勘定奉行

江戸幕府の職名の一つ

勘定奉行(かんじょうぶぎょう)は、江戸幕府の役職の一つ。勘定方の最高責任者で財政や幕府直轄領の支配などを司る。

概要 編集

寺社奉行町奉行とともに三奉行の一つで[1]、共に評定所を構成した[2]元禄年間までは勘定頭(かんじょうがしら)とも称した[3]評定所においては、関八州江戸府外の訴訟について担当した。定員は約4人で役高は3000石[4]老中の支配下にあり、郡代代官蔵奉行などを支配した。1698年以降は、うち1人が大目付とともに道中奉行を兼務した。1721年には財政・民政を主に扱う勝手方勘定奉行と訴訟関連を扱う公事方勘定奉行とに分かれた。勝手方と公事方の職務は全く別のものであり、事実上名称のみが共通している状態であった。

勘定奉行就任者 編集

17世紀 編集

18世紀 編集

19世紀 編集

脚注 編集

  1. ^ 松平 1919, p. 967.
  2. ^ 松平 1919, p. 969.
  3. ^ 松平 1919, p. 968.
  4. ^ 松平 1919, p. 971.

参考資料 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集