ロプノールトラ

トラの一亜種。

ロプノールトラ(羅布泊虎、Panthera tigris lecoqui: 新疆虎)は、かつて中華人民共和国ロプノールに生息していたトラの一亜種である[1]。現在は絶滅したと考えられている[1]。独立した亜種とされていたが、カスピトラと同一亜種と考えられることも多い[1]

ロプノールトラ
保全状況評価
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : ローラシア獣上目 Laurasiatheria
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
: ヒョウ属 Panthera
: トラ P. tigris
亜種 : ロプノールトラ P. t. lecoqui
学名
Panthera tigris lecoqui
(Schwarz, 1816)
和名
ロプノールトラ
Lop Nur is in the northwest portion of China
Lop Nur is in the northwest portion of China
Lop Nur
Lop Nur (中華人民共和国)
ロプノールの位置

形態 編集

頬と体下面の毛も長い、後肢の外側の縞は茶色い、前肢の前側には縞が無い、冬毛が長く密生する、などカスピトラに似るが、本亜種のほうが色鮮やかで美しく、肩には毛房、短いがある[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d 今泉、2004、15頁

参考文献 編集

  • 今泉忠明『動物百科 野生ネコの百科』(最新版(第3版))データハウス、2004年7月20日、15頁。ISBN 9784887187726 

関連項目 編集