上川畑大悟
上川畑 大悟（かみかわばた だいご、1997年1月12日 - ）は、岡山県倉敷市出身のプロ野球選手（内野手）。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
| 北海道日本ハムファイターズ #4 | |
|---|---|
 2022年9月15日 京セラドーム大阪 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 岡山県倉敷市 |
| 生年月日 | 1997年1月12日（27歳） |
| 身長 体重 |
167 cm 71 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投左打 |
| ポジション | 遊撃手、二塁手 |
| プロ入り | 2021年 ドラフト9位 |
| 初出場 | 2022年5月24日 |
| 年俸 | 2900万円（2024年）[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
| |
この表について
| |
経歴 編集
プロ入り前 編集
小学校4年生の時に倉敷市の学童軟式野球チーム「粒江ビッグスター」で野球を始める[2]。
岡山県立倉敷商業高等学校に進学し、1年夏の第94回全国高等学校野球選手権大会にベンチ入り。
高校卒業後は、日本大学生産工学部[3]に進学する。2学年上には京田陽太がおり、二遊間を組んだ[4]。2年秋にリーグ優勝、ベストナインを受賞。4年侍ジャパン大学日本代表に選出され、2018 ハーレムベースボールウィークに出場[5]。
大学卒業後、NTT東日本に所属し、1年目から遊撃手のレギュラーを獲得[6]。2年目にはドラフト会議の指名候補にも上がったものの、指名漏れを経験する[7]。
2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、北海道日本ハムファイターズから9位指名を受け、12月17日に契約金2000万円、年俸1000万円で仮契約を結んだ。背番号は4[8]。
日本ハム時代 編集
2022年は、一軍でのキャンプが予定されていたが、前年末に受傷した右膝外傷性骨挫傷の治療のため、2月7日に沖縄の二軍キャンプに合流した[9]。5月24日にプロ初の一軍昇格を果たすと、同日に行われた東京ヤクルトスワローズ戦で2番・遊撃で即スタメン出場を果たし[10]、プロ初安打とプロ初盗塁を記録した[11]。6月26日の福岡ソフトバンクホークス戦で又吉克樹からプロ初本塁打を放った[12]。9月17日の千葉ロッテマリーンズ戦で東條大樹からサヨナラ打を放った[13]。一方、走塁面では盗塁8に対して盗塁死が10とリーグワーストであった。
2023年6月16日の中日ドラゴンズ戦で、0-1で迎えた4回表2死一､三塁の場面で、一塁走者だった上川畑が盗塁を仕掛けるフリを見せ、相手投手の小笠原慎之介が一塁に牽制球を投じ、一二塁間で挟殺プレーが繰り広げられている際に、三塁走者の万波中正が生還し1-1の同点に追い付くトリックプレーを完成。3アウト後の攻守交代の際に、相手監督立浪和義が、怒りに震えてベンチ裏でゴミ箱を蹴り上げるというハプニングが発生した[14][15]。試合は2-1と逆転勝ちし、試合終了後の記者会見で監督新庄剛志は、｢あのプレーはキャンプから練習してきましたし、あのプレーを決めるために上川畑君には俳優になってもらいました」と雑貨した[16]。
選手としての特徴・人物 編集
本職は遊撃手であり、50m走のタイム6秒0の俊足と遠投110mの強肩を生かした高度かつ堅実なプレーを魅せる[17][18]。打撃では優れた選球眼、勝負強さが光る[19][20]。また、犠打など小技に長けている[21]。
ルーキーながら堅実な守備を披露したり、勝負強いバッティングをすることから、SNSや日本ハムのファンからは『神川畑』と呼ばれることがある[22]。
ドラフト会議直後の2021年12月に結婚。既婚者のルーキーには球団寮への入寮義務はないものの、上川畑は他のルーキーと共に鎌ヶ谷の球団寮に入寮しており、妻とは別居生活を行っている[23]。
詳細情報 編集
年度別打撃成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022 | 日本ハム | 80 | 301 | 261 | 22 | 76 | 7 | 2 | 2 | 93 | 17 | 8 | 10 | 12 | 0 | 21 | 0 | 7 | 45 | 3 | .291 | .360 | .356 | .716 |
| 2023 | 108 | 346 | 293 | 16 | 62 | 5 | 1 | 0 | 69 | 18 | 3 | 4 | 12 | 1 | 34 | 1 | 6 | 51 | 5 | .212 | .305 | .235 | .541 | |
| 通算：2年 | 188 | 647 | 554 | 38 | 138 | 12 | 3 | 2 | 162 | 35 | 11 | 14 | 24 | 1 | 55 | 1 | 13 | 96 | 8 | .249 | .331 | .292 | .623 | |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最多
年度別守備成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
二塁 | 遊撃 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2022 | 日本ハム | 14 | 8 | 21 | 1 | 2 | .967 | 71 | 96 | 177 | 2 | 34 | .993 |
| 2023 | 26 | 37 | 60 | 2 | 10 | .980 | 81 | 91 | 189 | 8 | 38 | .972 | |
| 通算 | 40 | 45 | 81 | 3 | 12 | .977 | 152 | 187 | 366 | 10 | 72 | .982 | |
- 2023年度シーズン終了時
記録 編集
- 初記録
- 初出場・初先発出場：2022年5月24日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦（明治神宮野球場）、2番・遊撃手で先発出場[24]
- 初打席：同上、1回表にサイスニードから一ゴロ[24]
- 初安打：同上、10回表に今野龍太から右前安打[24]
- 初盗塁：同上、10回表に二盗（投手：今野龍太、捕手：中村悠平）[24]
- 初打点：2022年5月28日、対読売ジャイアンツ2回戦（札幌ドーム）、5回裏にマット・シューメーカーから三ゴロの間に記録[25]
- 初本塁打：2022年6月26日、対福岡ソフトバンクホークス12回戦（福岡PayPayドーム）、8回表に又吉克樹から右越ソロ[26]
背番号 編集
- 4（2022年 - ）
登場曲 編集
脚注 編集
- ^ “日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年12月1日閲覧。
- ^ “上川畑大悟 プロフィール”. 週刊ベースボールONLINE. 2024年2月22日閲覧。
- ^ “77番目からの下剋上。”. 日本大学 「スポーツ日大」サイト (2023年6月27日). 2023年7月30日閲覧。
- ^ “打率.417も… 日本ハム・ドラ9上川畑が覗かせた“守備職人”としての強い自負”. Full-Count (2021年12月9日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “山下輝、徳山壮磨ら11名の侍ジャパン経験者が指名を受ける／プロ野球ドラフト会議2021総括”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2021年10月15日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “日本ハム9位・上川畑大悟(NTT東日本/内野手) 守備職人に加わった新たな武器”. 週刊ベースボールONLINE (2021年12月27日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “【ドラフト】昨年指名漏れの日本ハム９位上川畑大悟「素直にうれしい」”. 日刊スポーツ (2021年10月11日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “日本ハム９位上川畑大悟に異例１ケタ背番号「恥じぬよう」最後の男の大逆襲”. 日刊スポーツ (2021年12月18日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “日本ハム９位上川畑大悟が２軍キャンプ合流 右膝リハビリ行い４～６週間で実戦復帰目指す”. 日刊スポーツ (2022年2月7日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “【日本ハム】ルーキー上川畑大悟昇格スタメン「今日は２番に上川畑君」新庄ビッグボス理由明かす”. 日刊スポーツ (2022年5月24日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “【日本ハム】デビュー戦初安打上川畑大悟に新庄ビッグボス「打ってくれると思ってサイン変えた」”. 日刊スポーツ (2022年5月24日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “ルーキー上川畑大悟プロ初本塁打 ソフトバンク又吉から【日本ハム】”. 中日スポーツ (2022年6月26日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “【日本ハム】ドラ９上川畑大悟“神”サヨナラ打、３年ぶり４万超観客の前で初の大仕事”. 日刊スポーツ (2022年9月17日). 2022年10月2日閲覧。
- ^ “中日・立浪監督、ゴミ箱蹴とばす八つ当たりに選手ドン引き「上に立つ人間が？」ファンからも大ブーイング”. Smart Flash (2023年6月17日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “【野球】なぜ中日・立浪監督はゴミ箱を蹴り上げたのか 普段は温厚な指揮官が激高した舞台裏”. デイリースポーツ (2023年6月19日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “新庄監督 秘策発動 上川畑おとりに万波生還で決勝点”. 道新スポーツ (2023年6月16日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “NTT東日本・上川畑が新打法で躍動 ドラフトへ「諦めていない」”. スポニチ Sponichi Annex (2021年9月22日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ “最優秀中継ぎの水上を抑えた救援右腕 白熱のパ新人王争い…ファンが支持したのは？”. Full-Count (2022年11月23日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ “打って、守って、走って…日本ハム・上川畑大悟が「らしさ」を存分に発揮”. BASEBALL KING (2022年7月11日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ “【総括】上川畑「けがは悔しかったですけど、それなりの結果残せて良かった」 新人王は「全然無理」”. DOSHIN SPORTS (2022年10月3日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ “日本ハム・上川畑大悟 小技、大技を繰り出し攻守に存在感見せる77番目の男／ルーキーの中間報告 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE (2022年7月21日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ “日本ハム】新庄ビッグボス「頼りになりますわ！」上川畑大悟が“神川畑”となり延長10回Ｖ打”. 日刊スポーツ (2022年9月24日). 2022年9月27日閲覧。
- ^ “【日本ハム】ドラフト９位・上川畑大悟 ７７番目の男は新婚も覚悟の別居…ルーキー紹介”. スポーツ報知 (2022年1月22日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c d 「日本ハム・上川畑 プロ初ヒット＆盗塁！この日1軍に初昇格し即2番スタメン」『スポーツニッポン』、2022年5月24日。2022年6月26日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】ドラ９上川畑大悟プロ初打点 新庄ビッグボス「ゴロゴー」采配の後押し」『日刊スポーツ』、2022年5月28日。2022年6月26日閲覧。
- ^ 「日本ハム ドラ９上川畑がプロ初本塁打 土壇場八回同点ソロ」『デイリースポーツ』、2022年6月26日。2022年6月26日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 個人年度別成績 上川畑大悟 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 4 上川畑 大悟 選手名鑑 - 北海道日本ハムファイターズオフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 上川畑大悟 (@kamikawabata_4) - Instagram
 | この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。 |