ベルク (企業)

企業

株式会社ベルク: Belc Co., Ltd.)は、埼玉県鶴ヶ島市に本社を置き、関東地方で約100店舗(2017年現在)を展開する食品スーパーマーケットチェーンである。埼玉県秩父・北部および群馬県南部を中心に展開していたが、近年は埼玉県南部方面初め、多方面への出店も強化しており、2016年に関東一都六県全てへ進出を果たし、2017年には100店舗を達成した。 イオン株式会社持分法適用関連会社である(詳細は後述)。

株式会社ベルク
Belc Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9974
2008年2月22日上場
略称 Belc
本社所在地 日本の旗 日本
369-1298
埼玉県鶴ヶ島市脚折1646番
設立 1959年5月4日
業種 小売業
法人番号 8030001085963
事業内容 食品スーパーマーケット・チェーン経営
代表者 大島孝之(代表取締役社長)
資本金 39億1265万円
売上高 連結1,588億円
(2015年2月期)
純資産 連結434億円
(2015年2月末)
総資産 連結874億円
(2015年2月末)
従業員数 正社員 1,492名
パートタイマー等 3,650名
(2016年2月現在)
決算期 毎年2月末日
主要株主 イオン株式会社(15.0%)
主要子会社 株式会社ホームデリカ
株式会社ジョイテック
外部リンク www.belc.jp
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目次

概要編集

 
ベルクかごはら南店(埼玉県熊谷市)
 
ベルク松戸秋山店(千葉県松戸市)
 
ベルクぐりーんうぉーく多摩店(東京都八王子市)

元々は埼玉県秩父市で創業したローカルスーパーマーケットであったが、1994年の店頭公開に前後した時期からの熊谷市など秩父地方外への進出、更に2006年のイオン株式会社との提携をそれぞれ契機として、急成長している。

標準化を強みとしており、古参店舗から最新の店舗まで商品レイアウトやオペレーション、内外観が全店でほぼ統一されているのが特徴である。

名前は、 BEtter Life with Community に由来している。地域密着型の食品スーパーを目指しており、当初はホームセンター等との共同出店形態はあったものの、ショッピングモール等への入居ではなく独立店舗で専用の大規模駐車場を備えていたが、2000年代以降は湾岸市川モール・ぐりーんうぉーく多摩イオンタウン上里スマーク伊勢崎などへの出店が行なわれているばかりではなく、自らをディベロッパー・核店舗としてショッピングセンターを開業している(#ベスタ・フォルテを参照)。また、閉店時間も深夜(多くの店舗が24時まで営業)へと2000年代前半に切り替えが完了済みで、近年の傾向に対応している。

別のスーパーマーケットチェーン「ベルクス(BeLX)」(株式会社サンベルクス)と名称が類似しているが、資本・業務その他一切の関係はない。

本部は、埼玉県鶴ヶ島市に設置(すねおり店の国道407号を挟んで向かい側)。その他の関連施設は、関越自動車道沿い(花園IC - 寄居PA間)の寄居町美里町境付近丘の上を中心に所在しており、1994年7月の惣菜センター移転を皮切りにより順次増築されていった前本社エリア(1996年5月-2015年1月)の物流センター(ドライ)を第1センター、南方1km弱の場所に2014年新設された物流センター(チルド)を第2センターと称している。特に関越道上り線を走行していると寄居PAを過ぎた直後、正面やや右寄り(寄居PA出口車線からだと真正面)に壁面にベルクのロゴが描かれた第1センターが視界に入る(隣接するリサイクルセンターも見える)。

創業50周年を記念して、創業地である秩父市と成長期に店舗展開を行った熊谷市に各総額500万円相当を寄付・寄贈した(秩父は秩父病院ヘリポート建設費用、熊谷は防犯パトロール車3台)[1]

沿革編集

  • 1959年昭和34年):埼玉県秩父市に「株式会社主婦の店秩父店」を設立、1号店である宮側店を出店。
  • 1972年(昭和47年):シジシージャパンに加盟
  • 1983年(昭和58年):秩父エリア外への進出に伴い、商号を「株式会社主婦の店ベルク」に変更
  • 1992年平成4年):イメージアップのため、商号を「株式会社ベルク」に変更
  • 1993年(平成5年):群馬県に初出店(大塚店)。
  • 1994年(平成6年)
  • 1996年(平成8年):寄居町に本部事務所移転。
  • 1998年(平成10年):子会社「株式会社ホームデリカ」設立
  • 1999年(平成11年)
    • 寄居町に物流センター設立(熊谷市にあった日配センター・生鮮センター・グロサリーセンターを統合)。
    • 1号店である宮側店が閉店。
  • 2001年(平成13年):寄居本部敷地内に惣菜センター移転。
  • 2002年(平成14年)11月:一時的に(1日のみ)、野村證券が筆頭株主となる。株の整理が目的と考えられる。
  • 2003年(平成15年):子会社「株式会社ジョイテック」設立
  • 2004年(平成16年)
    • 東京都に初出店(江戸川臨海店)。
    • 寄居町にリサイクルセンター設立。
    • ジャスダックに株式上場(証券コード9974)。
  • 2005年(平成19年):千葉県に初出店(市川原木店)。
  • 2006年(平成18年)
    • 児玉郡美里町に惣菜センター第2工場設置。
    • イオンと提携(イオンが筆頭株主となる)。シジシージャパンから脱退。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)2月24日:東京証券取引所第一部へ指定替え。
  • 2010年(平成22年)8月4日:栃木県に初出店(佐野田沼店)。
  • 2012年(平成24年)4月26日:秩父地区において、会員制ネットスーパー「ベルクリック」を開業(ただし2013年9月27日をもってサービス終了)。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日 第11号店の東台店が閉店。
    • 11月26日 神奈川県に初出店(フォルテ森永橋店)。
  • 2015年(平成27年)2月1日:本部事務所を寄居町から鶴ヶ島市に移転。
  • 2016年(平成28年)11月30日:茨城県に初出店(古河駒羽根店)[2]、関東7都県全てへ出店完了。
  • 2017年(平成29年)

イオンとの提携編集

シジシージャパン(CGC)に加盟・社団法人全国スーパーマーケット協会の会員であったが、2006年7月にイオンと業務・資本提携を行い、同年8月には第三者割当による新株式発行によりイオンは10%を取得する第2位の大株主になった。その後もイオンによる株式の取得が進み、11月10日には筆頭株主に、さらに2007年度(2008年2月期)からは持分法適用関連会社となったため、イオングループの一員になった。2006年10月31日をもって、CGCからは脱退し、CGCブランド商品の販売を終了、イオンのプライベートブランドトップバリュ商品の販売に切り替え。さらにイオングループの役員を、社外取締役に迎えている。

イオンは『24時間テレビ』チャリティー募金に参加しており、2007年からはこの参加企業(イオングループ)に名を連ねている。

埼玉県南・東京都・千葉県の一部店舗において、クレジットカード決済の試験導入を開始し、現在では全ての店舗で利用可能。その各種業務をイオンクレジットサービスに委託している[4]。佐谷田店敷地内(駐車場)にイオン・ウエルシア・ストアーズ(現・ハピコム)のウエルシア関東の店舗(薬局)「熊谷佐谷田店」が開店した[5]。2008年8月にイオンが開業させた(同月中にイオンリテールに承継)「イオン上里ショッピングセンター」(現・イオンタウン運営「イオンタウン上里」)に上里SC店を核店舗として出店した。

企業成長が安定して進んでいるなどイオンとの提携効果はより強く出ているが、(元々上場していたジャスダックから東証二部を経て)現在は東証一部に上場しており、トップバリュと並行して独自のプライベートブランドを維持しているなど、イオンの力を得ながらも独立性を確保している。2015年3月に設立されたイオンと丸紅が構想した首都圏におけるスーパーマーケット連合(マルエツカスミマックスバリュ関東を子会社とするユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)にも現時点では関与していない。

店舗編集

2017年11月時点で、埼玉県に71店舗、群馬県に15店舗、千葉県に11店舗、東京都に5店舗、神奈川県に2店舗、栃木県・茨城県に各1店舗を有する。

市町村単位での店舗数は、埼玉県熊谷市の8店舗が最多で、次いでさいたま市川越市の各6店舗、群馬県高崎市の5店舗、創業の地である秩父市で4店舗、5市で各3店舗となっている。

営業時間は、開店時間は朝9時、閉店時間は夜22時から翌日2時の間のいずれか(ほとんどが24時の閉店で、ほか十数店舗は23時閉店、東町店のみ22時閉店、佐谷田店・さいたま南与野店・浦和根岸店は1時閉店、飯塚店が2時閉店)。

入間野田店・市川原木店・ベスタ狭山店・上里SC店・伊勢崎スマーク店ではセルフレジを設置している。

ベスタ・フォルテ編集

ベスタ(Besta)フォルテ(forte)は、自身を核店舗として開発したショッピングセンター(ネイバーフッド型)である。2013年以降にオープンした店舗はフォルテ、それ以前にオープンした店舗はベスタとなっている。現在埼玉県に4施設、群馬県に2施設、千葉県に3施設、神奈川県に1施設所在する。埼玉・群馬の6施設と千葉の蘇我は各テナントが独立または半独立(1棟の建物だが入口や外観デザインがテナント毎に完全分離)した各戸平屋建てのオープンモール形式、神奈川の森永橋と蘇我以外の千葉2施設は2階建て1棟によるエンクローズドモール形式となっている。ただし、蘇我はベルク棟が2階建てとなっており、土地所有者でもあるJFEスチール事業所内保育所などが入る[6]

  • ベスタ狭山(狭山市)
  • ベスタ東鷲宮(久喜市)
  • ベスタ大泉(邑楽郡大泉町)
  • ベスタ本庄(本庄市。ただし、既存の本庄店との混同を避けるため、ベルクの店舗名は「ベスタ本庄寿店」となっている。)
  • フォルテ深谷(深谷市)
  • 奏の杜フォルテ(習志野市。ベルクの店舗名は「フォルテ津田沼店」)
  • フォルテ行徳(市川市)
  • フォルテ森永橋(横浜市鶴見区)
  • フォルテ高崎(高崎市)
  • フォルテ蘇我(千葉市中央区)

小規模自社開発SC編集

ベスタ・フォルテよりも規模が小さいオープンモール形式のショッピングセンターで、「○○モール」と称しているところもある。

  • 公園橋モール(秩父市)
  • 七本木モール(児玉郡上里町)
  • 入間野田モール(入間市)
  • 影森モール(秩父市)
  • 植木野モール(太田市)
  • 寿モール(伊勢崎市)
  • 幸手北モール(幸手市)
上記以外にも小規模なオープンモール形式のような形で敷地内に独立したテナント棟を持つ店舗が多数ある。

過去に存在した店舗編集

過去に閉店したのは、宮側店と東台店のみで、それ以外の店舗はすべて営業中である(88号店は欠番)。

  • 宮側店(第1号店、秩父市、1999年閉店)
    • 秩父駅前付近に店舗があった。
  • 東台店(第11号店、本庄市、2014年3月31日閉店)
    • 近隣にベスタ本庄寿店(2012年7月)がオープンした頃より、徐々に営業範囲を縮小。最終的に、売場面積は元の4分の1程度(日用雑貨と一部の酒類のみ)となり、営業時間は10時から19時までとなっていた。現在跡地はイオン系ハピコムグループのツルハドラッグビッグダウン本庄東台店となっている。

プライベートブランド編集

トップバリュ編集

  • 「トップバリュ」は、イオングループで展開しているプライベートブランドである。
  • 「トップバリュ」・「トップバリュ グリーンアイ」・「トップバリュ セレクト」・「トップバリュ 共環宣言」・「トップバリュ レディーミール」・「トップバリュ ヘルシーアイ」・「ベストプライス by TOPVALU」の7種類に細分化されている。

SHUNSAI - 美味の印(うまさのしるし)編集

  • 「SHUNSAI(しゅんさい)」は、ベルクが単独で展開している惣菜品のオリジナルブランドである。過去には「旬彩」と漢字表記を併用していた(現在でも、一部加工・製造商品のパッケージに漢字ロゴが表示されている)。
  • 店内で調理する狭義の惣菜だけではなく、子会社ホームデリカが工場(惣菜センター(旧寄居本部敷地内)、惣菜センター第二工場(第一工場隣接の美里町域))で調理・製造する加工食品や独自ルートで仕入れた生鮮食品など、おかずになる食品を幅広く取り扱っており、自社(店舗)調理・加工商品、ホームデリカ加工・製造商品、他会社製造委託商品が混在している。
  • 加工食品分野では、トップバリュ商品と一部商品が被ってしまっているが、商品配置レイアウトの工夫などで共存を図っている様子が見られる。

毎日得価編集

  • 「毎日得価(まいにちとっか)」は、ベルクが単独で展開している雑貨や嗜好品のオリジナルブランドである。
  • オリジナル開発商品ではなく、廉価な商品をベルク独自基準で認定して販売する形である。
  • SHUNSAIと同様にトップバリュ商品と一部商品が被ってしまっているが、毎日得価とは商品配置レイアウトが差別化されている。

その他のオリジナル商品編集

最近、水や清涼飲料などでベルクオリジナル商品を販売している。 ベルクとメーカーの「共同開発商品」とする表記は小さく記載されているが、専用のマーク・会社ロゴ、オリジナルであることを大きくアピールする謳い文句などは無く、一見ベルクオリジナルとは判別できないパッケージデザインとなっている。以前は販売者名義もベルクで委託先の記載は無かった。

サービス編集

ベルクカード編集

  • 独自のポイントサービスであるベルクカードを発行している。現金払いは108円(税抜100円)で1ポイント、クレジットカード払いは216円(税抜200円)で1ポイントがつき、500ポイントで500円の商品券と交換できる。毎月1日と第2日曜日にポイント3倍還元を実施しているほか、店舗によってはポイント2倍・3倍還元の曜日を設定している。
  • 一部店舗では、月単位の合計買上額に応じて毎月100 - 500ポイントがプレゼントされるサービスを行っている。実施店舗は、秩父市内4店・さいたま市北区内3店・的場店・すねおり店の計9店舗。
  • 以前は、ブルーチップ(カードタイプではなく、切手状の紙を台紙に貼る方式の時代)に参加していた。

恒例曜日市編集

  • 以下の曜日市は各店共通で実施されているものである。
    • 「均一セール(税抜94円・77円など)」 - 火・水曜日
    • 「たまごの特売」 - 水・日曜日
    • 「冷凍食品4割引(もしくは半額)」 - 木・土・日曜日と毎月1日
    • 「紙製品のベルクカードポイント3倍還元」 - 月曜日
    • 「酒類のベルクカードポイント3倍還元」 - 金曜日

良水オアシス編集

  • 良水オアシス(りょうすいオアシス)は、最新技術を活用し不純物を取り除いたきれいな水を提供する。
  • 初回利用時は、専用のボトル(専用ボトル以外での利用は一切認められていない)をサービスカウンターで購入する必要があるが、水自体は無料提供されている。

ベルクック編集

  • ベルクの食育に関する活動に対する呼称である。「ベルク」+「クック(料理)」の造語。
  • 女子栄養大学との産学連携や5 A DAY運動(ファイブ・ア・デイ協会)への参加など、様々な活動を通して、食育活動を推進している。

ベルクイック編集

  • 購入した商品を有料で配達するサービス。各店で配達可能エリアが指定されており、要冷凍の商品は利用不可。

ベルクリック編集

  • 会員制のネットスーパー。配達エリアは秩父地方(秩父市・小鹿野町・長瀞町・皆野町・横瀬町)のみ。ベルクカードは注文時にカード番号を入力することで利用可能であるが、ベルク商品券などは利用できない。2012年4月利用開始したが、2013年9月をもってサービス終了。

店内の音楽編集

  • 自社のイメージソング「Just for Your Life!」
  • この曲は二つのバージョンがあり、店内にて定期的に流されている。公式サイトではこの二つのバージョンのほか、インストゥルメンタルバージョンや楽譜のダウンロードも可能。

移動スーパー とくし丸編集

  • 徳島県徳島市にある株式会社とくし丸と提携し、一部の地域において、移動スーパーを行っている。
  • 拠点となる店舗・販売地域
    • 鴻巣宮前店(埼玉県鴻巣市):2017年2月16日開始
    • 加須久下店(埼玉県加須市):2017年4月20日開始

POSシステム編集

POSシステムは、NECインフロンティア (NEC) 製を使用している[要出典]。また、一部店舗ではセルフレジが導入されているが、こちらは日本NCR製である[要出典]

関連会社編集

基本的にはベルク本体(店舗)への製品・サービスの供給が主な業務内容である。

  • 株式会社ホームデリカ
    • プライベートブランドSHUNSAI商品の製造を旧本部隣接の惣菜センター(本社所在地)及び旧本部敷地から寄居町・美里町境界の道路を挟んで美里側に設置された惣菜センター第2工場で行っている。
  • 株式会社ジョイテック
    • 資材・消耗品の供給と店舗清掃を行っている。
    • 平成17年2月期 決算短信(連結) (PDF) には「株式会社不二家のフランチャイジーとして洋菓子の販売」との記載があるが、他の年度には一切記載がないため、事業の存続を含め、詳細は不明である。
    • 本社は、ベルクと共に鶴ヶ島に移転している。

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集