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可美村

可美村(かみむら)は、かつて静岡県西部、浜名郡に存在した。現在の浜松市南区の一部で、高塚町、増楽町、若林町、東若林町を村域としていた。1991年平成3年)5月1日浜松市編入合併して消滅した。

かみむら
可美村
スズキ本社
スズキ本社
Flag of Kami Shizuoka.png
可美村旗
Kami Shizuoka chapter.png
可美村章
1972年昭和47年)11月11日制定
廃止日 1991年5月1日
廃止理由 編入合併
可美村浜松市
現在の自治体 浜松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
浜名郡
団体コード 22501-0
面積 4.05km2
総人口 13,255
(国勢調査、1990年10月1日)
隣接自治体 浜松市
村の木 マキ(通称・ホソバ)
村の花 モモ
可美村役場
所在地 432
静岡県浜名郡可美村若林925番地の1
外部リンク 未開設
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高塚駅

目次

概要編集

二輪自動車メーカースズキ本社が所在し財政面で豊かであったため、長らく市町村合併をせず、周辺の町村が次々と合併していく中、合併前には広島市に四方を囲まれる府中町[1]同様、約数十年間浜松市に四方を囲まれて浮島のような状態となっていた[2][3]

前述のとおり、スズキ本社から法人市民税固定資産税などによる税収を得ていたため、周辺町村が合併していく中でも浜松市への合併を拒否し続けてきた。合併に踏み切った理由は、都市計画道路が村内で途切れるなどしており、道路など必要な整備が可美村単独では不可能と分かり、村の行政の円滑化を図るため、1990年(平成2年)に入ると突然浜松市との合併構想が浮上し、同年9月に浜松市との合併を同市に申し入れ、村議会で可決。

同年12月に合併協議会を設置し、数ヶ月のうちに協議を進め、翌1991年(平成3年)1月に浜松・可美両市村議会の議決、同年3月に静岡県議会の議決を経て同年5月1日付けで浜松市に編入合併された。

地理編集

町内を東西に横切る国道257号の南側は多少低くなっているものの、基本的に村内での標高差はほとんどみられない平地であった。住宅地が多く、田畑などもみられる。なお合併から20年以上経過した現在においても高層建築物は市内の他地域に比べて少ない[2]

広袤編集

  • 東西4.3 ㎞・南北1.25 ㎞である[2]

人口編集

  • 約1万3000人ほどであった[4]

隣接していた自治体編集

歴史編集

沿革編集

浅場村制時代編集

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い浅場村発足。発足時の大字は、浅田・伊場海老塚・東鴨江・明神野・東明神野・増楽・若林・東若林。村名の由来は、当時大きかった地区の「浅田」と「伊場」から1文字ずつ採択[2]
  • 1908年(明治41年)10月1日 - 浅田・伊場・海老塚・東鴨江の各大字が浜松町に編入される[2]
  • 1910年(明治43年)3月28日 - 大字 高塚を入野村から編入する[2]
  • 1911年(明治44年)7月1日 - 浜松町が市制施行し、浜松市になる。

可美村制時代編集

  • 1914年(大正3年)3月10日 - 村名を浅場村から可美村に変更。村名の由来は、「美しかる可(べ)き村」の瑞祥名。
  • 1949年(昭和24年)4月1日 - 明神野・東明神野の各大字(現在の浜松市中区神田町近辺)が浜松市に編入される。
  • 1972年(昭和47年)11月11日 - 村章を制定する。[5]
  • 1991年(平成3年)5月1日 - 浜松市編入される。また、合併により字名の末尾にが付けられることとなった。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 浜松市が政令指定都市に移行し、1908年(明治41年)に編入された大字が中区、1949年(昭和24年)時点の村域が南区となる。

行政編集

村章編集

産業編集

  • スズキの本社が置かれていたことから、法人税収入により財政面では裕福であり、周辺の自治体が全て1950年代に浜松市に合併されていくなか、当村は長らく独立を保っていた。スズキの本社所在地は「静岡県浜名郡可美村高塚300番地」が正式な住所であったが、対外的には「浜松」の企業として知名度が高かったためか「静岡県浜松市外高塚300番地」とされ、通用していた[6][4]。合併により名実ともに浜松市の企業となった。

交通編集

学校編集

中学校編集

  • 可美村立可美中学校

小学校編集

  • 可美村立可美小学校

保育園編集

  • 可美村立可美保育園

幼稚園編集

  • 可美村立可美幼稚園

施設編集

  • 可美総合センター(可美プール
  • 可美総合センター
  • 可美協働センター

脚注編集

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  1. ^ 広島県府中町も、マツダの本社などが立地しており巨額の法人税が入ることから財政面で非常に豊かであり、長らく広島市との合併を拒否し続けてきているという共通点がある。
  2. ^ a b c d e f g 可美村勢要覧 '88 私たちの可美村 p2
  3. ^ 1965年7月に浜松市に編入された庄内村以来、26年ぶりの合併となった。
  4. ^ a b トップページ”. 浜名商工会可美支所. 2014年2月2日閲覧。
  5. ^ a b 可美村勢要覧 '88 私たちの可美村 p6
  6. ^ 沿革 1909年〜”. スズキ. 2014年2月2日閲覧。

参考文献編集

  • 可美村役場 『可美村勢要覧 '88 わたしたちの可美村』 静岡県浜名郡可美村、1988年5月1日

関連項目編集