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南海鋼索線

日本の和歌山県伊都郡高野町にある極楽橋駅から高野山駅までを結ぶ南海電気鉄道のケーブルカーの運行路線

鋼索線(こうさくせん)は、和歌山県伊都郡高野町にある南海高野線の終点極楽橋駅から霊峰高野山の玄関口である高野山駅までを結ぶ、南海電気鉄道ケーブルカー路線。「高野山ケーブル」と通称される[1]

Nankai group logo.svg 鋼索線
シンボルマーク
鋼索線車両(3代目のコ11・21形)
鋼索線車両(3代目のコ11・21形
基本情報
通称 高野山ケーブル
日本の旗 日本
所在地 和歌山県
種類 鋼索鉄道(単線2編成交走式)
起点 極楽橋駅
終点 高野山駅
駅数 2駅
路線記号 NK NK
開業 1930年6月29日
所有者 南海電気鉄道
運営者 南海電気鉄道
使用車両 N11・N12、N21・N22 2両編成
路線諸元
路線距離 0.8 km
軌間 1,067 mm
線路数 単線
最大勾配 568.2
高低差 328 m
最高速度 3 m/s
路線図
Nankai Electric Railway Linemap.svg
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
Nankai koya line symbol.svg 高野線
0.0 NK86 極楽橋駅 標高 539 m
SPLa
SPLe
KBHFe
0.8 NK87 高野山駅 標高 867 m
鋼索線高野山駅

2両連結の車両2編成が最大568.2の勾配を往復している。2019年3月1日から4代目の車両N11・N12とN21・N22で運行されている[2]。極楽橋駅では高野線の列車と、高野山駅では金剛峯寺などがある高野町の中心部とを結ぶ南海りんかんバスの路線バスと接続している。

PiTaPaおよびICOCAなどPiTaPaと相互利用可能なIC乗車カードが利用できる。鋼索鉄道(ケーブルカー)でICカードを導入したのは、日本国内では当路線が初めてである。なお2015年9月現在、日本国内でICカードが利用できる鋼索鉄道は当路線のほかPiTaPa交通利用エリアの近畿日本鉄道西信貴鋼索線のみ)、およびPASMOエリアの御岳登山鉄道高尾登山電鉄筑波観光鉄道の4事業者がある。

目次

路線データ編集

  • 路線距離(営業キロ):0.8 km
  • 方式:単線2両交走式
  • 軌間:1067 mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む)
  • 高低差:328 m
  • 最急勾配:568.2 (29°21

運行形態編集

高野線の列車の極楽橋駅発着時刻に合わせて運行されている。このため、運転間隔は不均等だが、おおむね10 - 40分毎に運行され所要時間は5分。また、積み残しが発生した場合には当該便の7分後に臨時便を運転する。

交走式ケーブルのため、極楽橋・高野山両駅の発車時刻は同一であるが、高野山駅発極楽橋行きの場合、極楽橋駅で高野線の接続列車がない場合は回送便として客扱いを行わない。このため、上りと下りで時刻表上の運行本数に差がある。[3]

過去には、極楽橋で難波方面への接続列車がない便でも客扱いを行っていた。例えば、2008年11月時点では、高野山駅発極楽橋駅行き最終便は22時42分発であったが、高野線の最終列車後であり、乗客はほとんどいなかった。実質的な最終便は、その1本前(21時40分発)であり、極楽橋駅で橋本行き最終各駅停車(21時48分発)に接続し、橋本駅では難波行き急行(22時30分発)に約2分で接続していた[4]

また、災害や定期点検などで運休する場合は、高野線橋本駅から南海りんかんバスによる代行バスが運行される。

運賃は390円(2014年4月1日現在)。南海電鉄の鉄道線と跨って利用する場合は鉄道線の運賃にそのまま加算される。乗り継ぎ割引は適用されない。

なお、駅発車時と駅進入時に警笛を吹鳴する。発車直後には高野山の観光案内をBGMとともに、女性の自動音声で放送する。BGMには、以前はサラ・ブライトマンクエスチョン・オブ・オナーを使用していたが、現在はオリジナルメロディを使用している。車内放送は英語フランス語にも対応している。

2015年4月2日から5月21日にかけて「高野山開創1200年記念大法会」が執り行われたため、当該期間中は極楽橋駅に発着する南海高野線の臨時列車の運転時刻に合わせて、このケーブルカーにおいても増発が行われていた[5]

歴史編集

駅一覧編集

全駅和歌山県伊都郡高野町に所在。

駅番号 駅名 営業キロ 接続路線
NK86 極楽橋駅 0.0 南海電気鉄道:高野線
NK87 高野山駅 0.8 南海りんかんバス:立里線・高野龍神線・高野山内各線

関連項目編集

脚注編集

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  1. ^ 鏡堂義章. “第1回「高野山ケーブル」”. 南海高野ほっと・ねっと. 電車&ケーブルカーコラム. 南海電気鉄道. 2008年5月15日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年4月21日閲覧。
  2. ^ a b 高野山ケーブルで新形車両の運転開始”. 鉄道ファン railf.jp. 交友社 (2019年3月2日). 2019年3月2日閲覧。
  3. ^ 高野山駅ケーブル時刻表 (PDF)極楽橋駅ケーブル時刻表 (PDF) の比較による
  4. ^ 南海高野線主要駅で無料配布された冊子型の「南海電鉄(高野線)時刻表」2008年11月発行分より
  5. ^ 高野山開創1200年記念大法会期間中の臨時ダイヤ&両数変更について (PDF) - 南海電気鉄道 2015年1月28日
  6. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1924年4月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 『鉄道省鉄道統計資料. 大正14年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 高野山ケーブルカーの新造及びそれに伴うバス代行輸送について”. 南海電気鉄道. 2018年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月27日閲覧。
  9. ^ 高野山ケーブルカー、半世紀ぶり新型 朱色の流線形に - 朝日新聞デジタル、2018年6月8日
  10. ^ 南海電鉄、高野山ケーブルカー新型車両3/1から - キャンペーンも” (日本語). マイナビニュース (2019年2月19日). 2019年2月21日閲覧。

外部リンク編集