成田湯川駅

千葉県成田市松崎にある京成電鉄の駅

成田湯川駅(なりたゆかわえき)は、千葉県成田市松崎(まんざき)にある、京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス線)である。駅番号KS43[1]

成田湯川駅
駅舎(2010年7月18日)
なりたゆかわ
Narita Yukawa
HS14 印旛日本医大[注 1] (8.4 km)
(9.7 km) 空港第2ビル KS41
地図
所在地 千葉県成田市松崎1620-1
北緯35度47分58.6秒 東経140度17分28.1秒 / 北緯35.799611度 東経140.291139度 / 35.799611; 140.291139座標: 北緯35度47分58.6秒 東経140度17分28.1秒 / 北緯35.799611度 東経140.291139度 / 35.799611; 140.291139
駅番号 KS43[1]
所属事業者 京成電鉄成田高速鉄道アクセス
所属路線 成田空港線
(成田スカイアクセス線)
キロ程 40.7 km(京成高砂起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線(別に通過線2線)
乗車人員
-統計年度-
[京成 1]765人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年度-
[京成 1]1,495人/日
-2022年-
開業年月日 2010年平成22年)7月17日[2][3]
テンプレートを表示

成田湯川駅
配線図

印旛日本医大駅

STRg STRf
tSTRa tSTRa
tKRWgl tKRWg+r
tSTRe tSTRe
KRW+l KRWgr KRWgl KRW+r
PSTR(R) STR STR PSTR(L)
STR STR
KRWl KRWg+r KRWg+l KRWr
STRg STRf
STR2
STRc1 ABZg+4
STR

空港第2ビル駅

概要 編集

成田空港線唯一の単独駅かつ唯一の最低種別のみの停車駅である。当駅の施設は第三種鉄道事業者である成田高速鉄道アクセスの保有となっている。

成田市西部の成田ニュータウン北端に位置し、この付近にはかつて千葉交通湯川車庫が存在した[4]。特急料金不要の「アクセス特急」の各駅停車区間にあり、同列車のみ停車する。成田空港線に「普通」を標榜する列車は存在しない。

かつては上下とも22時台が最終であったが、2017年10月改正より上りのみ23時台に繰り下げられた。

東側を東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線(我孫子支線)が通るがそちらには駅がなく、北西へ約1.5キロメートル(km)のところにある下総松崎駅が最も近い。

当駅の最低運賃は462円(印旛日本医大駅8.4 km、IC運賃)であり、交通系ICカードのSFで乗車する場合、残額が462円(2019年10月現在)以上ないと入場できない。PASMOエリアでは入場可能なSF最低残額が最も高い駅である。

歴史 編集

駅名の由来 編集

計画時の仮称は「成田ニュータウン北駅」だった。駅名の公募は成田市内在住・在勤・在学者を対象に行われた。この結果、地元で馴染みのある「湯川」に加え、知名度の高い「成田」を冠することで、所在地がイメージしやすく、また地元から親しまれる駅名ということで決定した[5]

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線と、その中間に通過線2線の計2面4線を有する高架駅である。空港第2ビル駅が管理する駅。駅構内にはエスカレーター6基とエレベーター3基が設置されている。

駅の空港第2ビル寄りで単線になり、合流部分には「スカイライナー」の高速通過に対応できるように、日本最大級の38番分岐器が使用されている。また、印旛日本医大寄りには片渡り線が設置されており、「成田湯川」の行き先表示が可能な車両もあるが、定期の当駅始終着列車は設定されていない。

改札脇には空と雲をテーマにしたステンドグラスが設置されている[4]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   成田スカイアクセス線 上り   北総線印旛日本医大)・青砥日暮里京成上野押上  都営浅草線方面
2 下り 空港第2ビル成田空港方面

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員1,495人であり、京成線内の駅としては69駅中第67位[京成 1]

開業以降の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
出典
2010年(平成22年) 878 461 [* 1]
2011年(平成23年) 1,054 547 [* 2]
2012年(平成24年) 1,178 615 [* 3]
2013年(平成25年) 1,284 669 [* 4]
2014年(平成26年) 1,321 684 [* 5]
2015年(平成27年) 1,383 714 [* 6]
2016年(平成28年) 1,409 726 [* 7]
2017年(平成29年) 1,431 735 [* 8]
2018年(平成30年) 1,476 758 [* 9]
2019年(令和元年) 1,526 783 [* 10]
2020年(令和02年) [京成 2]1,077 557
2021年(令和03年) [京成 3]1,176 602
2022年(令和04年) [京成 1]1,495 765

駅周辺 編集

 
千葉県立成田北高等学校

駅周辺には国道464号北千葉道路松崎ランプ)、千葉県道18号成田安食線が走り、駅付近から北方にかけては松崎地区、南方は成田ニュータウンが広がる。


北側


南側
  • 成田市玉造公民館
  • 成田市保健福祉館
  • 成田市学校給食センター 玉造分所
  • 成田玉造郵便局
  • 成田吾妻郵便局
  • 玉造ショッピングセンター
  • 吾妻ショッピングセンター
  • カスミ フードスクエア成田赤坂店
  • ヤオコー 成田はなのき台店
  • カワチ薬品 成田ニュータウン店
  • 千葉県立成田北高等学校
  • 外小代地区公園
  • 後谷津公園
  • 戸崎近隣公園
  • 引地近隣公園
  • 赤坂公園
  • ナリタ・コミュニティ・チャーチ
  • 八代玉作遺跡

バス路線 編集

 
駅前ロータリー(2010年9月4日)
路線名 行先 主な経由地 運行会社
1番線 吾妻線 JR成田駅西口 玉造ショッピングセンター・吾妻小学校・ボンベルタ 千葉交通
2番線 中台線 JR成田駅西口 成田北高校・赤坂公園
3番線 公津の杜線 公津の杜駅 玉造五丁目・西中学校・飯田新田

隣の駅 編集

京成電鉄
  成田スカイアクセス線(成田空港線)
アクセス特急
印旛日本医大駅 (HS14)[注 1] - 成田湯川駅 (KS43) -(根古屋信号場) - 空港第2ビル駅 (KS41)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ a b 印旛日本医大駅は北総鉄道の管轄駅のため、北総鉄道の駅番号 (HS14) のみが付与される。

出典 編集

  1. ^ a b 成田スカイアクセス開業に合わせ、ユニバーサルデザインを強化 京成線各駅で「駅ナンバリング」を導入いたします 平成22年7月17日(土)から京成線各駅を英文字2文字と番号の組み合わせでナンバリング』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄、2010年6月25日。 オリジナルの2020年7月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200727211937/https://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-034.pdf2021年3月5日閲覧 
  2. ^ a b 成田スカイアクセス開業!! 7月17日(土)京成線ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄、2010年5月28日。 オリジナルの2020年5月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200504185414/https://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-017.pdf2020年6月9日閲覧 
  3. ^ a b “新型ライナー、成田空港到着 スカイアクセス開業”. 千葉日報 (千葉日報社). (2010年7月18日) 
  4. ^ a b ““成田スカイアクセス”新駅公開 7月開通に向け完成間近”. 千葉日報. (2010年3月20日). オリジナルの2020年7月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200724025202/https://www.chibanippo.co.jp/news/local/3054 2020年7月24日閲覧。 
  5. ^ 成田新高速鉄道 印旛日本医大駅〜空港第2ビル駅間 駅名決定について』(PDF)(プレスリリース)京成電鉄、2009年4月28日。 オリジナルの2009年6月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20090611170551/http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/21-006d.pdf2020年5月4日閲覧 
  6. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  7. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
千葉県統計年鑑
京成電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 2023年8月2日閲覧。
  2. ^ 京成電鉄株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均)” (pdf). 2023年8月2日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均)” (PDF). 京成電鉄. 2022年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月20日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集