テン
哺乳綱ネコ目(食肉目)イヌ亜目 イタチ科テン属に分類される食肉類
テン (貂、黄鼬・Martes) は、食肉目イタチ科の哺乳類でテン属に分類される種の総称である。全長は小型の種で約40cm。大型の種で80cm以上になる。夜行性で、ウサギ、ネズミ、リス、果実などを食べる。
テン | |||||||||||||||||||||||||||
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![]() ムナジロテン Martes foina
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1f/Mustelinae_Martes_20060819_ja.gif/245px-Mustelinae_Martes_20060819_ja.gif)
テンの仲間
- アメリカテン Martes americana
- キエリテン Martes flavigula
- ムナジロテン Martes foina
- テン Martes melampus
- ホンドテン Martes melampus melampus
- ツシマテン Martes melampus tsuensis
- フィッシャー Martes pennanti
- クロテン(セーブル) Martes zibellina
- エゾクロテン Martes zibellina brachyura
分布・生態
北海道、サハリン、シベリアなどにクロテンが生息している。
日本ではテンというと主にホンドテンMartes melampus melampusを指し、ホンドテンは本州、四国、九州などに分布している。主に森林に住み、木にも登ったりもする。泳ぎも得意で流れる川を泳いで渡ることもある。ホンドテンのうち、茶色で一年中同じ色の個体をスステン、夏は茶色だが冬は黄色に変わる個体をキテンと呼ぶが、両者の間に遺伝的な相違は見つかっていない。
伝承
脚注
- ^ 秋田県北秋田郡地方では、モウスケ(猛助)とよばれ、妖怪としての狐よりも恐れられている『秋田郡邑魚譚』:武藤鉄城著。
- ^ 村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、230頁。ISBN 978-4-6203-1428-0。
- ^ 高田衛監修 稲田篤信・田中直日編 『鳥山石燕 画図百鬼夜行』 国書刊行会、1992年、50頁。ISBN 978-4-336-03386-4。
- ^ 少年社・中村友紀夫・武田えり子編 『妖怪の本 異界の闇に蠢く百鬼夜行の伝説』 学習研究社〈New sight mook〉、1999年、123頁。ISBN 978-4-05-602048-9。
- ^ 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社、1990年、249頁。ISBN 978-4-9151-4644-2。