ロバート・テイラー (F1エンジニア)

ロバート・"ロブ"・テイラーRobert "Rob" Taylor1959年4月23日 - )は、イギリスオックスフォードシャー州デディントン出身[1]のF1マシンデザイナーで、2016年からハースF1チームのチーフデザイナー[2]

ロバート・テイラー

Robert Taylor
生誕 (1959-04-23) 1959年4月23日(65歳)
オックスフォードシャー州デディントン
国籍 イギリスの旗 イギリス
業績
専門分野 F1マシンデザイナー
勤務先 ハースF1チーム(2015 - )
雇用者 コスワース(1987 - 1989)
ベネトン(1989 - 1992)
フェラーリ(1992-1996,FDD)
アロウズ(1997 - 2002)
ジャガー(2002 - 2004)
レッドブル(2005 - 2006)
マクラーレン(2006 - 2010)
ヴァージン/マルシャ(2010 - 2015)

人物 編集

1987年、エンジンメーカーのコスワースで働き始め、1989年、ベネトンに転職。

1992年から1996年、フェラーリが英国サリーシャルフォードに設けたフェラーリ・デザイン・アンド・デベロップメント(FDD)のジョン・バーナードの設計チームで4季にわたるフェラーリF1マシンデザインでサスペンション設計を担当(412T1412T2F310F310B)。

1997年、FDDの買収によって成立したジョン・バーナードの設計事務所、「B3テクノロジー」に所属し、バーナード、マイク・コフランとともにTWRアロウズに移り、2002年のチーム消滅まで在籍し、サスペンション設計を担当(A19A20A21A22A23)。

2002年から2004年、ジャガーのチーフデザイナー(2003:R4[3], 2004:R5)。

2005年用設計のジャガーR6レッドブルRB1およびトロ・ロッソSTR1になったことから、初代のレッドブルF1カーと初代のトロ・ロッソF1カーとを設計したことになっていて、2006年には、レッドブル・テクノロジー[4]の前身のレッドブル・レーシング・ホールディングスのチーフデザイナーとして登録されながら、ビスターの設計チームで、姉妹チームのトロ・ロッソ(STR1)のチーフデザイナーを務めていたことになっているが、実際には2006年の年頭にマクラーレンに移籍して[5]マイク・コフランに合流し、2010年までシニアデザインチームを指揮している(MP4-22MP4-23MP4-24)。

その後、ヴァージン/マルシャF1 /マノーF1で副チーフデザイナーを務めた[6]

2015年2月、新設のハースF1のチーフデザイナー就任が発表され[7]、共同テクニカルディレクター。

脚注 編集

  1. ^ Brown, Allen. “Rob Taylor”. OldRacingCars.com. 2022年9月4日閲覧。
  2. ^ Haas – F1 Racing Team - The Official F1® Website”. web.archive.org (2020年5月1日). 2022年10月16日閲覧。
  3. ^ Jaguar's R4 unveiled”. grandprix.com. 2022年9月28日閲覧。
  4. ^ RED BULL TECHNOLOGY LIMITED”. find-and-update.company-information.service.gov.uk. 2022年8月28日閲覧。
  5. ^ McLaren nabs Red Bull man”. grandprix.com. 2022年9月28日閲覧。
  6. ^ Haas F1 Team On Schedule for 2016 Debut”. haasf1team.com. 2022年9月4日閲覧。
  7. ^ Ex-Red Bull man Taylor to head Haas Formula 1 team design programme”. autosport.com. 2022年9月4日閲覧。