JALラビッツ

かつて存在した女子バスケットチーム
日本航空JALラビッツから転送)

JALラビッツ(ジャル・ラビッツ、: JAL Rabbits)は、かつて存在した日本の女子バスケットボールチーム。本拠地は東京都品川区Wリーグに所属していた。現在、Wリーグに所属している新潟アルビレックスBBラビッツの前身となったチームである。

JALラビッツ
JAL Rabbits
所属リーグ 日本の旗 Wリーグ
創設年 1967年
解散年 2010年
チーム史
本拠地 東京都品川区
チームカラー   ブラック
  ホワイト
企業 日本航空
ヘッドコーチ 荒順一
公式サイト http://www.jal.co.jp/jalrabbits/
ホームのジャージ
チームカラー
ホーム
アウェイのジャージ
チームカラー
アウェイ
テンプレートを表示

概要 編集

チーム所在地は、東京都品川区。母体企業は日本航空客室乗務員などの同社社員が、選手及びコーチとして所属している。

日本航空の会社更生法適用に伴い、バスケットボール部の今後についても注目されたが、2010年3月2日、2010-2011年シーズンを以てチームを廃部することを発表した[1]。また、同年には羽田空港近隣の体育館も閉鎖され、ラストシーズンの練習拠点は成田第3ハンガー体育館に移転した。移転に伴い一部選手は練習拠点が近いエバラヴィッキーズに移籍した。

2011年2月20日対アイシン戦に100-69で勝利し44年の歴史に幕を閉じた。

廃部発表後、日航及びWJBL関係者がチーム譲渡へ向け20社以上交渉し、10月1日に新潟アルビレックスBBbjリーグ所属)のスポンサーでもあるNSGグループがJALラビッツを譲り受けることで基本合意に達した[2]。なお、2011-12シーズンから新チームが引き継いでWリーグに参加する[3]。2011年4月1日に、NSGグループに譲渡される。荒順一ヘッドコーチと選手5名は新チームに移籍し[4]、残る選手7名とトレーナー・マネージャーは会社に残留するなどして引退となる[5]

2011年5月17日、新チーム名は「ラビッツ」を継承し、「新潟アルビレックスBBラビッツ」とすることが発表される[6]。元日航の5人に加えて大卒新人3人が加わる。選手はNSGグループ職員として勤務に就く。

沿革 編集

成績 編集

年度 リーグ レギュラーシーズン プレイオフ 最終結果 皇后杯
順位
1999-00 WIリーグ 1 12 2 2位 --- ---
2000-01 Wリーグ 2 13 8 4位 --- 4位
2001-02 3 14 7 3位 SF敗退 3位 ベスト4
2002-03 4 15 6 3位 F 0勝3敗 準優勝
2003-04 5 11 10 4位 SF敗退 4位
2004-05 6 18 3 2位 F 1勝3敗 準優勝 優勝
2005-06 7 19 9 2位 F 2勝3敗 準優勝 ベスト4
2006-07 8 15 13 5位 --- 5位 ベスト8
2007-08 9 11 17 6位 --- 6位 ベスト8
2008-09 10 12 16 6位 --- 6位 ベスト8
2009-10 11 13 15 4位 SF敗退 4位 ベスト4
2010-11 12 12 16 5位 --- 5位 ベスト8
  • F:ファイナル、SF:セミファイナル

選手とスタッフ 編集

 
2009年10月11日船橋アリーナ

監督陣 編集

選手 編集

No. 名前 P 生年 身長、体重 出身 前所属
0 春日流い CF 1985 175cm 青森県 拓殖大学
1 高橋礼華 GF 1988 177cm 福島県 福島西高校
3 君山舞夕奈 F 1990 177cm 茨城県 土浦日大高校
5 山田未来 G 1984 161cm 静岡県 三菱電機コアラーズ
6 井上早希 G 1985 168cm 福岡県 拓殖大学
7 星希望 G 1987 164cm 福島県 拓殖大学
8 岩村裕美 SG 1981 168cm 大阪府 薫英女子短大
9 大和谷智子 F 1983 175cm 秋田県 樟蔭東女短大
10 長南真由美 C 1983 175cm 山形県 JOMOサンフラワーズ
11 矢代直美 C 1977 182cm 茨城県 日本体育大学
13 玉井里英 GF 1987 168cm 大阪府 大阪人間科学大学
34 出岐奏 GF 1986 169cm 長崎県 鹿屋体育大学

星、玉井は嘱託社員としてラビッツのカラーに惹かれラビッツ最後の新入部員として参加。

過去の主な所属選手 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集