日本島嶼学会(にほんとうしょがっかい、: Japan Society of Island Studies, JSIS)は、日本の学術組織(学会)である。日本における学際的・職際的・国際的な島嶼学の発展に資することを目的として設立された[1]日本学術会議協力学術研究団体の1つである[2]。事務局は鹿児島大学の国際島嶼教育センターに置かれている[1]。会員数は2017年12月現在、正会員・準会員・学生会員併せて208人[3]

概要

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歴史

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1994年に沖縄県で開催された第1回国際島嶼学会を機に設立に向けての動きが進み[4]、1998年、長崎ウエスレヤン短期大学での総会において発足[5]。以後1999年から毎年、各地の離島もしくは大学において年次大会が開催されている[6]

過去の大会

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大会名 開催年月 開催地
設立総会 1998年7月 長崎ウエスレヤン短期大学
特別研究会 1999年1月 奄美大島
研究発表会 1999年4月 家島
1999年次大会 1999年8月 鹿児島大学
2000年次八丈島研究大会 2000年4月 八丈島
大東諸島特別研究会 2000年6月 大東諸島
2000年次大会 2000年9月 愛知学泉大学
佐渡研究会 2001年8月 佐渡島
2001年次大会 2001年9月 明治大学
2002年次大会 2002年10月 琉球大学伊平屋島
2003年次大会 2003年9月 香川大学
2004年次大会 2004年9月 奄美大島
2005年次大会 2005年9月 対馬
2006年次大会 2006年9月 佐渡島
2007年次大会 2007年9月 与那国島
2008年次大会 2008年9月 菅島
2009年次大会 2009年10月 久米島
2010年次大会 2010年9月 駒澤大学三宅島
2011年次大会 2011年9月 徳之島
2012年次大会 2012年9月 隠岐諸島
2013年次大会 2013年9月 高知大学大月町
2014年次大会 2014年9月 五島列島
2015年次大会 2015年9月 奥尻島
2016年次大会 2016年9月 大崎上島
2017年次大会 2017年9月 甑島
2018年次大会 2018年8月 法政大学神津島

構成員・会長

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人文地理学文化人類学社会学経済学政治学生態学生物学など構成員の専門分野は多岐にわたる[7]。歴代会長は以下の通り[4]

名前 就任年月 専門
第1代 山階芳正 1998年7月 人文地理学
第2代 竹内啓一 人文地理学
第3代 嘉数啓 島嶼経済学
第4代 鈴木勇次 島嶼行政学
第5代 長嶋俊介 島嶼経済学・家政学
第6代 中俣均 2015年9月 人文地理学

刊行物

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2000年からほぼ年1回の間隔で学会誌『島嶼研究』が刊行されている(2016年から年2回刊行[8])。このほか定期刊行物として学会年報『島嶼学』、『ニュースレター』がある[3]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 会則 | 日本島嶼学会 Japan Society of Island Studies”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。
  2. ^ 日本学術会議協力学術研究団体一覧|日本学術会議”. www.scj.go.jp. 2018年5月18日閲覧。
  3. ^ a b 日本島嶼学会”. 学会名鑑. 日本学術会議日本学術協力財団科学技術振興機構. 2018年5月18日閲覧。
  4. ^ a b 会長挨拶 | 日本島嶼学会 Japan Society of Island Studies”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。
  5. ^ 日本島嶼学会設立総会”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。
  6. ^ 過去の年次大会・研究会 | 日本島嶼学会 Japan Society of Island Studies”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。
  7. ^ 2017~2018年度役員名簿 | 日本島嶼学会 Japan Society of Island Studies”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。
  8. ^ 学会誌『島嶼研究』 | 日本島嶼学会 Japan Society of Island Studies”. islandstudies.jp. 2018年5月18日閲覧。

外部リンク

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