筑西市

日本の茨城県の市

筑西市 (ちくせいし)は、茨城県県西地域北部に位置するである。

ちくせいし
筑西市
Shimodate Haguro Shrine 1.jpg
Flag of Chikusei Ibaraki.svg Symbol of Chikusei Ibaraki.svg
筑西市旗 筑西市章
2005年3月28日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08227-9
法人番号 4000020082279 ウィキデータを編集
面積 205.30km2
総人口 99,987[編集]
推計人口、2020年10月1日)
人口密度 487人/km2
隣接自治体 結城市下妻市つくば市桜川市結城郡八千代町
栃木県小山市真岡市
市の木
市の花 の花・コスモス
市の鳥 つばめ
筑西市役所
市長 須藤茂
所在地 308-8616
茨城県筑西市丙360番地
北緯36度18分25.5秒東経139度58分59.3秒
筑西市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

筑西市位置図

― 市 / ― 町・村

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概要編集

2005年に1市3町が対等合併して誕生した市。生産量が県内1位であるのほか、こだますいかとちおとめなど農業が盛んである。首都圏に近く平地が広い立地を活かし複数の工業団地が造成され、関東内陸工業地域の一角を成している。北西を栃木県と接し、栃木県南部の諸都市に近いため、通勤通学や買い物などの行動圏は比較的、茨城県内より栃木県側に向いている。

中心市街地のある旧下館市は元々は城下町で、江戸時代以降に商業都市として発展。平成の大合併期までは県西地域で最大の人口を有する市であったために国や県の出先機関が多く置かれ(平成の大合併以降は県西で最大の人口を擁する市は古河市となっている)県西における行政の中核となっているが、バブル崩壊より徐々に空洞化に見舞われ、現在は商業都市としての地位は失われつつある。

地理編集

東京都心から北へ約70km、茨城県の西北部に位置し、東西は約15km、南北は約20kmで、面積は205.35 km2。北東端の一部に阿武隈山系に連なる標高200mほどの丘陵地帯がある他は、ほぼ全域が標高約20~60m程度の平地または極なだらかな丘陵であり、可住地面積は茨城県内の市町村中2位、市の総面積のうち約95%で居住または耕作が可能である[1]

複数の河川が流れ水利にも恵まれていることから古くから水田耕作が盛んであり、田耕地面積は市の総面積の約4割、を含めた耕地面積は市域の半分以上を占めている[2]。集落・住宅地は広い市域のほぼ全域に点在し、またかつて商業の中心だった下館地区の空洞化が著しく生活行動圏が市外に広がって行った結果、年々「クルマ社会」の色合いが濃くなり、都市別の「1世帯あたりの自家用乗用車保有台数」で全国1位を度々記録するに至っている[3]

河川編集

隣接している自治体編集

人口編集

 
筑西市と全国の年齢別人口分布(2005年) 筑西市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 筑西市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

筑西市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


歴史編集

年表編集

筑西市発足前の各市町の歴史については下館市関城町明野町協和町のページを参照。

筑西市発足後編集

行政区域変遷編集

  • 変遷の年表
  • 変遷表

国政・県政編集

国政編集

県政編集

2014年12月14日投開票の県議選から、県議会定数削減に伴い定数3から定数2に変更されている。

  • 筑西市選挙区(定数2)
    • 設楽詠美子(民主党・2期目)
    • 水柿一俊(いばらき自民党・1期目)

出先機関編集

市政編集

歴代市長編集

市議会編集

  • 定数:24
  • 任期:2023年4月25日まで
  • 議長:箱守茂樹
  • 副議長:真次洋行
  • 議場:筑西市役所本庁6階

第三セクター等編集

  • 筑西市開発公社
  • 下館都市開発(株)

公共機関編集

教育編集

  • 小学校
    • 筑西市立下館小学校
    • 筑西市立伊讃小学校
    • 筑西市立川島小学校
    • 筑西市立竹島小学校
    • 筑西市立養蚕小学校
    • 筑西市立五所小学校
    • 筑西市立中小学校
    • 筑西市立河間小学校
    • 筑西市立大田小学校
    • 筑西市立嘉田生崎小学校
    • 筑西市立関城東小学校
    • 筑西市立関城西小学校
    • 筑西市立大村小学校
    • 筑西市立村田小学校
    • 筑西市立鳥羽小学校
    • 筑西市立上野小学校
    • 筑西市立長讃小学校
    • 筑西市立小栗小学校
    • 筑西市立新治小学校
    • 筑西市立古里小学校
  • 大学
    • つくば薬科大学(2010年開学予定で開設準備が進められていたものの、計画は凍結された)

病院編集

地方独立行政法人 茨城県西部医療機構が運営。隣接する桜川市県西総合病院と市内の筑西市民病院との統合により市内大塚地区に平成30年10月に開院。

消防編集

  • 筑西広域消防本部(上記の広域事務組合に属する広域消防で、結城市・筑西市・桜川市が管轄地域である。)
    • 筑西消防署 - 筑西市直井1076番地
      • 筑西消防署関城分署 - 上野1045番地1
      • 筑西消防署明野分署 - 倉持1123番地1
      • 筑西消防署協和分署 - 門井1976番地1
      • 筑西消防署川島出張所 - 下川島771番地1

警察編集

  • 筑西警察署 - 筑西市直井938番地、筑西市全域を管轄。
    • 下館駅前交番 - 丙160番地1
    • 明野地区交番 - 倉持1123番地1
    • 玉戸交番 - 玉戸2974番地4
    • 他に藤ケ谷駐在所、新治駐在所、折本駐在所がある。

管轄広域事務組合編集

  • 筑西広域市町村圏事務組合
  • 下妻地方広域事務組合
  • 筑西食肉衛生組合
  • 茨城租税債権管理機構
  • 茨城県市町村総合事務組合
  • 県西総合病院組合
  • 筑北環境衛生組合

スポーツ施設編集

  • 下館総合体育館 - 上平塚627番地
  • 下館運動場 - 上平塚627番地
  • 下館武道館 - 下中山732番地1
  • 関城体育館 - 藤ケ谷1846番地
  • 明野トレーニングセンター - 海老ヶ島2120番地7
  • あけの元気館
  • 協和サッカー場 - 蓮沼1611番地3
  • 筑西遊湯館 - 下川島471番地2

図書館編集

 
中央図書館

友好都市編集

合併前の旧下館市が、江戸時代初期に下館藩主であった水谷(みずのや)家が備中松山(現・高梁市)に移ったという歴史的経緯にちなんで友好都市関係を締結。合併後の筑西市がそれを引き継いだ。

経済編集

地場産品・土産物編集

 
下館ラーメン
  • こだまスイカ - 旧協和町で盛ん。
  • - 旧関城町から旧下館市南部にかけて盛ん。
  • イチゴ(とちおとめ等)- 栃木県と接する市北部で盛ん。
  • コシヒカリなど) - ほぼ全域で盛ん。
  • ソバ常陸秋そばなど) - 作付け面積は県内で一二を争う。
  • 和菓子洋菓子 - かつて「商都」と呼ばれるほど商業で栄えた下館地区では、贈答用など菓子類を売る店が多い。
    • 菓心ひろせ
    • 有限会社メゾンプチ
    • 株式会社かせき堂
    • 乙女家
    • 館最中本舗湖月庵
    • 筑波嶺望菓庵たちかわ
    • 和菓子処杉山
    • 波山の鳩杖最中
  • 下館ラーメン - 鶏ガラ出汁の濃い口醤油スープと鶏肉チャーシューが特徴。2010年に「下館ラーメン学会」が発足[6]

本社を置く企業編集

商業施設編集

  • 下館SPICA - 下館駅北口に隣接。かつてはサティや専門店が出店していたが、現在は市庁舎として利用され、駅前にもかかわらず商業施設の役割を終えている。

他に市内各所にスーパーマーケットが点在。

郵便局編集

  • 下館地区 - 下館郵便局、下館駅前郵便局、下館大町郵便局 、下館横島郵便局、下館玉戸郵便局、川島郵便局、下館西方郵便局、嘉田生崎郵便局、河間郵便局、下館折本郵便局、五所郵便局
  • 関城地区 - 関城郵便局、関城霞台郵便局、黒子郵便局
  • 協和地区 - 協和郵便局、協和桑山郵便局、小栗郵便局
  • 明野地区 - 明野郵便局、村田郵便局、中上野郵便局

金融機関編集

  • 常陽銀行 - 下館支店(店舗内に「関城支店」を併設)、協和支店、明野支店、玉戸出張所
  • 筑波銀行 - 筑西支店(店舗内に「下館支店」を併設)、川島支店、玉戸支店、関城支店、協和支店、明野支店、下館駅南出張所
  • 結城信用金庫 - 下館支店、川島支店、下館南支店、関城支店、明野支店
  • 茨城県信用組合 - 下館支店、関城支店、協和支店、明野支店
  • 北つくば農業協同組合 - 本店(下館支店)、下館南支店、関城支店、協和支店、明野支店
  • 他に東日本銀行足利銀行中央労働金庫水戸信用金庫が1店舗ずつ出店(全て支店名は「下館支店」)。

交通編集

鉄道編集

中心駅である下館駅からちょうど東西・南北方向に路線が伸びている。東京都心までは、小山駅経由または守谷駅経由で1時間半から2時間。

バス編集

 
筑西市広域連携バス
  • 筑西市広域連携バス(関鉄パープルバス運行): 下館駅北口 - 明野支所 - 筑波山口
    • ルート及び停留所はかつて下館駅 - 筑波駅間を結んでいた関鉄パープルバスの路線をほぼ踏襲している(筑波山口はかつての「筑波駅」停留所)。2016年10月1日から実証実験運行が行われ、2017年10月1日から本格運行を開始した[7]
  • 筑西市地域内運行バス実証実験(関鉄パープルバス運行):下館駅南口 - 下館工業高校前 - 玉戸駅 - 川島駅南 - 筑西遊湯館
    • 2017年10月1日運行開始[8]
  • 高速バス桜川・筑西ライナー」(茨城交通が運行): 岩瀬駅 - 道の駅グランテラス筑西 - 下館駅南口 - 八潮PA(TX八潮駅)(東京行きの降車のみ) - 東京駅鍛冶橋駐車場
    • 2019年7月23日運行開始。1日3往復運行。

かつては下館駅を中心に各方面への路線バスが伸びていたものの自家用車の普及とともに次々と廃止され、2000年代には関鉄パープルバスによる下館駅 - 筑波駅、下館駅 - 真壁駅の両路線が残るのみとなり、その両路線も2008年4月までに廃止されている。また2000年前後に旧下館市が「下館市福祉巡回バス」を運行していたが数年で廃止となり、京都大阪方面と栃木県の各都市を結ぶ夜行高速バス「とちの木号」が下館駅北口経由の路線を開設していた時期もあった(2002年2006年)が、これも運行を終えている。その結果、「わかば号」が2014年7月22日に運行を開始するまでは、桜川市とともに”非通年運行”を含めて路線バス・高速バスが1路線も走っていない状態であった。その後、広域連携バスの運行開始により、両市ともに毎日運行の路線バスが復活している[9]。2019年7月23日からは高速バス「桜川・筑西ライナー」の運行も始まり、筑西市内では道の駅グランテラス筑西、下館駅南口に停車する。

乗合タクシー編集

  • のり愛くん - 利用には、利用登録と事前予約が必要。

道路編集

市内を通っているが、インターチェンジは無い。最寄りのインターチェンジは真岡ICおよび桜川筑西ICで、このうち「桜川筑西」は筑西市側の要望を受けて名称に「筑西」を加えた経緯がある。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

名所・旧跡編集

観光スポット編集

 かつて「商都」と呼ばれた名残を残す建築物が下館地区旧市街に多く残る。特に「荒川家住宅」(荒七および荒為)と「一木歯科医院」は国の有形文化財に登録されている。

祭事・催事編集

  • 下館大町だるま市–下館地区市街地、大町通りで1月頃開催
  • 下館祇園祭 –下館地区市街地で毎年7月下旬に開催
  • 下館灯ろう流し勤行川河畔で8月上旬に開催
  • 下館盆踊り–下館地区市街地で8月中旬に開催
  • 明野ひまわりフェスティバル–明野地区で8月下旬頃開催
  • 関城の祭典どすこいペア–関城地区で秋に開催
  • 小栗判官まつり–協和地区で冬に開催

筑西市が登場する作品編集

出身・在住有名人編集

出身人物編集

ゆかりの著名人編集

その他編集

  • ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された。
  • 2007年より2016年時点まで、自家用乗用車の世帯当たり台数が日本で最も多い都市となっている。[15]
  • 筑西市を拠点として活動している、劇団明野ミュージカルがあり、オペラなどにも挑戦している。
    元々は旧明野町住民参加事業として2000年から2004年まで活動していたが、2005年の合併より独自の団体:明野ミュージカルとして運営を開始させた。また、この劇団の講師にはプロが参加している。
  • 合併協議会で新市名の候補に含まれていた「しあわせ市」(下館の「し」、明野の「あ」、協和の「わ」、関城の「せ」)は新市名の有力候補のひとつであった。合併後には新市誕生を記念した「しあわせ」[16]という菓子が販売された。
  • また新市名の最終候補には「筑西市(筑波山の西の意味)」と「北つくば市」という方角的に異なる2つが含まれていた。ちなみに長野県には筑摩郡の北という意味の筑北村がある。なお筑西市の農業協同組合には、1993年より「北つくば」という名前が使用されている。
  • 合併により筑西市になったため、平安時代からの歴史を持つとされる旧下館市の「下館」という地名は行政上消失。「筑西市甲」「筑西市乙」「筑西市丙」となってしまった中心市街地の地名について、下館地区自治委員会は住所表記の通称町名への変更を求める署名活動を2012年10月より開始(通称町名については下館市の項を参照)。
  • 2015年(平成27年)9月10日関東・東北豪雨鬼怒川が越水。市内の伊佐山や船玉地区にある住居などが床上・床下浸水の被害となった。後に市はハザードマップを作成したが、多くの住居が床上浸水の被害を出した鬼怒川沿いの船玉地区は赤の点線で囲まれていなかった。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 7 茨城県内での「ちくせい」早わかり 筑西市役所(2016年12月13日閲覧)。
  2. ^ 茨城県筑西市農林水産省の統計情報「わがマチ・わがムラ」より)2016年12月13日閲覧。)
  3. ^ [1]
  4. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』(角川書店、1983年 ISBN 4040010809
  5. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』(日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180
  6. ^ 【麺食い 列島味便り】下館ラーメン 茨城県筑西市 あっさりしてコクもある毎日新聞』朝刊2020年5月20日(地方版)2020年5月23日閲覧
  7. ^ 筑西市広域連携バス(下館駅⇔筑波山口)本格運行について
  8. ^ 筑西市地域内運行バス(下館駅南口⇔玉戸駅経由⇔筑西遊湯館)実証実験運行中
  9. ^ わかば号は2020年2月1日をもって廃止。
  10. ^ 引退したブルトレ「北斗星」が首都圏で続々と復活?”. 日経トレンディネット (2017年3月14日). 2018年10月9日閲覧。
  11. ^ “筑西市「ザ・ヒロサワ・シティ」 戦時中製造のD51公開へ”. 東京新聞. (2018年10月8日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201810/CK2018100802000140.html 2018年10月9日閲覧。 
  12. ^ “SL、茨城の観光施設へ 今月中旬に公開予定”. 日本経済新聞. (2018年10月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36245990Z01C18A0CC0000/ 2018年10月9日閲覧。 
  13. ^ “譲渡SL、観光施設に到着 茨城、今月中旬に公開へ”. 産経フォト. (2018年10月9日). http://www.sankei.com/photo/daily/news/181009/dly1810090005-n1.html 2018年10月9日閲覧。 
  14. ^ あなたの街に住みますプロジェクト地域発信型映画(2012年12月23日閲覧)
  15. ^ わが国の自動車保有動向
  16. ^ 菓子処たちかわ:筑西市観光協会”. "筑西市役所経済部観光振興課". 2020年8月19日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集