カービィ

『星のカービィ』シリーズの主人公

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カービィ (Kirby) は、任天堂のゲームソフト『星のカービィ』シリーズ及び同名のテレビアニメ主人公として登場する架空のキャラクター。一部では、『ピンク玉』と呼ばれる事もある。

声優川田妙子(星のカービィ―おしゃべりCDコミック)/大本眞基子(スマブラシリーズ、アニメ)

概要

ピンクで小さく丸い姿が特徴のキャラクター。敵キャラを吸い込むことができ、吸い込んだ敵は吐き出すことで星型弾となり、敵に当てることができる。これがカービィの基本的な戦法となる。他に敵を飲み込むことによってその敵の能力、外見や衣装の特徴などを自分のものにできる「コピー能力」を持ち、吸い込み・吐き出しと共にカービィの大きな特徴の一つとなっている。

元々はアクションゲームのキャラクターだったが、体が丸い特性を生かしてピンボールやブロックボール(ブロック崩し)のようなボールゲームのキャラクターとして展開されるようになった。また、愛らしいデザインから漫画やアニメ、CD絵本などカービィを主人公とした多くのメディアミックスが行われている。また、同じ任天堂の『ゼルダの伝説 夢を見る島』の大鷲の塔(レベル7のダンジョン)で、敵として特別ゲスト出演したこともある。なお、『星のカービィ スーパーデラックス』によると、マリオと一応の面識があることになっている。

なお、よくカービィは“こども向け”という捉え方をされるが、生みの親である桜井政博は決して低年齢層を狙っているわけではないと語っている。

「カービィ」の由来

名称については、開発当初は「カービィ」ではなく、「ポポポ」と呼ばれていた。これは子供に覚えやすい名前にしようという意図からで、商品名も「ティンクルポポ」となっていた。しかし、マリオの生みの親として有名な宮本茂の提案で、任天堂から発売されるにあたり日米のタイトルを統一しようということで「カービィ」の名が与えられた。その由来は、当時アメリカで有名だった同名メーカーの掃除機Kirby」や、米国において任天堂の訴訟を担当していた弁護士ジョン・カービィなど、諸説ある。これは生みの親桜井もわからないとされている。また、「デデデ大王」や「プププランド」が同音を3文字繰り返すのは、この「ポポポ」の名残りではないかと言われている。

カービィの歴史

カービィシリーズの記念すべき第1作目。当時はコピー能力もなく、吸い込みとホバリングによるシンプルな操作が特徴のゲームだった。
カービィシリーズとしては初の、また唯一のファミリーコンピュータ作品。カービィにコピー能力が登場。ライバルであるメタナイトを初め、新キャラが多数登場。
カービィシリーズとしては初の番外シリーズとなった。タイトル通り、カービィを球としたピンボール。
月刊コロコロコミック5月号より連載開始。以後、2006年11月号まで続いた長期連載漫画となった。
番外シリーズながら、カービィのスーパーファミコンにおける初登場作品。ゴルフとピンボールを組み合わせた操作が奥深い。
カービィにリック・クー・カインといった3匹の仲間が登場。
この作品はいわゆる「非桜井カービィ」なので、多くの新キャラが登場しているものの、1年後に出る『スーパーデラックス』やアニメ版にはあまり反映されていない。
番外シリーズ。カービィを球としたブロック崩しゲーム
スーパーファミコンにおいて、カービィのアクションシリーズとしては初の登場となった。この作品に登場した敵キャラクターはその後、ゲームではあまり登場しないが、アニメ版では多数登場している。
ファンからは評価が高く、「カービィ至上最高傑作」との呼び声も高い。
番外シリーズ。星のカービィ2に登場した3匹の仲間を使った落ち物パズル
1998年2月1日にニンテンドウパワーで書き換えがスタートし、1999年6月25日にスーパーファミコン用ソフトとして単品で発売された。
『星のカービィ2』で登場した3匹の仲間に加え、更にナゴ、チュチュ、ピッチといった3匹の仲間が追加された。『星のカービィ2』の続編にあたる。
カービィがプレイヤーキャラクターとして登場。カービィとしては初のNINTENDO64進出となった。マリオやリンクなど任天堂のスターとも競演した。
カービィシリーズとしては初の、そして唯一のNINTENDO64作品となった。N64だけあってグラフィックと音楽の評価は高い。ワドルディ、アドレーヌ、デデデ大王、リボンといったキャラ達が、カービィと共に行動し、彼の手助けをする。
番外シリーズ。動きセンサーカートリッジに対応しており、ゲームボーイ本体を動かす事でカービィを操作する。
カービィがテレビにも登場。フームやエスカルゴンなどアニメ限定キャラクターも多数登場。2003年9月27日まで放送された。このアニメが後のゲームシリーズに与えた影響も大きい。
カービィが初めてニンテンドーゲームキューブに進出した。全キャラの性能変更により、カービィにおいてはファンからは「弱体化した」との評価が多い。
カービィシリーズとしては初のゲームボーイアドバンス作品。また、初のリメイク作品となった。
『スーパーデラックス』の影響を色濃く継いでおり、この作品が後の『鏡の大迷宮』『参上! ドロッチェ団』のベースとなった。
番外シリーズ。カービィシリーズとしては初の、また唯一のニンテンドーゲームキューブ作品。シリーズ初のレーシングゲームでもあった。
過去にNINTENDO64用ゲームソフトとして同名タイトルが発売予定だったが、製作中止となっている。桜井曰く「カービィが星に乗ってレースする以外に共通点はない」とのこと。
ゲームボーイアドバンスにおける2作品目のアクションゲーム。広大な迷宮を進めていき、自由度が高い。桜井がソフト発売前にHAL研究所を退社しているため、桜井が製作に関わったカービィ作品としては最後の可能性がある。
カービィシリーズとしては初のニンテンドーDS作品。DSの性能を活かしたタッチペンアクションが話題を呼んだ。
ニンテンドーDSとしては初のカービィのアクションシリーズとなった。
カービィシリーズ初のWii作品となる予定。元々は2006年にGCでの発売を予定していた。発売時期は未定。
6年ぶりの大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの新作であり、初のWii作品。カービィに加え、メタナイトの参戦が決定済み。桜井がフリーになっているため、製作はHAL研究所ではなくなる。

プロフィール

  • 体型:まん丸の胴体に短い手足
デザインは、当時HAL研究所の開発ディレクターであった桜井政博によるもの。
絵描き歌になるほど単純なデザインは、「絵の上手下手を問わず、誰もがラクガキできるようなキャラクターにしたい」という意図から。
桜井の言によれば、初期のプレゼンテーションの際に打たれたドットそのものであったという。
アメリカ版星のカービィ『Kirby's Dream Land』のパッケージでは、発売当初は、ピンクではなく白だった。
これは、開発画面が白黒だったことで、カービィをデザインした桜井以外「カービィがピンク色だ」ということを知らなかったためだと言われている。
以降、ゲーム中でいくつかのカラーバリエーションはあるものの、カービィの基本色はピンクで統一されている。
アニメ版では、その一地域であるププビレッジのはずれの一軒屋に住んでいることがわかる。
これは、ゲームボーイ版『星のカービィ』が発売された日。
  • 好きな言葉:「明日は明日の風が吹く」
スマブラ拳!!への投稿に対する桜井の返信で明らかになっているほか、カービィの家にそう書かれた掛け軸がかかっている絵がある。また本作と関係はないが、『どうぶつの森』のグラさんというキャラクターの好きな言葉でもある(詳しくはどうぶつの森の登場キャラクター一覧 島の住人のグラさん参照)。
  • 生まれ:星の花
誕生直後は虫より小さく、吸い込みも弱かったという。この設定は小学館の雑誌の付録の本によるもので、本の作者がHAL研のスタッフに聞いたものとなっている。
  • 主な特技:大食い、吸い込み、飛行、ダンス、歌。
大食の理由は、アニメ版では体の中が宇宙だからという設定がされている。
吸い込み時は口が広がり、自分の体より大きな敵も一瞬で口に入る。『鏡の大迷宮』からはさらに大きく口が広がるようになったが、しばらく吸い込み続けていると疲れる。
空を飛行するときは空気を吸い込み、風船のように膨らむ。『星のカービィ64』など、ゲームによっては長時間飛行できないこともある。
ステージクリアやボスを倒したあとは、ほとんどのゲームでダンスをするシーンが入る。場合によっては分身して、3人で踊る。
歌うことが好きなカービィだが、ひどく音痴でコピー能力のひとつ「マイク」で、大声で歌って敵をやっつける様子から、特に漫画版では、歌が好きだが音痴という描写をされることが多い。

その他

コピー能力

吸い込んだ敵の能力を吸収する特技のこと。基本はBボタン、Yボタンによる攻撃だが、一部の能力(ファイターなど)はコマンド入力によってさまざまな技が使える。ただし、敵によっては能力がない場合(スカ)もある。以下では基本的にその作品で初登場するコピー能力を挙げるが、特筆すべき事項がある場合はその限りではない。

ビーム
ワドルドゥなどからコピー。のようなビームを放つ。斜め上から斜め下へ、広く攻撃できる。
レーザー
レーザーボールからコピー。光線を真っ直ぐ発射する。弾速は早いが細いため、空中の相手には当てづらい。斜面に当たると反射する(しかし数回反射すると消えてしまう)。導火線に火をつけられる。
カッター
サーキブルなどからコピー。ブーメランを投げつける。一定距離を飛んだ後、真っ直ぐに戻ってくる。カッターはキャッチしなかった場合、そのまま飛んでいく。壁などに当たると落下する。
ファイア
ホットヘッド、バーニンレオからコピー。火を吐いて攻撃する。導火線に火をつけられる。
詳細はファイアカービィを参照。
バーニング
フレイマー、ボボなどからコピー。全身を炎で覆って体当たり攻撃。能力使用中はほぼ無敵。導火線に火をつけられる。特定のブロックを破壊できる。
アイス
ペンギー、Mr.フロスティなどからコピー。吹雪を吐いて攻撃する。当たった敵は凍りつき、それに触れると前に飛ばすことができる。
フリーズ
チリー(他ゲーム一部例外)などからコピー。自分の周りに氷雪を発生させて攻撃する。当たった敵は凍りつき、それに触れると前に飛ばすことができる。
スパーク
スパーキーからコピー。放電して自分の周りを攻撃する。
ニードル
スパイニーなどからコピー。全身からトゲを生やして攻撃する。攻撃中は身動きが取れないが、ザコキャラ相手ならほぼ無敵である。
ストーン
ロッキーなどからコピー。になる。ななめの床の上ではころがってゆく。その状態中は完全無敵(接触すると投げ飛ばされる中ボスやデデデ大王の吸い込み攻撃などは防ぐことが出来ない)。空中で使って下にいる敵を押しつぶすのが主な使い方。特定のブロックを破壊できる。杭を打つことが出来る。また、石になっているが、落ちても転がってもいない時(つまり動いていない状態)では無敵だが、動けないため敵も倒せない。
ホイール
ウィリーなどからコピー。タイヤに変身して、高速移動しつつ敵に体当たり攻撃をする。能力使用中はほぼ無敵(方向転換の瞬間はダメージを受けることがある)。特定のブロックを破壊できる。 
ハイジャンプ
スターマンからコピー。高くジャンプして体当たり攻撃。上昇中は攻撃判定がある。能力使用中は無敵。
トルネード (『夢の泉デラックス』からはトルネイド)
ツイスターなどからコピー。高速回転して自らを竜巻と化して体当たり攻撃。能力使用中は無敵(夢の泉の物語では中ボス以上の敵には効かなかった)だが、少し扱いづらい。後にトルネイドと名称が変更され、攻撃力が上がった(後述)。
ボール
バブルスからコピー。ボールになり、飛び跳ねて攻撃する。上下移動速度が一定以上のときに体当たりすることで攻撃する。威力が高い。後のボールゲームシリーズではボールのコピー能力を持たなくてもボールになることができる。
バックドロップ
バグジー(他ゲーム一部例外)からコピー。前方に突進して(シリーズ初登場時は吸い込みを利用して)敵を掴んだ後、任意の方向に叩きつける。敵を掴んでる間は無敵となる。
スロウ
ローリングタートルなどからコピー。敵を吸い込んで掴んだ後、任意の方向に投げ飛ばす。投げ飛ばされた敵は貫通弾となる。特定のブロックを破壊できる。敵を掴んでる間は無敵となる。
ソード
ソードナイト、ブレイドナイトなどからコピー。ソードで斬りつける。ジャンプ中に使うと回転しながら斬る。水中でも使用可。帽子の色は緑の剣士を模している。
詳細はソードカービィを参照。
パラソル
ジャンパーシュート、ドリフターなどからコピー。パラソルで叩く。空中では自動的にパラソルが開いて、ゆらゆらとゆっくり落下できる。上からの攻撃を防ぐこともできる。水中でも使用可。
ハンマー
ボンカースからコピー。ハンマーで叩く。空中で使うと振り回す。水中でも使用可。杭を打ったり、特定のブロックを破壊できる。
ユーフォー
ユーフォーからコピー。その名の通りUFOになる。チャージ量を変えることでビーム、レーザー、通常弾、貫通弾を使い分けられる。また、空を自在に飛べる。その強力な性質のせいか、これになったステージをクリア・脱出するとノーマル状態に戻ってしまう。貫通弾は特定のブロックを破壊できる。
マイク
ウォーキーなどからコピー。マイクを使って音痴な歌と大声で画面内の敵全てに攻撃する。ただし使えるのは3回限り。
クラッシュ
ボンバーなどからコピー。大爆発を起こして画面内の敵全てに攻撃できる。ボスクラスにもダメージを与えられる。1回きりの使い捨て。導火線に火をつけられる。
ライト
クールスクープからコピー。暗い場所を明るく照らす。特定のエリア専用で1回限りの使い捨て。ダメージは与えられない。
スリープ
ノディからコピー。コピーした瞬間に眠るマイナス能力。敵に当たるか、一定時間経つと解除されて目を覚ます。
スターロッド
詳しくはリンク先か後述のラスボス技を参照。
ボム
ポピーブロスJr.などからコピー。爆弾を投げつける。その場に置くこともできる。爆弾を投げずにずっと持っておくと自爆してしまう。
ニンジャ
バイオスパークからコピー。くないを投げたり、壁に張り付いたりと、忍者特有の技を使う。
ウィング
バードンなどからコピー。羽根を飛ばして攻撃したり、アクロバットな体当たり攻撃をする。飛行速度が格段に上がる。
ヨーヨー
ギムからコピー。ヨーヨーを投げて攻撃する。
プラズマ
プラズマウィスプからコピー。十字ボタンをひたすら押すことでエネルギーが溜まり、その溜め具合によって攻撃方法が5段階まで変わるプラズマで攻撃する。威力が非常に高くかなり人気のコピー技。
ミラー
シミラからコピー。ガードすることで敵の攻撃を反射できる。分身もできる(一定時間)。
ファイター
ナックルジョーなどからコピー。殴る、蹴る、投げると言った格闘攻撃をする。
スープレックス
バグジー(他ゲーム一部例外)からコピー。敵を掴んだ後、任意の方向に叩きつける。ストンピング攻撃もできる。バックドロップと似ているが技のバリエーションが桁違いである。
ジェット
カプセルJからコピー。ジェット噴射による体当たり攻撃をする。また、ホバリングもできる。
コピー
タックからコピー。特殊な光線を当て敵の能力をコピーする。効果自体は敵を吸い込んでコピーするのと変わらないが、吸い込めない敵からもコピー可能。
コック
コックカワサキ、コックンからコピー。画面内にいる敵を料理して、回復アイテムに変えてしまう。1回きりの使い捨て。
ペイント
ペイントスライムからコピー。絵の具を飛ばして攻撃する。画面全体を攻撃し、隠れた敵を見つけたり目潰しすることができる。特定のボス専用で1回きりの使い捨て。
ファイア(新登場ではない)
「バーニング」と統合。
クリーン
ハボキ、ブルームハッター(『3』のみ)などからコピー。で地面を掃いて、舞い上がった埃で攻撃する。

そのほか仲間キャラとの合体で48種類の技を使用可能。詳しくは星のカービィ3を参照。

コピー能力を2つ組み合わせる、コピー能力ミックスが使える。詳しくは星のカービィ64を参照。

エンジェル
アニーからコピー。天使の羽根が生え、弓矢を撃って攻撃する。
ミサイル
ドッコーン、エアロスターなどからコピー。ミサイルに変身して体当たり攻撃。軌道は調節可能。
スマブラ
マスターハンドからコピー。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』で使う技を使って攻撃する。ただしトルネイドと同じく異常に高い攻撃性能を誇るため、コアな上級者からは敬遠されがちである。
マジック
ボクシィからコピー。使うと敵全滅、コピールーレットといった効果がランダムに現れる。1回きりの使い捨て。
ミニマム
ミニーからコピー。小さくなる。普段通れない隙間にも入れるようになるが、一部のアクションが使えなくなる。ダメージも与えられない。部屋を移ると元に戻る。
マスター
ラスボス「ダークマインド」戦で使用する"万能の剣"。詳しくは後述のラスボス技を参照。
バルーン
プクラからコピー。ぷっくりとふくらんで地面や虹のラインにあたると大きくはずむ。大きさは三段階まで変える事ができる。3段階目でカービィをタッチすると破裂して元に戻る。その際、周囲の敵をしびれさせることが出来る。
これに登場するコピー能力はすべて何らかのアレンジが加えられている。また、巻物を取ることで能力をパワーアップできる。
アニマル
ガウガウ、ガオガオからコピー。土を掘って進む。
バブル
バブルヘッド、バブーからコピー。泡を吹き出し、コピー能力シャボンなどをつくる。
メタル
メタルン、ビッグメタルンからコピー。メタルになって進む。
ゴースト
テッドホーンからコピー。カービィが幽霊になり、敵に取り憑いて操る。しかし、中ボス以上には取り憑けない上、梯子を降りることが出来ないので、使用範囲は限られている。
トリプルスター
ギャンブルギャラクシーでダークドロッチェを倒したときに出てくる魔法の杖。詳しくは後述のラスボス技を参照。
ファイア(新登場ではない)
「バーニング」と統合。
マジック(新登場ではない)
ボクシィからコピー。使いきりではなく通常のコピー能力として登場。

ミックスコピー

これらの能力は、特定のまきものをとった後に能力シャボンを最大まで混ぜることで使えるようになる。 尚、ソード系は水中では普通のソードになる。

ファイアソード
炎の剣で切り裂く。導火線に火を付ける事が出来る。雪を溶かすことが出来る。
アイスソード
氷の剣で切り裂く。攻撃すると敵が氷付けになる。水を凍らせることが出来る。
サンダーソード
雷の剣で切り裂く。一部ステージでは地面に電流を流せる。
アイスボム
爆風に当たると凍りつく。敵を氷付けにする。水を凍らせることが出来る。
サンダーボム
床などが鉄で出来ているステージで爆発すると電気が走る。

その他

※他のキャラクターの能力をコピーした能力。

  • ファイアボール(マリオ、ルイージ)
マリオは地面に落ちてバウンドする赤の炎弾。ルイージは直線に飛ぶ緑の炎弾を放つ。牽制用の飛び道具。
  • ジャイアントパンチ(ドンキーコング)
Bボタンを長押しすると溜める事が出来る近接用必殺技。
  • ブーメラン(リンク)
レバーの方向で発射方向を微妙に変えられる。牽制用の飛び道具。N64版のみ。
  • チャージショット(サムス)
Bボタンを長押しすると溜める事が出来る飛び道具。
  • たまご産み(ヨッシー)
長い舌を伸ばして敵を卵にする。
  • ブラスターショット(フォックス)
直線に飛ぶ。牽制用の飛び道具。
  • でんきショック(ピカチュウ)
地面を這うようにして飛ぶ。牽制用の飛び道具。
  • ファルコンパンチ(キャプテンファルコン)
長い前動作の後、強烈なパンチを叩き込む。
  • PKファイヤー(ネス)
敵に当たると火柱を放つ。N64版のみ。
  • はたく(プリン)
横へ移動しながら敵をはたく。空中で使うと横への飛距離を伸ばせる。N64版のみ。
前作から変更された技
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は、各キャラクターに横+Bの必殺技が追加された。
カービィはコピーした相手のB単体技を使用するが、一部のキャラはB単体の技が横+Bに変更されている事もあり、前作から変更された技がある。
  • 弓矢(リンク)
Bを溜めて離す事で飛ぶ勢いを加速させる事が出来る。溜めない場合は、ゆっくりと落ちていく。
  • PKフラッシュ(ネス)
Bを溜めて、離す事で高威力の爆発を起こす事が出来る。
  • ころがる(プリン)
Bを溜めて離す事で勢いよくタックルする事が出来る。溜めない場合は勢いが弱い。
新キャラの技
  • クッパブレス(クッパ)
炎を吹いて攻撃する。
  • キノピオガード(ピーチ)
キノピオを前面に出して敵の攻撃を防御する。敵の攻撃を受け止めると、胞子を出してカウンター。
  • ブラスター(ファルコ)
直線に飛ぶ。牽制用の飛び道具。前作のフォックスが使用した物と性能が似ている。
  • アイスショット(アイスクライマー)
氷を打ち出して攻撃する。牽制用の飛び道具。
  • ネールの愛(ゼルダ)
破片を飛ばしつつ敵の攻撃を防御する。
  • 仕込針(シーク)
針を溜めて発射する飛び道具。
  • カプセル(ドクターマリオ)
カプセルを投げて攻撃する牽制用の飛び道具。マリオのファイアボールとは殆ど同性能だが、飛ぶ軌道が違う。
  • 魔人拳(ガノンドロフ)
長い溜め動作の後、強力な一撃を放つ。
  • 炎の弓矢(こどもリンク)
Bを溜めて離す事で飛ぶ勢いを加速させる事が出来る。溜めない場合は、ゆっくりと落ちていく。
  • シャドーボール(ミュウツー)
Bを溜めて放てる飛び道具。
  • シェフ(Mr.ゲーム&ウォッチ)
独特の軌道を持つ牽制用の飛び道具。
  • でんげき(ピチュー)
地面を這う電撃を放つ。
  • シールドブレイカー(マルス)
Bで溜めて威力が上がる剣攻撃。その名の通り、シールドを削る効果が強い。
  • エクスプロージョン(ロイ)
Bで溜めて威力が上がる剣攻撃。最大まで溜めると爆発で自分もダメージを喰らうが、凄まじい威力がある。
カービィがカービィを吸い込んでもなにもコピーできない。但し相手のカービィが何らかの能力をコピーしている場合のみ、64版ではその能力を奪取でき、DXではその能力をコピーすることが可能。


一般公募から選ばれたものを以下に記す。上に挙げたものも作中で使われている。

バトントワリング
バトンを振るって光線を放ち、敵に浴びせて操る。
トップ
独楽を飛ばし、這ったものを切り裂いて攻撃する。
ウォーター
水を吐いて攻撃や防御を行う。
アイアン
鋼鉄の杖で攻撃を跳ね返したり、鋼鉄化して転がる。

ラスボス技

スターロッド(夢の泉の物語、スーパーデラックス、夢の泉DX、アニメ)
先端に型の造形物が付いた。『夢の泉の物語』、『夢の泉DX』、アニメ版では最終ボス「ナイトメア」を倒すときに使用した。振ることによって星を発射する。『夢の泉の物語』ではコピー能力パネルの絵に魔女の帽子をかぶっている絵があったが、『夢の泉DX』やアニメでは帽子はかぶらない。夢の泉にスターロッドがあることでプププランドの住民は良いを見ることが出来るため、とても大切なものである。『スーパーデラックス』の「銀河にねがいを」では、冒険をする様々な星のステージをクリアしたあとに来る場所に夢の泉と共に存在している。このため、様々な星にスターロッドがあることが分かる。これは『スマブラDX』のフィギュア名鑑で明らかにされた設定である。アニメでは、ナイトメアが見せた悪夢の中でワープスターを吸い込むことによって作られた。
虹の剣(星のカービィ2)
『星のカービィ2』の舞台となる虹の島々の所々にある、虹のしずくが集まって出来たもので最終ボス「ダークマター」を倒す時に使用。爆弾のようなものを弾いたり、直接斬りつけることで攻撃できる。敵の攻撃を跳ね返し大ダメージを与えることも可能。
スターシップ(スーパーデラックス)
大彗星ノヴァを倒す際のシューティングで使用。一直線に弾を発射し、斜め下、斜め上にも散弾が飛ぶ。連射可能。
ラブラブステッキ(星のカービィ3)
ポップスター各地の人々の気持ち「ハートスター」がひとつとなった姿。これを用いてカービィとグーイは「ゼロ」と戦った。先端にハートスターのついた杖状のものをカービィが使用。グーイはリアルダークマターの羽のようなものを装着。
クリスタル+リボン(星のカービィ64)
『星のカービィ64』の最終ボス「ゼロ2」を倒すときに使用する特殊なミックスコピー能力。各所に散らばったクリスタルが再び一つになったことによって本来の力を取り戻し、そこにリボンの飛行能力を合わせた能力である。カービィの手に銃型に変化したクリスタルが装備され、羽根が伸びて飛行能力の向上したリボンがその後ろから支える。自由に飛行しながらクリスタルを射出することが出来る。弾数は無制限。
マスターソード(鏡の大迷宮)
メタナイトから投げ渡されるを取ることによって発動する能力。通常のソードを凌ぐ万能の剣である。最終面「ディメンションミラー」における最初の戦闘後、メタナイトからカービィへ託される。これを使って最終ボス「ダークマインド」に挑むが、他のラスボス用のコピー能力と違い、別に使用せずに解除してもダークマインドと戦う事ができる。また、ダークマインドを倒すと通常面でも使用可能となるため、ラスボス技であると同時にご褒美でもある。なお、アニメでメタナイトが使っていた宝剣ギャラクシアとは別物である。ゲーム内での表記は「マスター」となっている。
トリプルスター(参上! ドロッチェ団)
ダークドロッチェとの戦闘後、ドロッチェを操っていたダークゼロを倒すため、ドロッチェからカービィに託された杖。文字通り3つの星がカービィのまわりを飛んでおり、ちょっとしたバリアーの役割を果たす。『夢の泉の物語』の「スターロッド」に似た能力だが、星を一定間飛ばしたあとカービィのところへ戻ってくる。十字キーで、星弾の軌道を操作できる。ダークゼロを倒した後、条件を満たすことによって通常面でも使用可能となる。強力なコピーではあるが、「マスターソード」に比べると、技のバリエーション、威力はやや見劣りする。

関連キャラ

カービィの仲間たち
カービィにはリック、クー、カイン、ナゴ、チュチュ、ピッチとグーイという仲間たちがおり、カービィの手助けをする。詳しくは「カービィの仲間たち」を参照。
デデデ大王
プププランドの大王にしてカービィのライバル。『星のカービィ』で敗北したあと、彼に勝つために猛特訓をしたとされている。『星のカービィ2』『星のカービィ3』では真のラスボスに操られていた表のラスボスとして登場。『星のカービィ64』では一転して仲間となる。最近ではライバルの座を後述のメタナイトに奪われてしまったようで、『参上! ドロッチェ団』ではレベル1のボスキャラに格下げになってしまった。
メタナイト
現在のカービィのライバルとされている騎士。『夢の泉の物語』で初登場。『スーパーデラックス』ではプププランドを征服するためにメタナイト軍団を結成して登場。アニメ版や『鏡の大迷宮』では仲間とされている。『参上! ドロッチェ団』ではカービィの行く手をさえぎるボスとして登場するものの、プププランドを守るための行動であり、完全な敵ではないと思われる。
ナイトメア
ゲームでは『夢の泉の物語』のラスボスとして登場。プププランドの住人を悪夢で苦しめようと企んでいた。
アニメでも黒幕として登場。自身が作り出した魔獣で宇宙を支配しようと「ホーリーナイトメア社」を設立し、宇宙中に魔獣を拡散させようともくろむ。銀河大戦ではメタナイト卿らが率いる星の戦士との戦いに圧倒的な数で勝利した。その後、一時停滞していたが、再び勢力を拡大。デデデ城のデリバリーシステムを利用して魔獣を送り込み、プププランドを支配しようとする。詳しくはアニメでの設定を参照。
ちなみに「ナイトメア(nightmare)」は日本語で「悪夢」という意味である。
ダークマター族
邪悪な黒い雲から生まれた生命体の種族。様々な惑星に流れ着いては黒い雲を撒き散らし、自分達の住みやすい暗闇の世界に変えてしまう。他人に乗り移る憑依能力を持ち、思いのままに操る事ができる。場合によっては体の一部が変化することがあり、例としてデデデ大王は『星のカービィ3』において、腹に現われた目玉から黒い雲の塊を発射し、腹の模様が巨大な口に変形した事がある。『参上! ドロッチェ団』に登場したラスボス、ダークゼロ(名前や赤い瞳、同じ憑依能力などから恐らくゼロの亜種と思われる)を含めるとカービィとは3作に渡る因縁を持つ一族である。彼らの親玉として3のゼロ、64のゼロツーの2体が存在し、それぞれ部下としてダークマター(2,3)、ダーク・リムラ、ダーク・リムル、ダーク・リムロ、ミラクルマター(64)が仕えている。ダークゼロは過去に「大いなる力が手に入る秘宝」として宝箱に封印されていたため、事実上部下が一人もいない。

テレビアニメ「星のカービィ」におけるカービィ

カービィは、テレビアニメ星のカービィ」の主人公である。英名は"Kirby"。声優大本眞基子

概要

ホーリー・ナイトメア社からデデデ大王を介してプププランドに送り込まれる魔獣から村の平和と安全を守る正義のヒーロー。しかし、後述の理由から自分自身では敵と味方の区別をつけられず、敵であるデデデ大王の命令に従ってしまうこともしばしば。同じ理由で言葉も「ぽよ」としか喋ることができない。ただし、まれに誰かが発した簡単な単語や、人の名前、技の名前などを片言で喋ることもできる。そのため、親友であるフームやブンが、カービィが戦うときのサポートに当たっており、吸い込みを促したり、ワープスターを呼んだりしている。そして、グランプリレースや格闘技大会などさまざまな試練を乗り越えていき、カービィは次第に戦士として成長をはじめてきた。

出自

実はカービィ自身も数百年前にナイトメアの魔獣として作られた一匹である。しかし、生まれつき正義の心を持っていたため、ナイトメアに反抗してその要塞を追われた。その後、どこからか手に入れた宇宙艇の中で、正義の味方・星の戦士に必要な能力を高めるための眠りについた。しかし、ナイトメア勢力の活動が突然急激に活発化し、カービィは予定よりも200年早く目覚めてしまった。そのため彼は宇宙艇の操縦法やエネルギーの源・ワープスターの操り方はおろか、言葉を喋ることすらもできないまま、魔獣の送り込まれている国・プププランドに不時着した。

戦法

敵と戦うときにはコピー能力を使う。これは敵の体の一部や機械・道具などを息と共に吸い込み、その特長を自身に移し取る能力で(変身のとき、視聴者に能力名を紹介する目的でカービィが変身のレパートリー名を話す)、を吸い込んで変身する「ファイアカービィ」、を吸い込んで変身する「パラソルカービィ」、を吸い込んで変身する「ソードカービィ」など、20種類以上の変身レパートリーがある。前述と同じ理由で、変身中に技を出すときにはしっかりとその名前を叫ぶ(心の声が視聴者に伝わっているためと説明されている)。

アニメでのコピー能力

アニメではフームが「カービィ、吸い込みよ!」と言うことでカービィが魔獣を吸い込む(たまに自分で吸い込むこともある)が、魔獣が大きすぎるか重すぎるため魔獣本体を吸い込むことができないため、魔獣の攻撃や持っている武器を吸い込むことでコピーする。コピーする際はアクションを起こし、それぞれの能力で個性的な変身をする。変身中は能力固有の帽子をかぶる。そのほとんどは『スーパーデラックス』が基となっている。また逆に、後に発売された『夢の泉デラックス』ではアニメの帽子が基となっているケースがある。カービィが繰り出す技はCGを多用しているので迫力がある。
第1話などに登場したアニメ最初の能力。敵の炎攻撃などからコピー。カービィの頭に炎が付く形で変身。口から火を吐いて攻撃する。他に第95話ではバーニングアタック、ひだるまスピンで攻撃した。
  • ストーン
第2話などに登場した。石を吸い込むことでコピー。『64』のストーンに似た形態に変身して相手を押しつぶす。
第3話などに登場した。敵が持っている剣などでコピー。通常のソードのほかにもメタナイトの剣、ギャラクシアも扱える。必殺技はエネルギーをソードに蓄積し放出するソードビーム。
  • カッター
第9話などに登場したチェーンソや刃などでコピー。カッターブーメランをはじめ技のバリエーションがいくつかある。必殺技は一文字切り、アニメオリジナルのカッタービーム。
  • コック
第11話などで登場。コックカワサキのフライパンなどでコピー。ゲームではあまり目立たない能力としては登場回数が多い。フライパンを大きくし魔獣を乗せ、揚げたり茹でたりする。
  • パラソル
第13話などで登場した。傘などでコピー。第13話では顔見せ程度だったが、第25話で多彩な技を見せてくれた。必殺技はパラソルドリル。
  • トルネード(トルネイド)
第16話などに登場。敵の竜巻やプロペラからコピー。ゲーム版よりも大きな竜巻を発生させる。また、口から竜巻を吐き出すことも可能。
  • ニードル
第18話などに登場した。敵のトゲなどでコピー。トゲを発射することが可能。
  • ファイター
第19話などで登場した。ナックルジョーの波動などでコピー。バルカンジャブやスマッシュパンチなど、波動を出して攻撃する。ほかに、第53話では足払い、踏みつけ蹴り猫騙しを見せてくれた。必殺技はライジングブレイク。
  • アイス
第20話などで登場した。敵の冷気などからコピー。冷たい吐息を出すことで敵を凍らせる。
  • ホイール
第36話などで登場した。タイヤからコピー。大型のタイヤ形態に変身し、猛スピードで駆け回る。その速さはプププグランプリのレースコースを数秒で一周するほど。
  • マイク
第31話などで登場した。マイクなどからコピー。音痴な歌で敵、味方関係なく全てを破壊する。
  • クリーン
第38話などに登場した。ほうきからコピー。ゴミを浄化したり、魔法使いのように空を飛んだりすることが出来る。
  • ニンジャ
第24話に登場した。手裏剣からコピー。手裏剣やニンジャ刀、さまざまな忍術を駆使し戦う。必殺技はいずな落とし。
  • ハンマー
第56話などに登場した。デデデ大王が持っているハンマーからコピー。ハンマー叩き、大車輪をはじめ、多彩で強力なバリエーション技がある。必殺技は爆裂ハンマー投げ。
  • ミラー
第54話などに登場した。鏡を吸い込み変身。自らを覆うリフレクトガード、敵を一刀両断するミラー切りなど攻防で優れている。ミラー分身で無数に分身し、相手を混乱させる。必殺技はミラー切り。
  • ボム
第51話などで登場した。敵の爆弾などからコピー。どこからともなく爆弾を生み出し相手に投げつける。
  • ジェット
第85話で登場した。高速で空を飛び回る。
  • ペイント
第77話で登場した。足にローラースケートがつき、描いたものを実体化させる。

その他詳細

  • 食べる事と寝る事が大好き。どんなにまずい食べ物でも、大喜びで食べる。しかし、激辛カレーを食べてあまりの辛さで火炎を吹いたり(29話)、焼き芋を食べてシャックリが止まらなくなった事がある(73話)。他にも魔獣から出されたパイがあまりにもまず過ぎた為食べなかった事がある(57話)。
  • ゲーム版や漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』で好きだとされていた歌はあまり歌わなくなっている。しかし、「マイクカービィ」に変身した時は別で、その強烈な歌声で敵味方問わず苦しめる。最終的には城を崩壊させるほどの破壊力を見せた。
  • ゲーム版では若者という設定だが、アニメ版では人間なら4~5歳くらいの子供だという設定になっている(200年早く目覚めてしまったため)。
  • 某クイズ番組で、カービィの名前を出題されたとき、解答者だった大橋巨泉が「星のチクビー」と答えたことがあった。ピンク色で丸い姿からそう答えたであろうといった、下品なエピソードもある。

漫画作品

その知名度の高さとキャラクターとしての分かりやすさにより、多数の漫画に主人公として登場している。作品によって性格などが大きく異なる。以下で挙げたものの他に、4コマ漫画版も多数存在する。