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長渕剛 > 勇次

勇次」(ゆうじ)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛の14枚目のシングル曲である。

勇次
長渕剛シングル
初出アルバム『HUNGRY
B面 「LONG LONG TIME AGO」
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ポピュラー
ロック
時間
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲 長渕剛
プロデュース 長渕剛
チャート最高順位
長渕剛 シングル 年表
久しぶりに俺は泣いたんだ
1985年
勇次
(1985年)
SUPER STAR
1986年
HUNGRY 収録曲
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アルバム『HUNGRY』(1985年)からの先行シングル。後年に至るまでほぼ全てのライブで演奏されている定番曲である。

長渕の曲としては「順子」(1980年)以来の人名をタイトルにした作品である。

オリコンチャートでは最高位29位となった。

音楽性編集

「勇次」という架空の友人との思い出を語った曲。当時の長渕はロックバンドを意識した活動を行っていたが、この曲では自身の原点であるフォークソングのニュアンスが強く出ている。そのためか、後のほとんどのライヴで欠かさずに演奏されている。

順子」(1980年)に続く人名をタイトルに冠した曲である。これは、長渕自身が人名をタイトルにすることを好んでいるためである[1]

歌詞中に、「ガソリンスタンドの自動販売機で缶ビールを開け」とあるが、ガソリンスタンドではアルコール飲料の自動販売機は設置されていない。このことを指摘された時、長渕は普通自動車免許を取得していなかった(普通自動二輪免許は所持していた)。

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「長渕剛の代表曲のひとつ。青春をともに過ごした友人のことを思い起こすミディアム・ナンバーで、特に男性ファンを中心に人気が高い[2]」、「大人を気取りながらも、その本音と建て前の世界になじめないまま人生へのゴールへ向かって駆け抜けようとした勇次との青春時代への回帰を歌う[3]」と表記されている。

リリース編集

1985年7月22日東芝EMIのエキスプレスレーベルよりリリースされた。

アルバム『HUNGRY』(1985年)の先行シングルとなった。

B面曲の「LONG LONG TIME AGO」は、アルバム未収録曲となった。またライブで演奏されることはあまりなかったが、1992年5月15日の東京ドームライブにおいて演奏された。

批評編集

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[2][3]

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「デビュー当初とは明らかに異なるアクの強い個性的な歌いまわしを堪能できる[2]」、「ギラギラとした野心がみなぎるも、どこか安らぎを感じるフォーキーなバンド曲[3]」と評されている。

チャート成績編集

オリコンチャートでは最高位29位、登場回数9回となり、売り上げ枚数は4.4万枚となった。

受容編集

「勇次」という名前は、後に長渕本人が主演したTBS系テレビドラマ『親子ジグザグ』(1987年)の「下別府勇次」や映画『オルゴール』(1989年)の「神崎勇次」など主人公の名前として使用された。また、『オルゴール』の原型となったTBS系テレビドラマ『とんぼ』(1988年)における主人公の役名「小川英二」からも、後に「英二」というタイトルで曲が作られている(1997年、『ふざけんじゃねぇ』収録)。

日本ハム所属選手、飯山裕志のホームゲームで打席に入る時にこの楽曲が使用されている(2009年まで、2012年から)。曲に合わせてファンが熱く合唱するため打席に入るタイミングを考慮している。なお、サビの♪勇次あの時の空を忘れちゃいないかい、「勇次(=裕志)」でコールし、♪エネルギッシュなお前が欲しい~と歌いきるのが定番となっている。なお、プレーのために途中で場内に音楽が流れなくなっても最後まで歌いきる。応援団は歌い終わるのを待ってから音頭を取っている。飯山は引退セレモニーの当日にも同曲を登場曲として使用した[4]。元楽天鷹野史寿が2004年の近鉄時代にも使用していた。

ミュージック・ビデオ編集

前作に続き、PVが制作されている。内容は、ビデオ『HUNGRY』の映像の抜粋によるもので、廃墟のようなライブハウスで歌う長渕と、砂漠に佇む長渕とで構成されている。

ライブ・パフォーマンス編集

本曲でのテレビ出演は、1985年7月31日フジテレビ系音楽番組夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)に出演した他、日本テレビ系音楽番組『歌のトップテン』(1986年 - 1990年)に出演した。

ライブでは歌詞中の「撃鉄が落とされ」の後に、聴衆がクラッカー等で音を鳴らすのが定番となっている[5]

リリース以来、ほぼ全てのライブにて演奏されており、ライブでの演奏率は1位となっている[6]

シングル収録曲編集

全作詞・作曲: 長渕剛。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.勇次長渕剛長渕剛瀬尾一三、長渕剛
2.LONG LONG TIME AGO長渕剛長渕剛笛吹利明
合計時間:

収録作品編集

スタジオ音源
ライブ音源
ライブ映像
  • 『HUNGRY TOUR 1986.1.22 THE 4DAYS LIVE』(1986年)
  • 『明日へ向かって 1985-1986 長渕剛の記憶』(1986年)
  • 『LICENSE』(1988年)
  • 『LIVE'92 "JAPAN" IN TOKYO DOME』(1992年)
  • 『Keep On Fighting LIVE 2003 夏』(2003年)
  • 『SAKURAJIMA』(2004年)
  • 『2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR "COME ON STAND UP!"』(2008年)
  • 『30th Anniversary BOX from TSUYOSHI NAGABUCHI PREMIUM』(2010年)
  • 『LIVE at YOYOGI NATIONAL STADIUM ARENA TOUR 2010 - 2011 "TRY AGAIN"』(2011年)
  • 『富士山麓 ALL NIGHT LIVE 2015』(2016年)

脚注編集

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  1. ^ ライブ・アルバム『長渕剛LIVE』(1981年)収録の「ひざまくら」中のMCより。
  2. ^ a b c 長渕剛 / シングルスVol.2(1983~1988) [2CD]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2019年1月26日閲覧。
  3. ^ a b c 長渕 剛 / Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。 [4CD]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2019年1月14日閲覧。
  4. ^ 日本ハム飯山“勇次”で別れ「野球は一生辞めない」”. Nikkansports.com. 日刊スポーツ (2017年10月3日). 2019年2月17日閲覧。
  5. ^ ただし、会場によってはゴミ等の問題から禁止されている場合もある
  6. ^ 長渕剛のライブ定番ソング”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2019年1月26日閲覧。

外部リンク編集