宇治駅 (JR西日本)
日本の京都府宇治市にある西日本旅客鉄道の駅
宇治駅(うじえき)は、京都府宇治市宇治宇文字にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅である。駅番号はJR-D09。
宇治駅 | |
---|---|
![]() 駅舎(2016年10月) | |
うじ Uji | |
◄JR-D08 黄檗 (2.9 km) (1.4 km) JR小倉 JR-D10► | |
![]() | |
所在地 | 京都府宇治市宇治宇文字16 |
駅番号 | JR-D09 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | D 奈良線 |
キロ程 | 19.8 km(木津起点) |
電報略号 | ウチ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
8,413人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)1月25日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口有 |
歴史編集
- 1896年(明治29年)1月25日:奈良鉄道の桃山駅 - 玉水駅間延伸時に開業[2]。
- 1905年(明治38年)2月7日:合併により関西鉄道の駅となる[3]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化[2]。帝国鉄道庁の駅となる。
- 1935年(昭和10年) - 駅舎改築[4]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[2]。
- 1991年(平成3年)3月16日:奈良線の快速運転開始。当初、線内は正月を除き当駅のみ停車であった。
- 2000年(平成12年)8月7日:橋上駅舎の使用を開始する[1]。2面3線を2面4線分に拡張(但し、4線分の使用は2001年のダイヤ改正から)[1]。
- 2001年(平成13年)3月3日:当駅から新田駅まで複線化[5]し、当駅を2面3線から2面4線として使用開始する[6]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[7]。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2023年(令和5年):当駅 - JR藤森駅間が複線化される予定[8]。
駅構造編集
2000年8月に単式・島式複合型2面3線のホームを持つ地上駅から大幅に増加する利用客への対応と奈良線の部分複線化による列車増発、利便性向上のため、島式ホーム2面4線を持つ橋上駅に改築された[1]。外観は平等院鳳凰堂をモチーフとしている[1]。
この島式ホームを用いて、快速列車と普通との相互接続が行われており、京都方面からの一部の普通が折り返している。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として奈良線のすべての中間駅(東福寺駅~上狛駅)を管轄している。ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば編集
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | D 奈良線 | 上り | 京都方面[9] |
3・4 | 下り | 木津・奈良方面[9] |
利用状況編集
乗客数は宇治市西部を走る近鉄京都線の大久保駅より少ないが、宇治観光の玄関口としては当駅や京阪宇治駅が機能している。
京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 5,828 |
2000年 | 5,773 |
2001年 | 6,241 |
2002年 | 6,438 |
2003年 | 6,645 |
2004年 | 6,753 |
2005年 | 6,975 |
2006年 | 7,173 |
2007年 | 7,361 |
2008年 | 7,737 |
2009年 | 7,578 |
2010年 | 7,658 |
2011年 | 7,743 |
2012年 | 7,684 |
2013年 | 7,616 |
2014年 | 8,370 |
2015年 | 8,604 |
2016年 | 8,362 |
2017年 | 8,548 |
2018年 | 8,562 |
2019年 | 8,413 |
駅周辺編集
京阪電気鉄道の宇治線にも宇治駅があるが、宇治橋で宇治川を渡り、北東に離れた場所にある[10]。
駅の南口には、休憩施設を備えた宇治市観光協会の案内所がある。また、2001年に宇治市制50年を記念して設置された茶壺の形をした郵便ポストがある。
バス路線編集
「JR宇治駅」停留所にて、京都京阪バス(八幡営業所)の路線が発着する。
- 21系統:京阪淀駅
- 21D系統:田井
- 27系統・240系統・240A系統・250系統・250A系統:近鉄大久保
- 22A系統:久御山団地
- 40系統:宇治文化センター
- 44系統:太陽が丘
- 44A,45A系統:太陽が丘ゲート前
- 180系統:維中前
- 184系統:宇治田原工業団地
- 182系統:緑苑坂
- 40系統・40A系統:明星町3丁目
- 41A系統・250A系統:黄檗駅
- 臨時バスあじさい号:三室戸寺 ※三室戸寺のあじさいの開花時期に臨時運行
このほか、西小倉地区のりあい交通が宇治市役所や近鉄小倉駅方面に運行されていたが2019年9月に休止となった。
隣の駅編集
脚注編集
- ^ a b c d e “JR西日本 宇治新駅舎の使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2000年8月9日)
- ^ a b c d e 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、350頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 曽根悟(監修)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、 24頁。
- ^ “駅すてーしょん 宇治(奈良線)”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1998年2月9日)
- ^ 奈良線部分複線化及び新駅開業について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2000年10月17日
- ^ “奈良線部分複線化が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2001年3月6日)
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 奈良線第2期複線化事業 奈良線の更なる安全・安定輸送をめざし14.0kmの複線化と駅改良工事を進行中 - JR西日本
- ^ a b “宇治駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 1951年の宇治市発足以前、当駅の立地する自治体が久世郡宇治町であったのに対し、京阪の宇治駅は宇治郡宇治村→東宇治町であった。
関連項目編集
外部リンク編集
- 宇治駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道