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宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線

日本の宮崎県と鹿児島県の道路

宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線(みやざきけんどう・かごしまけんどう1ごう こばやしえびのこうげんまきぞのせん)は、宮崎県小林市から鹿児島県霧島市に至る県道主要地方道)である。

主要地方道
Japanese Route Sign Number 1.svg
宮崎県道1号標識

Japanese Route Sign Number 1.svg
鹿児島県道1号標識
宮崎県道1号 小林えびの高原牧園線
鹿児島県道1号 小林えびの高原牧園線
主要地方道 小林えびの高原牧園線
旧名 霧島スカイライン / 小林えびの牧園線
地図
Miyazaki Kagoshima prefectural route 1 (OpenStreetMap).png
路線延長 35.6 km
制定年 1965年昭和40年)
開通年 1958年(昭和33年)
起点 宮崎県小林市
西町交差点【地図
主な
経由都市
宮崎県えびの市
終点 鹿児島県霧島市
霧島温泉丸尾交差点【地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0221.svg 国道221号
Japanese National Route Sign 0268.svg 国道268号
Japanese Route Sign Number 5.svgJapanese Route Sign Number 3.svg
都道府県道53号標識
宮崎県道53号京町小林線
E10 宮崎自動車道
Japanese Route Sign Number 3.svgJapanese Route Sign Number 0.svg
都道府県道30号標識
宮崎県道30号えびの高原小田線
Japanese National Route Sign 0223.svg 国道223号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

目次

概要編集

九州南部の霧島錦江湾国立公園にある霧島火山群を通り抜ける宮崎県道および、鹿児島県道の路線で主要地方道にも指定されている。かつてはえびの高原を境として、鹿児島県側を霧島道路あるいは霧島スカイライン、宮崎県側はえびのスカイラインとよばれる有料道路であったが[1]1985年(昭和60年)に無料開放した。沿道にえびの高原、韓国岳不動池大浪池霧島温泉郷などがあり、山間部では10月下旬から11月下旬にかけて紅葉が見頃となる。鹿児島県側の硫黄谷付近は急カーブの多い峠道が続く。また、この付近には道路近傍から熱水や熱気が噴出する箇所があり、噴気による視界悪化や火山性ガスについて注意喚起が行われている。えびの高原付近では硫黄山の火口から1 km以内を通過するため、硫黄山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)以上になると通行止めになる。冬期は凍結によるチェーン規制が行われる場合がある。

路線データ編集

歴史編集

宮崎県内の区間は県道小林韓国岳線あるいは北霧島道路と呼ばれ、1954年(昭和29年)1月15日に工事が始まった。建設にあたって当時の国会議員瀬戸山三男の尽力があったといわれている。志多組、九鉄工業、坂下組が工事にあたり1958年(昭和33年)7月25日に竣工した。総延長は13.694キロメートルあり当初は砕石道であった。この区間の開通を契機としてえびの高原の観光地としての整備が進展することになった[3][注釈 1]

年表編集

  • 1957年(昭和32年)11月21日 - 現在の本路線と鹿児島県道104号霧島公園小林線の一部(牧園町高千穂から霧島村田口)が南霧島道路として供用開始[4]
  • 1958年(昭和33年)8月20日 - 一部区間(小林市大字南西方から飯野町大字末永)が北霧島道路として供用開始[5]
  • 1961年(昭和36年)10月28日 - 残区間が供用開始。名称を霧島道路に改める[6]
  • 1965年(昭和40年)
    • 7月16日 - 宮崎県が「宮崎県告示第610号」により路線認定[7]
    • 12月1日 - 鹿児島県が「鹿児島県告示1213号の2」により路線認定し、路線名を「小林えびの牧園線」とした[8]
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月24日 - 鹿児島県が「小林えびの高原牧園線」に改称(鹿児島県告示295号)[8]
    • 11月21日 - 宮崎県も同様に改称(宮崎県告示第1141号)[7]
  • 1985年(昭和60年)12月1日 - 日本道路公団が小林市大字南西方字環野から鹿児島県姶良郡霧島町間の30.1 kmを無料開放した。
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道小林えびの高原牧園線が小林えびの高原牧園線として主要地方道に指定される[9]

路線状況編集

通称編集

カッコ内は重複区間

  • えびのスカイライン(小林I.C入口交差点 - 霧島温泉丸尾交差点)[10]
  • 霧島高原道路(小林I.C入口交差点 - 霧島温泉丸尾交差点)[注釈 2]
  • かごしまロマン街道

道路施設編集

  • 足湯の駅えびの高原
  • 孝の子橋(辻の堂川)
  • 出の山橋(宮崎自動車道)
  • 生駒橋(巣の浦川)
  • 硫黄橋(中津川)
  • 夕霧橋(中津川)
  • 明礬橋(中津川)
  • 栄之尾橋

交差する鉄道路線編集

地理編集

宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山最高峰の韓国岳(標高1700 m)を望む道路沿線は、木々に囲まれた森林地帯や、草原が広がるえびの高原の風景が見られる[1]。えびの高原から宮崎県側の不動池方面へ進んだところに、賽の河原とよばれる他の沿線風景とは異なる荒涼とした独特の風景が現れる[1]。霧島は、坂本龍馬が新婚旅行で訪れた地としても知られた観光地である[1]

通過する自治体編集

交差する道路編集

交差する道路 都道府県名 市町村名 交差場所
国道221号
国道268号
宮崎県 小林市 細野 西町交差点 / 起点
宮崎県道53号京町小林線 細野 孝ノ子交差点
E10 宮崎自動車道 南西方 小林I.C入口交差点
1 小林I.C
宮崎県道409号生駒高原北西方線 南西方(環野地区)
宮崎県道30号えびの高原小田線 えびの市 末永(えびの高原バス停近く)
鹿児島県道・宮崎県道104号霧島公園小林線 鹿児島県 霧島市 牧園町高千穂(新湯地区)
国道223号 牧園町 霧島温泉丸尾交差点 / 終点

路線付近の標高編集

 
えびの高原北展望から望むえびの市・小林市
 
高低図(横軸は起点からの路線距離[注釈 3]

周辺の施設編集

 
えびのエコミュージアムセンター

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 不動池近くにある石碑(日本道路公団)
  2. ^ 霧島バードライン(国道223号)、えびのスカイライン(本路線)、霧島道路(鹿児島県道104号)の総称。
  3. ^ 起点からの直線距離ではない。

出典編集

  1. ^ a b c d 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 129.
  2. ^ 平成27年度 業務概要 (p20) (PDF)”. 宮崎県小林土木事務所. 2016年1月5日閲覧。
  3. ^ 岩切章太郎 「えびの高原のあゆみ」 霧島山総合研究会編 『霧島山総合調査報告書』 1969年
  4. ^ 昭和32年11月12日道路公団公告第32号「南霧島道路料金徴収公告」
  5. ^ 昭和33年8月14日道路公団公告第20号「北霧島道路料金徴収公告」
  6. ^ 昭和36年10月21日道路公団公告第21号「霧島道路料金徴収公告」
  7. ^ a b 宮崎県道路線認定(昭和40年7月16日告示第610号)”. 宮崎県法規集(第一法規株式会社). 2016年1月5日閲覧。
  8. ^ a b 県道の路線認定一覧表”. 鹿児島県告示(株式会社ぎょうせい) (2010年7月16日). 2016年1月5日閲覧。
  9. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  10. ^ 沿道修景美化推進路線 (PDF)”. 宮崎県庁 (2014年2月4日). 2016年1月5日閲覧。

参考文献編集

  • 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく『絶景ドライブ100選[新装版]』松井謙介編、学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8

関連項目編集