八千代緑が丘駅

日本の千葉県八千代市緑が丘にある東葉高速鉄道の駅
八千代緑ヶ丘駅から転送)

八千代緑が丘駅(やちよみどりがおかえき)は、千葉県八千代市緑が丘一丁目にある、東葉高速鉄道東葉高速線である。駅番号TR06

八千代緑が丘駅
南口側より駅全景(2007年1月)
やちよみどりがおか
Yachiyo-midorigaoka
TR05 船橋日大前 (1.2 km)
(2.8 km) 八千代中央 TR07
地図
千葉県八千代市緑が丘一丁目1104番3号
北緯35度43分43.6秒 東経140度4分23.4秒 / 北緯35.728778度 東経140.073167度 / 35.728778; 140.073167座標: 北緯35度43分43.6秒 東経140度4分23.4秒 / 北緯35.728778度 東経140.073167度 / 35.728778; 140.073167
駅番号 TR06
所属事業者 東葉高速鉄道
所属路線 東葉高速線
キロ程 11.0 km(西船橋起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
20,525人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
41,010[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1996年平成8年)4月27日[2]
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歴史 編集

計画当初の仮称は「西八千代駅」であった。

年表 編集

駅構造 編集

2面4線の島式ホームを有する高架駅である。駅舎は3階建ての構造となっており、改札は2階部分に、3階高架部分にホームが設置されている。出口は1階と2階にある。駅舎の1階部分は飲食店などの店舗が、2階部分には複数銀行ATMコーナーの他に診療所調剤薬局などが入居している(従来は書店があったが撤退、その跡区画に入居した)。ホーム部分はガラス壁で覆われており、屋根は曲線を多用した構造である。

改札は1か所のみとなっており、自動改札機のほかに有人通路がある。改札機はPASMO導入により対応機に交換された。

改札内の施設としては、改札を入場し正面にコンビニエンスストアデイリーヤマザキ、西船橋方面ホーム下部分にトイレがある。階段は西船橋側、東葉勝田台側の両側にあるが、各ホームとも西船橋側のみエスカレーターが設置されている。階段の間の部分にエレベーターが設置されている。また上下ホームともに4・5号車の停車位置に既存の柱を囲むような形態で待合室が設置されている。

京成バラ園の最寄り駅ということで、駅構内の壁やホームの柱にはバラの写真が掲示されている。また、毎年5月に開催されるローズフェスティバル期間中には、バラ園提供のバラの鉢植えが改札内に展示される。この他にも年間を通して構内にプランターの花が提供されたり、駅前のロータリーにバラの植え込みがあるなど、関連は深い。

北口には秀明八千代中学校・高等学校秀明大学方面へのバス乗り場やタクシー乗り場が設置されているロータリーがある。TOHOシネマズなどがある商業施設の公園都市プラザとは直接2階部分(施設内では1階扱い)でつながっている。南口にはイオンモール八千代緑が丘と連絡する通路があり、直接2階から入店出来るようになっている。また噴水などの飾りがある駅前広場があり、場外コンサートなども行われる。

2010年9月2日よりコンコースからホームへのエレベーター設置工事が開始され、2011年2月11日に完成した[4]。しかし、改札外の1階へ降りるエレベーターは駅管理のものがなく、隣接している施設のものを使用するか、駅員に申告して改札外のエスカレーターを車椅子モードにして使用するかのどちらかとなる。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先 備考
1・2   東葉高速線 下り 八千代中央東葉勝田台方面[6] 2・3番ホームは主に当駅始発・回送が使用
3・4 上り 船橋日大前西船橋中野方面[6]

発着列車の扱い 編集

  • 当駅で折り返し運転を行うには到着後、車内点検の後一旦車庫側へ引き上げる配線となっているため、ここ数年は行われていない(撮影列車などの運転を除く)。
  • 2017年3月4日改正時点では下り・上り共に待避列車は存在しない。
  • 当駅終着下り列車は全て2番線に到着する。当駅始発下り列車は主に2番線で扱い、一部列車では1番線から発車するものもある。
  • 上り当駅始発・終着列車は3番線で扱う。上り回送電車は主に3番線で扱うが、4番線で扱う運用もある。
  • かつて運行されていた東葉快速の上り待避列車は3番線、下り待避列車は2番線で扱っていた。

利用状況 編集

  • 2019年度の一日あたりの平均乗車人員20,525人である[千葉県統計 1]。西船橋駅についで9駅中2位であり、これは東葉高速線内接続する路線がない単独の駅としては最多である。
  • 駅開業以来、当駅の利用客数は減ることなく増加してきた。今後は駅北西部にて、西八千代北部区画整理事業が2022年まで行われる予定(はぐみの杜緑が丘西一〜八丁目)[7]。計画人口は14,000人を見込んでおり、それと同時に船橋市内からのアクセスも整備されるため今後も利用客数増加が予想される。2018年には当駅の1日平均乗車人員が初めて20,000人を突破した。
  • 近年の1日平均乗車人員推移は下表の通りである。
年度別1日平均乗車人員
年度 1日平均
乗車人員[* 1]
出典
1996年(平成08年) 5,902 [千葉県統計 2]
1997年(平成09年) 8,303 [千葉県統計 3]
1998年(平成10年) 9,316 [千葉県統計 4]
1999年(平成11年) 9,915 [千葉県統計 5]
2000年(平成12年) 10,547 [千葉県統計 6]
2001年(平成13年) 10,971 [千葉県統計 7]
2002年(平成14年) 11,441 [千葉県統計 8]
2003年(平成15年) 11,662 [千葉県統計 9]
2004年(平成16年) 12,201 [千葉県統計 10]
2005年(平成17年) 13,753 [千葉県統計 11]
2006年(平成18年) 14,331 [千葉県統計 12]
2007年(平成19年) 14,998 [千葉県統計 13]
2008年(平成20年) 15,364 [千葉県統計 14]
2009年(平成21年) 15,496 [千葉県統計 15]
2010年(平成22年) 15,781 [千葉県統計 16]
2011年(平成23年) 15,856 [千葉県統計 17]
2012年(平成24年) 16,378 [千葉県統計 18]
2013年(平成25年) 16,995 [千葉県統計 19]
2014年(平成26年) 17,441 [千葉県統計 20]
2015年(平成27年) 18,139 [千葉県統計 21]
2016年(平成28年) 18,526 [千葉県統計 22]
2017年(平成29年) 19,462 [千葉県統計 23]
2018年(平成30年) 20,233 [千葉県統計 24]
2019年(令和元年) 20,525 [千葉県統計 25]

駅周辺 編集

駅周辺には国道296号千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線千葉県道61号船橋印西線が走り、ショッピングセンター映画館など商業施設が近辺に広がっている。区画整理が進められており中高層マンションが立ち並び、開発が進んでいる。駅から八千代中央駅方面は、古くからの住宅街と新規に建築された住宅やマンションが混在する街並みが続いている。駅西側はゴルフセンター・テニスコート・工場などとして利用されてきたが、こちらにも宅地化が進行している。吉橋地区には工場が集約する。

北口 編集

南口 編集

 
イオンモール八千代緑が丘
※画像はジャスコ時代

バス路線 編集

路線バスは北口のロータリーに発着する。なお公園都市通りからのバスは、南口のイオン前で降車扱いを行ってからロータリーへ移動する。

停留所名はちばレインボーバス・船橋新京成バスが「八千代緑が丘駅」、東洋バスが「緑が丘駅」である。

のりば 事業者 系統 行先 経由 備考
1 ちばレインボーバス 神崎線 船尾車庫
睦小学校
吉橋・秀明学園・島田台 睦小学校行は八千代西高校を経由
2 緑が丘西線 7丁目北(循環
船橋新京成バス 緑03 津田沼駅 新木戸自衛隊前・薬園台駅入口・御嶽神社 平日1本のみ運行
3 東洋バス 41・43 八千代台駅 コーシン牛乳・高津入口・消防本部前
35 高津団地・高津川
4 41・43 八千代中央駅八千代医療センター 京成バラ園・農業会館
5 ちばレインボーバス 神崎線 津田沼駅 自衛隊前・滝台

隣の駅 編集

東葉高速鉄道
  東葉高速線(東葉高速線内は全列車各駅に停車)
船橋日大前駅 (TR05) - 八千代緑が丘駅 (TR06) - 八千代中央駅 (TR07)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 八千代市の統計 各種統計データ(11.運輸・通信)
  2. ^ a b “21世紀に向け“発進” 東葉高速鉄道 盛大に開業祝う”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 13. (1996年4月28日) 
  3. ^ “東葉高速線の駅名決まる”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 16. (1995年8月18日) 
  4. ^ a b 八千代緑が丘駅エレベーター設置について (PDF) (東葉高速鉄道更新情報・インターネットアーカイブ・2011年時点の版)。
  5. ^ “八千代緑が丘駅にエレベーター設置 東葉高速”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 8. (2012年2月12日) 
  6. ^ a b 八千代緑が丘駅|東葉高速鉄道”. www.toyokosoku.co.jp. 2020年3月15日閲覧。
  7. ^ 八千代市土地区画整理事業一覧表” (PDF). 八千代市 (2020年8月18日). 2021年5月8日閲覧。
  8. ^ a b [1]八千代市
  9. ^ “特定郵便局が開局へ 16日、八千代緑が丘駅前 市内で15番目”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 13. (2000年10月12日) 
  10. ^ “図書館と公民館複合 八千代緑が丘プラザがオープン”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 4. (2004年4月2日) 
  11. ^ “イオンが県内最大店 「八千代緑が丘SC」2日オープン スーパー核に122専門店”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 4. (2005年3月29日) 

利用状況 編集

私鉄の統計データ
千葉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集