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ロレアル

フランス発祥の企業

ロレアル: L'Oréal S.A.)は、フランスクリシーに本部を置く世界最大の化粧品会社である。特に、化粧品ヘアカラー、ヘアケア、スキンケア、日焼け防止、香水の分野を中心に発展した。また、皮膚病学や調剤の分野の活動も盛んである。ユーロネクスト・パリ上場企業(EuronextOR )。

ロレアル
L'Oréal S.A.
企業ロゴ
種類 株式会社
市場情報 EuronextOR
本社所在地 フランスの旗 フランス
クリシーオー=ド=セーヌ県
設立 1909年
業種 化学
事業内容 化粧品
売上高 約3兆2,440億円(2018年)
営業利益 約5,900億円(2018年)
純利益 約4,794億円(2018年)
純資産 約3兆2000億円(2018年)
総資産 約4兆6000億円(2018年)
従業員数 約86,000名(2018年)
決算期 12月末
主要子会社 ランコム英語版
メイベリン
NYXコスメティクス
ガルニエ
マトリックスエッセンシャル
関係する人物 Eugène Schueller
François Dalle
Graham Hedworth
Lindsay Owen-Jones
外部リンク www.loreal.com
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ロレアルは、ヘアカラー分野からその事業を始めたが、すぐに美容の他の分野にも進出した。現在、ロレアルからは50以上のブランドが市販されており、ヘアカラーのほかにパーマ、スタイリング、ボディケア、スキンケア、洗顔、香水など美容のあらゆる分野においてたくさんの製品を世に出している。またロレアル製品はあらゆる流通経路を通して販売されており、ヘアサロン、香水売り場から、スーパーマーケットドラッグストア薬局通信販売と様々である。

沿革編集

1907年フランス人化学者ウジェーヌ・シュエレールが画期的なヘアダイの開発に成功した。パリジェンヌの間にあって、頭髪のカラーリングはすでにファッションの一つと見なされていたが、それまでのものは強い薬品を使用し、危険でありなおかつ仕上がりも不安定だった。彼がAuréoleと名付けた新製品は安全性が高く、これを当時のヘアサロンに売り歩いたのがロレアルの歴史の始まりであったといえる。

1909年、シュエレールは後のロレアルの原型となる「フランス無害染毛株式会社(Société Française de Teintures Inoffensives pour Cheveux)」を設立、当時より会社の基本理念は「研究開発と美しさのための革新」であった。

20世紀初期、シュエレールはLa Cagouleと呼ばれる暴力的な反共ファシスト集団に金銭的な援助を行ったり、このグループの会議にロレアル本部を提供したりしていた。第二次大戦後にはこのグループのメンバーを役員として雇用もしている。

1920年時点で、小さな会社でありながらすでに3人の化学者が従業員として勤務していたが、1950年までには研究チームは100強にのぼり、1984年までにはその数は1000に達し、現在は2000近くの研究チームがある。

1973年には製薬事業への参入を見据えてサンテラボ社(Synthélabo)を買収したが、サンテラボ社は1999年にSanofi社と合併、2004年にはアベンティス社と合併、現在のサノフィ社となっている。

2006年3月17日には、両社の合意によって、倫理的な企業理念を掲げて美容関連事業を行っているザ・ボディショップ株式公開買い付けを6億5,200万ポンドで行った。また、アメリカでは、ナノテク分野の最大規模の特許権者でもある。

日本ロレアルの沿革編集

  • 1963年 - ロレアル社と株式会社小林コーセー(現 株式会社コーセー)が提携。日仏合弁事業としてサロン向け製品の開発をスタート(“ロレコス”設立)。
  • 1976年 - 個人消費者向け製品を日本に導入。
  • 1978年 - ラグジュアリ・プロダクツ部門が日本に進出。ランコムの販売を開始。
  • 1983年 - 東京に研究開発施設を開設。ヘレナ・ルビンスタインがラグジュアリ・プロダクツ部門に加入。御殿場工場設立。
  • 1990年 - 川崎市かながわサイエンスパークにヘアケアに関する研究開発施設を開設。
  • 1995年 - つくば市に、本国フランス以外では初めての基礎研究所を設立。
  • 1996年7月1日 - 日本ロレアル株式会社設立。
  • 1997年7月1日 - 別法人となっていた事業を統合。
  • 1999年10月 - メイベリンが日本ロレアルに加入。
  • 2000年 - 株式会社シュウウエムラ化粧品に資本参加を行い、提携を締結。
  • 2004年 - つくば市の基礎研究所を「かながわサイエンスパーク」に統合し、フランス以外で初めて基礎・応用・開発の全研究段階を備えた新しい研究開発体制を整える。

経営編集

企業統治編集

取締役会編集

現在ロレアル社の取締役会は、Francisco Basco, Werner Bauer, Liliane Bettencourt, Peter Brabeck-Letmathe, Jean-Louis Dumas, Xavier Fontanet, Bernard Kasriel, Marc Lacharrière, Françoise Meyers, Jean-Pierre Meyers, Lindsay Owen-Jones, Franck Riboud, Louis Schweitzerで構成されている。

経営委員会編集

  • 最高経営責任者:Jean-Paul Agon
  • 取締役会長:Sir Lindsay Owen-Jones
  • 戦略的事業開発部門上級副社長:Béatrice Dautresme
  • 研究開発部門上級副社長:Jean-François Grollier
  • 生産部門上級副社長:Marcel Lafforgue
  • 経営部門副社長:Christian Mulliez
  • プロフェッショナル用製品部門社長:Jean-Jacques Lebel
  • 個人消費者用製品部門社長:Patrick Rabain
  • 人事部門上級副社長:Geoff Skingsley
  • ラグジュアリー・プロダクツ部門社長:Marc Menesguen

研究開発編集

ロレアルは、世界各所に5つの研究開発センターを構えている。所在地は以下の通り。

株主編集

  • 株式保有の内訳: ベッタンクール家(Bettencourt) 30.0%、ネスレ 28.9%、自己株式 3.7%。残り37.4%は公開株式
  • 議決権の内訳:ベッタンクール家 31.2%、ネスレ 30.0%、残り38.9%が一般株主

ブランド編集

ロレアルはいくつものブランドをもっており、ロレアルの名を前面に出さず、各ブランド名で勝負する戦略を取っている。ブランドは大きく分けて、プロフェッショナル向け、高級志向、コンシューマ向け、アクティブコスメティクスに分けられている。

ロレアルグループのブランド
プロフェッショナル向け
(Professional Product Division)
高級志向
(Luxury Products Division)
コンシューマ向け
(Consumer Product Division)
アクティブコスメティクス
(Active Cosmetics Division)
  • Paloma Picasso
  • Victor et Rolf parfums

※英字は日本未展開ブランド

イメージモデル編集

関連項目編集

外部リンク編集