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三島村(みしまむら)は、鹿児島県鹿児島郡薩摩半島南端から南南西約40kmの位置にある口之三島(上三島)と呼ばれる島嶼群からなる。 三島村役場は各有人島とフェリーで結ばれる鹿児島市にあり、村内の各島には出張所が設けられている。

みしまむら
三島村
硫黄岳(硫黄島)
硫黄岳(硫黄島
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
鹿児島郡
団体コード 46303-5
法人番号 1000020463035
面積 31.39km2
総人口 387[編集]
推計人口、2018年10月1日)
人口密度 12.3人/km2
三島村役場
村長 大山辰夫
所在地 892-0821
鹿児島県鹿児島市名山町12番18号
北緯31度35分40.2秒東経130度33分38.6秒座標: 北緯31度35分40.2秒 東経130度33分38.6秒
Mishima Village Office 20180505.jpg
外部リンク 三島村
薩南諸島位置図

三島村位置図

― 市 / ― 町・村

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村の全域が三島村・鬼界カルデラジオパークとなっている。

目次

地理編集

口之三島(上三島)は南西諸島および薩南諸島の最北端に位置し、以下に挙げる3つの有人島があることから「三島」の名がある。(世帯数・人口は2016年12月1日現在[1]

  • 竹島:面積4.20 km²、周囲9.7 km、世帯数47、人口81
  • 硫黄島:面積11.65 km²、周囲14.5 km、世帯数62、人口124
  • 黒島:面積15.37 km²、周囲15.2 km
    • 大里:世帯数66、人口111
    • 片泊:世帯数32、人口64

各島の地理については各島の項および上三島の項を参照。

地勢編集

歴史編集

年表編集

江戸時代までは薩摩国川辺郡に属し、トカラ列島(現在の十島村(としまむら)の区域)と合わせて「川辺郡十島(川辺十島)」と呼ばれていた。

明治〜1940年代

これにより十島村(じっとうそん)は、アメリカ統治下に入ったトカラ列島(現在の十島村(としまむら)の村域)と、日本側に残った北部3島(現在の三島村の村域)で事実上分断されることとなり、3島のみで十島村(じっとうそん)を継承することとなった。この際、それまでの村役場はトカラ列島側の中之島に置かれていたため、仮の村役場を鹿児島市に設置した。

戦後
  • 1952年昭和27年)
    • 2月4日 - トカラ列島の行政権が日本に返還される。
    • 2月10日 - 十島村(じっとうそん)の区域を北緯30度以北のみに変更[2]し、村名を三島村に改称[3]
    • 同日 - 本土復帰したトカラ列島の区域をもって十島村(としまむら)を新設[4]
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 所属が大島郡から鹿児島郡に変更される[5]

遷移表編集

明治22年4月1日 明治22年 - 明治45年 大正1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和27年 昭和27年 - 昭和48年 昭和48年 - 現在 現在
川辺郡十島
(町村制未施行)
明治30年4月1日
大島郡
明治41年4月1日
(島嶼町村制施行)
大島郡十島村
大正9年
(島嶼指定解除)
大島郡十島村
(上三島)
大島郡十島村
昭和22年5月3日
(地方自治法施行)
大島郡十島村
昭和27年2月10日
(境界変更・改称)
大島郡三島村
昭和48年4月1日
鹿児島郡三島村
鹿児島郡三島村
昭和21年2月2日
(アメリカ合衆国統治下)
十島村
昭和27年2月4日
(本土復帰・町村制)
大島郡十島村
昭和27年2月10日
(地方自治法適用)
大島郡十島村
昭和48年4月1日
鹿児島郡十島村
鹿児島郡十島村

行政編集

自治体の域内に常設の役場がないのは(災害等で臨時的に役場が移転した例を除けば)現在日本に3町村のみである。

三島村役場が鹿児島市に移転したのは前述の歴史的経緯によるものだが、中心的といえる集落がない3島のいずれかに役場を置くより、3島と村営船で結ばれ、住民の生活圏かつ県庁や国の機関等とのやり取りにも都合の良い場所である鹿児島市内に置いた方が利点があるという理由もある。また船の欠航等により村民が帰島出来ず鹿児島市に足止めされた場合などに、村役場が支援を行えるという側面もある。
ただし島々と鹿児島市との往来は日帰りで出来るものではないため、役場職員のほとんどは鹿児島市に住民票を置き、村内に住所を持たないため、役場職員に村長選挙村議会議員選挙の選挙権が無かったり、住民税が村に入らないなどの問題がある。大元の人口の少なさもあって、財政力指数は全市町村中で全国最下位である。

本土並みの行政サービスを受けられず、「選挙を通じて意思表示しなければ、切り捨てられてしまう」という過疎の離島の切実さから、公職選挙では寝たきりの高齢者を除くほぼ全員が投票する高投票率であることが知られている[6][7]

村政編集

  • 村長:大山辰夫

村議会:定数7[8]

  • 三島村役場 - 鹿児島市
    • 竹島出張所 - 竹島
    • 硫黄島出張所 - 硫黄島
    • 三島開発総合センター - 硫黄島
    • 大里出張所 - 黒島
    • 片泊出張所 - 黒島
    • 大里ふるさとセンター - 黒島
    • 片泊ふれあいセンター - 黒島

公共サービス編集

消防
  • 三島村消防団(事務所管は三島村役場)
    • 竹島消防分団
    • 硫黄島消防分団
    • 大里消防分団
    • 片泊消防分団

常備消防はない。

医療
  • 竹島へき地診療所
  • 硫黄島へき地診療所
  • 黒島診療所
  • 硫黄島福祉センター

救急に関しては診療所に配置されている患者輸送車(軽ワゴン車)で対応し、重症患者はヘリコプター(昼間は鹿児島県ドクターヘリ、夜間は海上自衛隊鹿屋救難飛行隊)により搬送される。 鹿児島県ドクターヘリは日本で唯一民間医療ヘリと補完飛行の提携を行っており、重複要請時には米盛病院(鹿児島市)の医療ヘリレッドウィングが飛行することもある。

警察

地域編集

人口編集

 
三島村と全国の年齢別人口分布(2005年) 三島村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 三島村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
三島村(に相当する地域)の人口の推移
 
総務省統計局 国勢調査より

教育編集

小・中学校編集

高等学校編集

  • 村内に高校はなく、ほぼ全員が鹿児島学区に進学する。

文化施設編集

  • みしまジャンベスクール(硫黄島)
  • 冒険ランドいおうじま(硫黄島)※鹿児島市立

通信編集

電話編集

市外局番は村内全域が「09913」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(硫黄島MA)。収容局は硫黄島局および硫黄島黒島局。

インターネット編集

ミシマデネット(光ブロードバンド)

郵便編集

郵便番号は村内全域が「890-090x」。集配は鹿児島中央郵便局が行う。

郵便局

いずれもゆうちょ銀行ATMは設置されておらず、貯金業務は窓口での扱い。なお村内には郵便局以外の金融機関はない。

  • 硫黄島郵便局
  • 大里簡易郵便局(旧・鹿児島中央郵便局黒島分室)
  • 片泊簡易郵便局
  • 竹島簡易郵便局(旧・鹿児島中央郵便局竹島分室)

交通編集

村営航路編集

  • 航路
    • 鹿児島本港 - 竹島 - 硫黄島 - 黒島(大里) - 黒島(片泊)
      • ほぼ週4便運航。鹿児島本港発で片泊港(黒島)で1泊する便と鹿児島本港発着便(運航スケジュールは村公式サイト参照または役場へ問い合わせの事)。
  • 船舶
     
    硫黄島港に着岸するみしま
    みしま[9]
    2001年4月竣工。1,196総トン、全長89.5m、幅14.0m、出力8,000ps、航海速力19.0ノット(最大20.4ノット)。
    旅客定員200名。車両搭載数:トラック5台・乗用車18台・バス1台。三菱重工業下関造船所建造。
    みしまが入渠(ドックイン)などで運航できないときはフェリーとしま2がみしまの代船となり、逆にフェリーとしま2が運航できないときはみしまがフェリーとしま2の代船となる。近年、枕崎漁港(枕崎市)への延長が行われたが、現在は枕崎への定期寄港はしていない。

道路編集

航空便編集

脚注編集

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  1. ^ 各種統計資料”. 三島村. 2017年5月7日閲覧。
  2. ^ 鹿児島県告示第74号(大島郡十島村の境界)
  3. ^ 鹿児島県告示第75号(大島郡十島村を三島村に変更する条例の許可)
  4. ^ 昭和27年政令第13号
  5. ^   郡の区域変更(昭和47年自治省告示第298号、昭和47年11月29日付官報第13780号所収)
  6. ^ 自治はどこへ:2015年統一選 投票率、毎回ほぼ100%離島の村 働かない議員は交代 「無人島になる」危機感”. 毎日新聞 (2015年2月12日). 2015年8月13日閲覧。
  7. ^ 投票率「100%」 離島の危機感 進む過疎化 「声上げないと切り捨てられる」 都市部は低い関心、打開策なし”. 産経新聞 (2015年4月15日). 2015年8月13日閲覧。
  8. ^ 得票11票ずつでくじ引き 候補者2人、漁船が出迎え”. 朝日新聞社. 2019年5月1日閲覧。
  9. ^ 日本船舶明細書I 2008年版 - 社団法人 日本海運集会所(2007年12月30日発行)

関連項目編集

外部リンク編集