入間市駅
入間市駅(いるましえき)は、埼玉県入間市河原町にある、西武鉄道池袋線の駅である。駅番号はSI23。
入間市駅 | |
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![]() 南口(2019年7月) | |
いるまし Irumashi | |
◄SI22 稲荷山公園 (0.9 km) (2.9 km) 仏子 SI24► | |
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所在地 | 埼玉県入間市河原町2-1 |
駅番号 | SI23 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
所属路線 | ■池袋線 |
キロ程 |
36.8km(池袋起点) 小竹向原から33.4 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
33,713人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月15日 |
年表編集
駅構造編集
単式ホーム1面と島式ホーム2面4線、計3面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。1番ホーム(現在使用停止中)と2番ホームは同じ線路を共用している。
ホームと改札階との間は階段のほかエスカレーターとエレベーター(1番ホームを除く)により連絡している[4]。トイレは2階改札内にあり、多機能トイレも設置されている[4]。このほか改札外の南口駅前広場に公衆トイレがある。
なお、1番ホーム(使用停止中)は特急専用で、中間改札が設置されていた[4]。自動改札機はない。
駅の前後はS字型の急カーブになっている。
のりば編集
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 使用停止 | ||
2・3 | 池袋線 | 下り | 飯能・西武秩父方面 |
4・5 | 上り | 所沢・池袋・新木場・渋谷・横浜方面 |
- 内側2線(3番ホームと4番ホーム)が主本線、外側2線(1・2番ホームと5番ホーム)が待避線である。2019年3月15日までは、1・2番ホームに入った列車は、特急であれば1番ホーム側、それ以外は2番ホーム側で客扱いをしていた。しかし、3月16日のダイヤ改正で、下りの特急も2番ホーム側で客扱いすることになった。なお、上りの特急は5番ホームに停車する。つまり、上下線ともに特急列車は待避線に入線する。
- 2016年4月16日より、発車メロディ「茶摘み」を導入している[2][3]。
- かつて1番ホームは飯能・西武秩父方面特急専用ホームとして使用されていたが、2019年3月16日から使用停止、2番ホームと線路を共用していた。これは1番ホームの有効長が7両分までしかなく、新型特急西武001系「Laview(ラビュー)」が8両編成であり、1両分ホームが短い為の措置と思われる。
特徴編集
- かつては当駅を通過する旅客営業列車が設定されていたが、特急「ちちぶ」・「むさし」が当駅に停車し始めた以降も引き続き通過していた特急「おくちちぶ」が2003年3月12日に廃止されたため、同日以降は特急を含む全旅客営業列車が停車するようになった。また、有料座席指定列車「S-TRAIN」は土曜・休日ダイヤのみ当駅に入線し、上下列車とも停車する[5]。
- 通常、始発・終着列車は設定されていないが、毎年11月3日に開催される航空自衛隊入間基地航空祭の開催時のみ臨時の始発・終着列車が設定されている。この際構内に折り返し線が存在しないため、2番ホームに到着した当駅終着列車は仏子駅の中線まで回送の上折り返し、始発列車は5番ホームに入線する[6]。この列車はかつては仏子発着として運転されていたが、折返しが煩雑であるため、現在は入間市駅 - 仏子駅間は回送での運転に変更した。
- 急行以下の列車は、当駅で特急・快速急行・S-TRAINの待避を実施するものがある。
利用状況編集
2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は33,713人であり[7]、西武鉄道全92駅中28位。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[9] |
1日平均 乗車人員[10] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)33,390 | 16,694 | |
1991年(平成 | 3年)33,950 | 16,991 | |
1992年(平成 | 4年)34,538 | 17,305 | |
1993年(平成 | 5年)35,746 | 17,981 | |
1994年(平成 | 6年)36,237 | 18,248 | |
1995年(平成 | 7年)36,641 | 18,397 | |
1996年(平成 | 8年)36,592 | 18,384 | |
1997年(平成 | 9年)36,132 | 18,139 | |
1998年(平成10年) | 35,675 | 17,912 | |
1999年(平成11年) | 35,232 | 17,696 | [* 1] |
2000年(平成12年) | 35,093 | 17,634 | [* 2] |
2001年(平成13年) | 35,311 | 17,776 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 34,873 | 17,544 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 34,459 | 17,347 | [* 5] |
2004年(平成16年) | 34,475 | 17,345 | [* 6] |
2005年(平成17年) | 34,359 | 17,286 | [* 7] |
2006年(平成18年) | 34,645 | 17,447 | [* 8] |
2007年(平成19年) | 34,979 | 17,574 | [* 9] |
2008年(平成20年) | 37,247 | 18,707 | [* 10] |
2009年(平成21年) | 36,331 | 18,206 | [* 11] |
2010年(平成22年) | 35,706 | 17,827 | [* 12] |
2011年(平成23年) | 34,580 | 17,299 | [* 13] |
2012年(平成24年) | 35,241 | 17,611 | [* 14] |
2013年(平成25年) | 35,881 | 17,920 | [* 15] |
2014年(平成26年) | 35,042 | 17,483 | [* 16] |
2015年(平成27年) | 34,306 | 17,125 | [* 17] |
2016年(平成28年) | 34,453 | 17,180 | [* 18] |
2017年(平成29年) | 34,574 | 17,236 | [* 19] |
2018年(平成30年) | 34,263 | 17,074 | [* 20] |
2019年(令和元年) | 33,713 |
2007年度までは概ね34,000人台で推移していたが、2008年度は三井アウトレットパーク 入間が開業したことなどもあり、利用者が前年度統計よりも約2千人以上増えた。2009年度以降は前年度統計より減少し、2011年度には34,000人台に戻っている。
駅周辺編集
入間市の行政・商業の中心で、市役所の最寄り駅であるが、市域の中では端に位置しており、北隣の狭山市との市境付近に位置する。実際、北東に900mしか離れていない東隣の稲荷山公園駅の所在地は狭山市である。
埼玉県西部地区有数の大型店・映画館集合地域である一方、駅前から集合住宅も多数立ち並び、その結果、西武入間ペペ・丸広百貨店入間店・サイオス・ipotなど商業施設を含むビルの群と集合住宅が混在する。
南口からは狭山市駅、河辺駅、箱根ケ崎駅、武蔵藤沢駅方面の路線バスが発着しているほか、ザ・モールみずほ16の無料送迎バスも発着している。
徒歩圏には豊岡・入間向陽の2校の県立高等学校があり、さらに私立の東野高等学校へのスクールバスが発着している。(東野高校へは路線バスでもアクセスことができる。)そのため、朝間は東京都心方面に向かう通勤・通学客とこれらへ通学する学生・生徒の流れの大部分が逆向きに合流し、階段や改札口が混雑する原因の一つとなっている。
コミュニティ放送局FM茶笛の最寄り駅でもある。
南口
- 入間市役所
- 入間市市民会館・入間市立中央公民館
- 入間市運動公園
- 入間市市民体育館
- イルミン(入間市市民活動センター・入間市男女共同参画推進センター)
- 入間市産業文化センター
- 入間市立図書館 本館
- 入間市教育センター
- 入間市児童センター
- 入間市防災センター
- 埼玉県狭山警察署(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 狭山保健所(最寄駅は稲荷山公園駅)
- 航空自衛隊入間基地(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 入間市立豊岡小学校
- 入間市立東町小学校
- 入間市立豊岡中学校
- 入間市立東町中学校
- 埼玉県立豊岡高等学校
- 埼玉県立入間向陽高等学校
- 埼玉県立狭山経済高等学校(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 東京家政大学 狭山校舎(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- ジョンソン・タウン
- 埼玉県営彩の森入間公園
- 入間郵便局
- 西武入間ぺぺ内郵便局
- 三菱UFJ銀行 入間支店
- 埼玉りそな銀行 入間支店
- 武蔵野銀行 入間支店
- 飯能信用金庫 入間支店
- 西武入間ぺぺ
- 丸広百貨店入間店
- ipot
- 入間ショッピングプラザ サイオス
- ファッションセンターしまむら 入間店
- 入間第一ホテル
北口
路線バス編集
一般路線・コミュニティバスはいずれも西武バスが運行(ないし受託)
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 担当営業所 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 入市32 | 扇町屋・中神・南峯・七日市場・河辺駅北口 | 東青梅駅(北口) | 飯能 | 土・日・祝日の午前1本運行、年末年始期間は運休 |
入市32‐1 | 扇町屋・中神・南峯・七日市場 | 河辺駅北口 | |||
入市32‐2 | 扇町屋・中神・南峯 | 七日市場 | 平日・月〜金の夜1本運行、年末年始期間は運休 | ||
入市33 | 扇町屋 | 中神 | |||
入市33‐1 | 扇町屋・中神 | 南峯 | |||
入市34 | 扇町屋・中神 | 金子駅 | ダイヤ注意 | ||
2 | 入市40 | 扇町屋・人事院研修所 | 三井アウトレットパーク | ||
入市40(直通) | (途中無停車) | ||||
入市40(準急) | 扇町屋 | 人事院研修所と船久保工場前は通過 | |||
入市51 | 扇町屋・人事院研修所・三井アウトレットパーク前 | 入間市博物館 | |||
入市51(準急) | 扇町屋・三井アウトレットパーク前 | 人事院研修所と船久保工場前は通過 | |||
入市53 | 扇町屋・人事院研修所・三井アウトレットパーク前 | 二本木地蔵前 | |||
入市53(準急) | 扇町屋・三井アウトレットパーク前 | 人事院研修所と船久保工場前は通過 | |||
入市54 | 扇町屋・人事院研修所・三井アウトレットパーク前・元狭山 | 箱根ケ崎駅 | |||
入市54(準急) | 扇町屋・三井アウトレットパーク前・元狭山 | 人事院研修所と船久保工場前は通過 | |||
入市61 | 扇町屋・人事院研修所・武蔵工業団地 | 入間市博物館 | 平日・土曜朝のみ運行、年末年始期間は運休 | ||
入市62 | 扇町屋・人事院研修所・武蔵工業団地 | 中村屋武蔵工場 | 朝のみ運行、年末年始期間は運休 | ||
3 | 狭山27 | 鵜ノ木・さやま地域ケアクリニック | 狭山市駅西口 | 狭山 | |
4 | 藤01 | 入間市役所・市民会館・入間扇町屋団地・西武グリーンヒル | 武蔵藤沢駅 | ||
入間市内循環バス | 入間市役所 | 北コース・南コース、日曜日・年末年始運休 | |||
入間市内循環バス | 黒須小学校・仏子駅・白鬚神社西 | 入間野田モール | 北コース、日曜日・年末年始運休 | ||
入間市内循環バス | 東町団地・武蔵藤沢駅・健康福祉センター | やまゆり荘 | 南コース、日曜日・年末年始運休 | ||
入間市内循環バス | 入間市役所・富士見通り・入間扇町屋団地・西武グリーンヒル | 健康福祉センター | 健康福祉センターコース、年末年始運休 | ||
シャトルバス | ザ・モールみずほ16 | 西武総合企画 |
のりばなし編集
- 入間・豊岡第一病院行き送迎バス
- ラウンドワン入間店行きシャトルバス
隣の駅編集
脚注編集
- ^ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁では9月14日。
- ^ a b “4月16日(土)初電車より 入間市駅の発車メロディを「茶つみ」に変更します” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西武鉄道, (2016年3月30日), オリジナルの2016年4月12日時点におけるアーカイブ。 2020年8月5日閲覧。
- ^ a b “入間市駅発車メロディ「茶つみ」の使用期間延長について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西武鉄道, (2017年7月31日), オリジナルの2019年3月8日時点におけるアーカイブ。 2020年8月5日閲覧。
- ^ a b c 入間市駅 駅構内マップ - 西武鉄道
- ^ “有料座席指定列車の愛称・詳細が決定! 2017年3月25日(土)から「S-TRAIN」運行開始!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西武鉄道/東京地下鉄/東京急行電鉄/横浜高速鉄道, (2017年1月10日), オリジナルの2018年12月11日時点におけるアーカイブ。 2020年4月22日閲覧。
- ^ なお、入間市駅 - 飯能駅間で列車の運行に支障があった場合も同様に行われる場合がある。
- ^ 駅別乗降人員(2019年度1日平均) (PDF) - 西武鉄道
- ^ 入間市統計書 - 入間市
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
出典編集
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)