるに値するか見極めようとする。クラウディアのことは「クラウ」という愛称で呼んでいる。
キロ・シャイナス
声 - 三上枝織
フードを被った女性。精霊使いであり、ある場所においてライザたちと出会う。

用語編集

クーケン島
大きな汽水湖に浮かぶ島で、ラーゼンボーデン村がある本作の主な舞台。全く雨が降らない日が続く乾期が存在する温暖な気候で、のどかで自然豊かな風景が広がる。島内で取れるトマトの「クーケンフルーツ」は、何故かクーケン島以外では育たないため特産品として他の地方でも有名。島にある水源はブルネン家が握っている。島への移動は必然的に船を使うしかなく、行商人からは田舎扱いされている。
上記のクーケンフルーツや小麦等の農産物、ヤギの放牧、島周辺で水揚げされた魚介類が島を支えており、数世代前までは慢性的な水不足に悩まれ、少ない水でもよく育つクーケンフルーツ以外の作物は殆ど栽培されず、小麦が作られるようになったのはブルネン家の先祖が水源を発見した最近になっての事である。
ラーゼンボーデン村
ライザの生まれ故郷。ライザの実家がある「ラーゼン地区」、レントの実家がある「ボーデン地区」、古い建物が並ぶ「旧市街」、島の玄関の「クーケン港」といった区域に分かれている。村の社会は閉鎖性が強く、ライザたちや商人、旅人といった一部を除き、クーケン島の外へ出ようとする者はほとんどいない。また、島外の幾つかの地域を禁足地と定め、そこへの立入を禁ずるといった村独自の掟があり、住民はそれを遵守すべきとされている。
ロテスヴァッサ王国
クーケン島を含む地域を治める国家。首都はアスラ・アム・バート。中央では「リュコの実(クーケンフルーツ)」が人気。王国全土の土壌は鉄分を多く含んでおり、青い花を咲かす「アオツメクサ」など、植生に変化が見られる。
クリント王国
過去に存在した国家。現在は滅亡している。高度な錬金技術を持っていたとされる。各地に当時の遺跡が残っており、クーケン島にも点在しているため、アンペルとリラはその調査を目的にラーゼンボーデン村のある地方を訪れた。

主題歌編集

「虹色の夏」
作詞 - 吉田真利、水上浩介 / 作曲・編曲 - 水上浩介 / 歌 - 神田沙也加

脚注編集

外部リンク編集