木下町 (岡崎市)
木下町(きくだしちょう)は愛知県岡崎市額田地区の町名。難読地名として知られる。丁番を持たない単独町名であり、19の小字が設置されている。
木下町 | |
---|---|
北緯34度58分14.5秒 東経137度21分11.1秒 / 北緯34.970694度 東経137.353083度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 岡崎市 |
地区 | 額田地区 |
町名制定[1] | 2006年(平成18年)1月1日 |
面積 | |
• 合計 | 4.776627807 km2 |
人口 | |
• 合計 | 69人 |
• 密度 | 14人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
444-3433[4] |
市外局番 | 0564(岡崎MA)[5] |
ナンバープレート | 岡崎 |
地理
編集岡崎市東部に位置する。町内のほぼ全域は基本的に森林であり住宅地、水田は河川沿岸及び道路沿いに僅かに見られるのみであり、限界集落になっている。
河川
編集字
編集
|
|
|
世帯数と人口
編集2019年(令和元年)5月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[3]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
木下町 | 24世帯 | 69人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移
2010年(平成22年) | 76人 | [6] | |
2015年(平成27年) | 72人 | [7] |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 岡崎市立宮崎小学校 | 岡崎市立額田中学校 |
歴史
編集きくだしむら 木下村 | |
---|---|
廃止日 | 1889年10月1日 |
廃止理由 |
新設合併 夏山村、木下村、千万町村 → 巴山村 |
現在の自治体 | 岡崎市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
郡 | 額田郡 |
隣接自治体 |
額田郡 井沢村、切山村、千万町村 亀穴村、明見村、夏山村 |
木下村役場 | |
所在地 |
〒444-3433 愛知県額田郡木下村 |
ウィキプロジェクト |
額田郡木下村を前身とする。
地名の由来
編集乙川を通じて都へ運ぶ木を流したことから、木を下す村と名付けられたものであるという[9]。『参河志』および『寛永郷帳』では「木野下」の表記を採る[9]。また、「きくたし」や「きぐたし」の読みも見られるという[9]。
沿革
編集- 江戸時代初期 - 岡崎藩領の村として所在[9]。
- 正保2年 - 幕府および岡崎藩の相給となる[9]。
- 天和元年 - 志摩国鳥羽藩と岡崎藩の相給となる[9]。
- 享保10年 - 岡崎藩の単独支配となる[9]。
- 宝暦12年 - 幕府領となる[9]。
- 明和7年 - 幕府と岡崎藩の相給となる[9]。
- 1874年(明治7年) - 村内東向寺において、桜形学校分教場が開設されるが、1876年(明治9年)に千万町村の興福寺に転出する[9]。
- 1889年(明治22年) - 巴山村に編入され、同村大字木下となる[9]。
- 1890年(明治23年) - 栄枝村への改称に伴い、同村大字木下となる[9]。
- 1906年(明治39年) - 宮崎村編入に伴い、同村大字木下となる[9]。
- 1956年(昭和31年) - 額田町編入に伴い、同町大字木下となる[9]。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 岡崎市へ編入し、同市木下町となる[1]。
交通
編集- 道路
- 乗合タクシー
- 岡崎市乗合タクシー
- 宮崎地区線(のってこバス)
旧跡
編集- 東向寺
- 神明宮
その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “「4 新旧町名対照一覧表」” (XLS). 岡崎市. 2019年5月26日閲覧。
- ^ “愛知県岡崎市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b “支所・町別人口・世帯集計表(各月1日現在)” (XLS). 岡崎市(統計ポータルサイト) (2019年5月1日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年5月19日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年5月19日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
- ^ “岡崎市立小中学校通学区域”. 岡崎市 (2018年6月9日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 464.
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年5月18日閲覧。
参考資料
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名大系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 978-4582490237。