DMM TV
DMM TV(ディーエムエム ティーヴィー)は、合同会社DMM.comが運営する定額制動画配信サービスである[2]。
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URL | https://tv.dmm.com/vod/ |
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言語 | 日本語 |
タイプ |
ビデオ・オン・デマンド ライブストリーミング |
運営者 | DMM.com |
設立者 | DMM.com |
スローガン |
推しが見つかる。世界が変わる。 [1] |
営利性 | 営利 |
開始 | 2022年12月1日 |
現在の状態 | 運営継続中 |
概要 編集
DMMでは2004年から定額動画配信サービスを実施していたが、2022年12月1日に従来の「DMM動画」を全面リニューアルする形で新たに「DMM TV」をスタートさせた[3]。開始当日より、お笑い芸人の春日俊彰(オードリー)と声優の雨宮天、女優の髙橋ひかる(発表記者会見ではビデオ出演)が公式アンバサダーに就任している[1][4]。
月額550円(税込)のサブスクリプションサービス「DMMプレミアム」への加入により有料動画が見放題になる[3]。その後、pixivやDAZNと提携した上でそれぞれのサービスとのバンドルプラン提供も発表している[5]。DMM TVへの移行直前のDMM動画は「見放題ch. ライト」プランの有料会員数が約20万人で、全会員が「DMMプレミアム」へ引き継がれたがDMM TVスタート時点での目標は「2年間で200万人」とされ[4]、プレスリリースでは2023年8月時点で100万人を突破したとしている[6]。
DMM TVスタート以前のDMM動画で購入した作品はDMM TVで引き続き取り扱う場合は履歴が引き継がれるが、一部の配信終了作品は購入額に応じてDMMポイントの補償を実施する[7]。
なおDMMでは1998年よりFANZAの源流となった成人向け動画配信サービスを「DMM-TV」、2008年から2010年までSTB方式の動画配信サービスを「DMM.TV」と、本サービスに類似した名称で提供していたことがある。
特徴 編集
ラインナップはスタート時点でアニメが約4600タイトルを取り揃えているのを始め、2.5次元舞台作品やドラマ、バラエティなど約12万本。特にアニメのラインナップを重視し、新作アニメは「他社の独占配信を除いてカバー率100%を追求した」としている[8]。
オリジナルコンテンツとして声優出演のバラエティ番組を配信する他、新たにライブストリーミング形式の無料上映会「DMM TVスペシャル」を毎日実施する[3][4]。
DMMブックスとの連動 編集
iOS/Android用のアプリでは、画面下のメニューから別アプリへの切り替え無しで電子書籍サービス「DMMブックス」を呼び出せるようになっており[9]、動画検索でもアニメ作品の原作や関連作品となる漫画やライトノベルが表示されるようになっている。
FANZA TV 編集
アダルトビデオを始めとする18歳未満視聴禁止の動画配信はDMM TVと同日に「FANZA TV」のブランド名で株式会社デジタルコマースが提供を開始しており、DMMプレミアム会員は追加料金無しで見放題の対象となる[4]。
動作環境 編集
PC、スマートフォン、タブレットでの視聴はブラウザ経由で可能。iPhoneおよびiPad、Android端末やAndroid TV、Amazon Fire TV(第2世代モデル以降)[10]、Amazon Fire TV Stick[10]、PlayStation 4/PS VR[11]、PlayStation 5/PS VR2[12]での視聴は専用アプリのインストールが推奨されている[9][13][14][15]。
オリジナル・独占配信番組 編集
DMM TVのオリジナル、独占配信番組。
アニメ 編集
- 2022年
- 2023年
- スペアイ SPACE IDOL[18] - 制作:KENJISTUDIO、REGARO
オリジナルドラマ 編集
- 2023年
- ケンシロウによろしく[19]
- EVOL[19]
- ナナシ-第七特別死因処理課-[20][21]
- アカイリンゴ - 朝日放送テレビと共同制作、独占配信[22]
- サブスク彼女 - 朝日放送テレビと共同制作、独占配信[22]
- 横道ドラゴン[6]
バラエティ番組 編集
- 2022年
- 自称声優(2022年12月17日 - )[4]
- Incidents" インシデンツ(2022年12月23日 - 2023年1月13日)[23]
- 下下紘輝(2022年12月24日 - )[4]
- 全惑星★激あまやかしバラエティ「箱入りミュータント」(2023年2月24日 -)[21]
- FANZA TV
- カチコチTV(FANZA見放題chライトから継続)
- 出演:小宮浩信(三四郎)、森田哲矢(さらば青春の光)
出典 編集
- ^ a b “オードリー春日さんはキン肉マン、雨宮天さんは女らんまが推しだった! 推しが見つかる、世界が変わるDMM TV発表会レポ”. 電撃オンライン (KADOKAWA Game Linkage). (2022年12月1日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ “動画配信「DMM TV」サービス開始 アニメ充実、月550円で動画見放題”. 産経新聞. (2022年12月1日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ a b c “月額550円の動画配信サービス「DMM TV」開始 実質3カ月無料の特典も”. ITmedia mobile (ITmedia). (2022年12月2日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g 山崎健太郎 (2022年12月1日). “DMMが月額550円の新映像配信「DMM TV」アニメ主軸。FANZA TV対象作も見放題”. AV WATCH (インプレス) 2022年12月11日閲覧。
- ^ 北川研斗 (2023年2月21日). “「DMMプレミアム」にpixivとDAZNとのセットプラン、月額980円~”. ケータイ Watch. 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b “「#DMM TV まつり~Original Content Lineup~」イベントレポート”. DMM.com. PRTIMES (2023年3月17日). 2023年3月18日閲覧。
- ^ “DMM TVに引き継がれない「DMM動画」、購入額に応じたポイントが戻る申請フォーム開設”. INTERNET WATCH. インプレス (2022年12月2日). 2022年12月11日閲覧。
- ^ “月額550円で見放題「DMM TV」スタート 新作アニメカバー率100%、「FANZA TV」も対象”. ITmedia. (2022年12月1日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ a b 臼田勤哉 (2022年12月1日). “月550円の動画配信サービス「DMM TV」 エンタメコスパ最強”. Impress Watch (インプレス) 2022年12月11日閲覧。
- ^ a b Amazon Fire TV Stick(第1世代・第2世代)とAmazon Fire TV(第2世代)については2023年1月23日に対応した。
- ^ 2023年7月12日に対応した。
- ^ 2023年2月22日に対応した。
- ^ 長岡頼 (2023年1月23日). “総合動画配信サービス「DMM TV」がAmazon「Fire TV Stick」&「Fire TV」に対応!”. GAME Watch. 2023年1月23日閲覧。
- ^ 酒井隆文 (2023年2月22日). “DMM TVがPS5/PS VR2対応。FANZA TVもPS VR2で視聴可能”. AV Watch. 2023年2月22日閲覧。
- ^ 吉田航平 (2023年7月12日). “動画配信サービス「DMM TV」が7月12日よりPS4に対応開始。PlayStation VRにも対応”. GAME Watch. 2023年7月13日閲覧。
- ^ DMM TVでVR動画は再生できますか?
- ^ 「「ルパン三世」のスピンオフアニメ「LUPIN ZERO」がDMM TVで12月16日(金)より独占配信決定」『WEBザテレビジョン』KADOKAWA、2022年12月1日。2022年12月11日閲覧。
- ^ 「宇宙が舞台のアイドルショートアニメ「スペアイ」DMM TVで配信、本渡楓が出演」『コミックナタリー』ナターシャ、2022年12月15日。2022年12月15日閲覧。
- ^ a b 「バカリズム脚本『ケンシロウによろしく』や『EVOL』も 「DMM TV」オリジナル作品発表」『リアルサウンド映画部』blueprint、2022年12月15日。2022年12月15日閲覧。
- ^ “【独占配信】ナナシ - 第七特別死因処理課”. DMM TV. 2023年1月29日閲覧。
- ^ a b TheatriX!「2.5次元舞台で人気の俳優たちのオリジナル作品が見られる『2.5次元的世界』がDMM TVでスタート」『SPICE』イープラス、2023年1月16日。2023年1月29日閲覧。
- ^ a b 高橋千里 (2023年4月8日). “セクシュアルな深夜ドラマ『アカイリンゴ』『サブスク彼女』は何を描きたいのか?男性向けだった「DMM TV」の新たな挑戦”. QJWeb クイック・ジャパン ウェブ. 2023年4月10日閲覧。
- ^ a b 「地上波では流せない? 藤井健太郎、佐久間宣行がそれぞれ手がけるDMM TVオリジナルバラエティ2番組が詳細解禁」『WEBザテレビジョン』KADOKAWA、2022年12月15日。2022年12月15日閲覧。