川崎真裕美

日本の競歩選手

川崎 真裕美(かわさき まゆみ、1980年5月10日 - )は、日本競歩選手[1]。現姓は喜多[2]

川崎 真裕美 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Mayumi KAWASAKI
国籍 日本の旗 日本
種目 競歩
所属 海老沢製作所 (1999 - 2008)
富士通 (2008 - 2013)
生年月日 (1980-05-10) 1980年5月10日(43歳)[1]
出身地 茨城県
身長 167㎝
体重 52㎏
コーチ担当者 鈴木理弘 (1997 - 2008)
今村文男 (2008 - 2013)
自己ベスト
5000m競歩 20分49秒70 (2009)
10000m競歩 43分01秒60 (2010)
10km競歩 42分50秒 (2010)
20km競歩 1時間28分49秒 (2009)
獲得メダル
陸上競技
アジア選手権
2009 広州 20km競歩
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茨城県笠間市出身。茨城県筑西市協和地区にある海老沢製作所に1999年から2008年11月まで所属、2008年12月から2013年1月まで富士通に所属した。日本代表としてオリンピックアテネ以降の3大会、世界選手権ヘルシンキ以降の4大会に連続出場を果たした。2009年にはアジア選手権20km競歩で優勝、日本選手権20km競歩は2004年第87回大会以降5回優勝を飾った。10km競歩・20km競歩・5000m競歩・10000m競歩など各種目で日本新記録を樹立した[3]

略歴 編集

  • 出生地は福島県、笠間東中学校 - 茨城県立下館第二高等学校出身。
  • 中学校時代はバレーボール部に所属していた[4]。高校入学後に陸上部へ入部。初めは800mや3000mが専門だったが、高校2年時に下館第二高校教諭で陸上部顧問の鈴木理弘から「全国大会に出られるぞ」と勧められて競歩を始めた[5][6]。鈴木からは高校卒業後の実業団時代も含めて1997年から2008年まで指導を受けた[5]。1999年、協和町の部品メーカー海老沢製作所に入社、事務職に励むとともに鈴木の指導のもと母校の下館第二高校を拠点に競技に取り組んだ。1999年のアジアジュニア選手権10000mで2位入賞を果たす。しかし、2000年から2002年にかけて貧血に苦しんだ[7]。食事療法や社長の海老沢からのアドバイスを受けてこれを克服している[6][8]
  • 2003年11月の全日本競歩高畠大会20km競歩で1時間32分16秒の日本新記録を樹立し優勝、アテネオリンピックの参加標準記録Aを突破した。
  • アテネオリンピック女子20km競歩代表(40位)。
  • 2004年から2006年にかけて、日本選手権女子20km競歩で3連覇を果たす。日本選手権は2008年、2010年も合わせて5勝した。
  • 北京オリンピック女子20km競歩代表(14位)。
  • 2008年12月に富士通へ移籍。今村文男(富士通陸上競技部コーチ)の指導を受ける。
  • 2012年11月に結婚。2013年1月に富士通を退社した後、石川県小松市で老舗旅館の女将として歩んでいる[9]。女将になった後の2014年5月4日に夫妻で「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ)に出演[10]。2016年8月19日にも「爆報! THE フライデー」(TBS)にVTR出演した[11]

主な成績 編集

自己記録 編集

種目 記録 年月日 場所 大会
5000mW 20分49秒70 2009年5月16日 天童市 東日本実業団対抗陸上競技選手権大会
10000mW 43分01秒60 2010年9月25日 新潟市 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
10kmW 42分50秒 2010年4月17日 輪島市 全日本競歩輪島大会
20kmW 1時間28分49秒 2009年1月25日 神戸市 日本陸上競技選手権大会20km競歩

脚注・出典 編集

  • 日本陸上競技連盟八十年史編集委員会編 『日本陸上競技連盟八十年史』 日本陸上競技連盟, 2005年10月, pp.56-57.
  • 『陸上競技マガジン2010年4月号増刊 記録集計号2009』 ベースボール・マガジン社, 2010年3月, pp.189-190.
  • 『陸上競技マガジン2014年4月号増刊 記録集計号2013』 ベースボール・マガジン社, 2014年3月, pp.87-88, pp.97-98.
  • FIELD EYE vol.4 川﨑真裕美 見つけた仲間と共に世界を歩む 富士通陸上競技部. 2014年8月15日閲覧
  1. ^ a b Athlete profile for Mayumi Kawasaki iaaf.org
  2. ^ 若おかみは元五輪選手=競歩から転身、夢新た-喜多真裕美さん (2015/05/26-05:18)時事ドットコム
  3. ^ 競歩・川崎真裕美選手 退社のお知らせ 富士通陸上競技部 (2013-01-18). 2014年8月4日閲覧
  4. ^ 「世界陸上ヘルシンキ」 世界に誇る脚線美 川﨑真裕美 TBS. 2014年8月15日閲覧
  5. ^ a b 「ロンドン五輪 川崎選手 筑西から声援 女子競歩20キロ 18位」 読売新聞 2012年8月13日東京朝刊, 茨城東版, 23ページ
  6. ^ a b 「ロンドン五輪2012(7)競歩女子 川崎真裕美選手32」 読売新聞 2012年7月23日東京朝刊, 茨城東版, 29ページ
  7. ^ 「いばらき発・世界へ (11)川崎真裕美さん 競歩でアテネへ」 読売新聞2004年1月15日東京朝刊, 茨城東版, 32ページ
  8. ^ 三木幸治 「いばじん ここが聞きたい 80 競歩選手・川崎真裕美さん」 毎日新聞2004年3月2日朝刊, 茨城地方版, 22ページ
  9. ^ 北野新太 (2014-06-21). NEWS探検 日本一速く歩く女将・喜多真裕美さん「競歩で3大会連続五輪出場」 スポーツ報知. 2014年8月4日閲覧
  10. ^ 新婚さんいらっしゃい!出演記念プラン”. 川崎真裕美公式WEBSITE (2014年5月2日). 2016年8月22日閲覧。
  11. ^ 爆報!THEフライデー【実録!芸能人の終活439日】”. TBS (2016年8月19日). 2016年8月22日閲覧。

外部リンク 編集

先代
三森由佳
女子5km競歩日本記録保持者
2008/1/27 -
次代
-
先代
三森理恵
女子10km競歩日本記録保持者
2008/1/27 -
次代
-
先代
-
女子15km競歩日本記録保持者
2003/11/2 -
次代
-
先代
二階堂香織
渕瀬真寿美
女子20km競歩日本記録保持者
2003/11/2 - 2007/1/27
2007/3/25-2009/1/25
次代
渕瀬真寿美
渕瀬真寿美
先代
三村芙美
女子3000m競歩日本記録保持者
2007/6/2 -
次代
-
先代
三森由佳
坂倉良子
女子5000m競歩日本記録保持者
2006/7/7 - 2007/4/15
2008/9/27 - 2012/4/21
次代
坂倉良子
大利久美
先代
小西祥子
女子10000m競歩日本記録保持者
2008/6/8 -
次代
-