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成田空港駅

日本の千葉県成田市にある東日本旅客鉄道と京成電鉄の駅

成田空港駅(なりたくうこうえき、Narita Airport Terminal 1 Station)は、千葉県成田市三里塚御料牧場にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)と京成電鉄である。

成田空港駅
(成田第1ターミナル)
JRホーム(2013年6月)
JRホーム(2013年6月)
なりたくうこう
Narita Airport Terminal 1
所在地 千葉県成田市三里塚御料牧場1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)*
京成電鉄(京成)
電報略号 クコ(JR東日本)
駅構造 地下駅
ホーム 計3面5線(JR:1面2線・京成:2面3線)
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)7,240人/日(降車客含まず)
-2017年-
乗降人員
-統計年度-
(京成)24,837人/日
-2017年-
開業年月日 1991年平成3年)3月19日[1]
乗入路線 3 路線
所属路線 JR成田線(空港支線)
駅番号 JO 37
キロ程 10.8km(成田起点)
千葉から40.0km
東京から79.2km
JO36 空港第2ビル (1.0km)
所属路線 京成本線
駅番号 KS42
キロ程 69.3km(京成上野起点)
KS41 空港第2ビル (1.0km)
所属路線 京成成田空港線(成田スカイアクセス線)
駅番号 KS42
キロ程 51.4km(京成高砂起点)
KS41 空港第2ビル (1.0km)
備考 JR東日本
直営駅管理駅
みどりの窓口
京成電鉄
直営駅
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成田空港駅配線図

左側3線京成
右側2線JR


空港第2ビル

STR STR
STR+l ABZgr ABZgl STR+r
STR+l ABZgr STR STR STR
STR
STR+BSr
STR+BSr
STR+BSl STR+BSl
STR+BSl
STR+BSl STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STR STR STR+BSl STR+BSr
STR+BSl
STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSl
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※ 出典:鉄道ジャーナル
2010年10月号

成田空港駅終端の突き当たり
成田空港駅の位置(成田国際空港内)
成田空港駅
成田空港駅の位置

目次

概要編集

成田国際空港(成田空港)へのアクセス駅の一つで、成田空港第1ターミナルに直結している(JR東日本は直営駅で、空港第2ビル駅を管理する。逆に京成電鉄は空港第2ビル駅の被管理駅である。)。

当駅には、JR東日本の成田線(空港支線)と、京成電鉄の本線ならびに成田空港線(成田スカイアクセス線)が乗り入れており、いずれも当駅が終点となっている。ただし、JR・京成とも線路を保有しない第二種鉄道事業者であり、線路を保有している第三種鉄道事業者成田空港高速鉄道である。JR東日本成田線空港支線の駅番号はJO37、京成本線・成田空港線(成田スカイアクセス線)の駅番号はいずれもKS42である。

開業当初の英語表記は Narita Airport であり、一部の案内や路線図で Narita Airport Terminal 1 が使われていたが、2015年4月8日の第3ターミナル開業以降はごく一部を除いて Narita Airport Terminal 1 に統一されている。同様に当駅の中国語韓国語での駅名表記についても、第1ターミナルを表す語句が含まれている。

第2ターミナルおよび第3ターミナルへは無料連絡バスが運行されている。

歴史編集

現在の京成成田駅 - 駒井野信号場 - 空港第2ビル駅 - 成田空港駅間は、空港建設決定時に京成電鉄の空港新線として計画された区間である[2]。京成電鉄では、現在の空港第2ビル駅と当駅の位置に、当初から「第2ターミナル駅」と「第1ターミナル駅」(いずれも仮称)の建設を計画し、1969年11月7日に空港新線の免許を取得している。しかし、運輸省(当時)は成田空港への鉄道アクセス手段として成田新幹線を計画していたため、新東京国際空港公団が京成の旅客ターミナル直下への乗り入れに難色を示し、翌1970年9月28日に京成成田駅から5.2km地点までの施工が認可されたものの、旅客ターミナル直下までの施工認可は保留された。その後、最終的に空港公団は京成の乗り入れを認めず、やむなく旅客ターミナルから約1km離れた場所に(初代)成田空港駅を建設することとなり、1971年3月25日に(初代)成田空港駅までの施工が認可された。

しかし、成田新幹線は沿線の反対運動などにより工事が進まず、1986年に計画を断念。第1・第2旅客ターミナル直下に建設されていた新幹線用の路線および駅は在来線用に転用され、JR東日本および京成電鉄の駅として1991年に2代目となる現在の成田空港駅(当駅)が、翌1992年に空港第2ビル駅が開業した[1]。前出の(初代)成田空港駅は、東成田駅と改称し、京成東成田線として営業を継続している。

年表編集

  • 1991年平成3年)3月19日:開業[1]
  • 2000年(平成12年):関東の駅百選に選定される。選定理由は、「世界の空の玄関口として、内外の多くの人々に利用される国際空港ターミナル駅」。
  • 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカードSuica」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年)3月18日:京成電鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
  • 2010年(平成22年)7月17日:成田空港線(成田スカイアクセス線)が開業し、当駅の京成本線コンコースに中間改札が設置される。また、駅番号KS42が付される[3]
  • 2011年(平成23年)3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生。京成本線経由の「シティライナー」の当駅への乗り入れはこの日を最後に休止(のちに正式に乗り入れ廃止)。以降、当駅に乗り入れる京成本線経由の有料列車は「モーニングライナー」と「イブニングライナー」のみとなる。

駅構造編集

成田空港第1ターミナルの地下1階にある地下駅である。

空港建設時の経緯から、改札を出た所に「セキュリティエリア」と呼ばれる空港の検問所があり、ここではパスポート若しくは身分証明書の提示を求められるとともに手荷物検査(実際に荷物を開ける)が行われていた。そのため、当駅の開業時には主要駅に新東京国際空港公団(当時)名で、その旨と空港に用のない人は他の駅を使うよう求める旨が書かれた張り紙が掲示された。

なお、成田新高速鉄道(京成成田空港線)の開業前をめどに、セキュリティエリアの廃止を検討していることが報じられていた[4]が、開通後も続けられていた。その後、2010年10月以降は再国際化した東京国際空港(羽田空港)との競争の激化を理由に、再び検問廃止を検討しているとも報じられた[5]。そして2015年3月30日の正午をもって、ついに開港以来実施してきた検問が廃止された[6]

駅改札外のJRコンコースには、ジャパンレールパスの引き換えや訪日外国人向けの旅行サービスを提供するJR東日本訪日旅行センターが設置されている(運営はJR東日本グループびゅうトラベルサービス)。また、京成コンコースにも訪日外国人向けの旅行サービスを提供する「SKYLINER & KEISEI INFORMATION CENTER」(京成トラベルサービス)が設置されている。このほかスターバックスなどの飲食店、売店などが立地する。

ホームはJRは島式ホーム1面2線、京成は単式ホームから成田スカイアクセス開業時に改造し、島式ホームと単式ホーム2面5線を有する。改札内での両線ホーム間の行き来はできない。また、出口改札は前述の検問所に直結しているため、検問所を通過しないと再入場や両社間の乗り換えはできない。


のりば編集

JRホーム
番線 路線 行先
1  成田総武線 東京新宿横浜方面 新幹線接続
2
京成ホーム
番線 路線 行先 番線 路線 行先
3   京成本線 成田船橋日暮里上野押上
  都営浅草線  京急線方面・羽田空港行き
5   成田スカイアクセス線
(「スカイライナー」)
日暮里・上野方面
2 4
1   成田スカイアクセス線
(一般電車(アクセス特急))
印旛日本医大・日暮里・上野・押上・  都営浅草線・  京急線方面・羽田空港国内線ターミナル駅行き
  • JRの駅については、かつては成田線のラインカラーである緑()は旅客案内ではほとんど使われず、代わりに直通先である総武・横須賀線のラインカラーである青()が使用されていたが、2018年3月の駅ナンバリング制定に伴い、駅名標のみ、帯の色が青から緑に変更された。
  • 番線はJR側から、JR1・2番線、京成3・5、2・4、1番線となっており、京成3・5番線と2・4番線は同一線路上にある。
  • JRについては原則として、1番線に「成田エクスプレス」、2番線に一般列車が発着する。
  • 平日6時57分発のアクセス特急は4番線から発車する。
  • 京成本線は中間改札がある。

京成線ホームの改修編集

2010年7月17日ダイヤ改正より成田空港線(成田スカイアクセス線)が乗り入れているが、それに伴い京成線の外側(北ウイング側)に新たに躯体を建設し、成田スカイアクセス線専用のホーム1面(新1番線)を設けた。これによって当駅は京成3線・JR2線の計5線となった。なお、改修工事完了後も京成線の駅前後の線路は単線のままである。

躯体工事は成田国際空港株式会社が担当し、その後成田高速鉄道アクセス株式会社が躯体の内部にレールを敷設し、信号機器やエスカレーターなどの諸施設を整備している。

成田スカイアクセス線の開業と同時に当駅 - 京成高砂駅間のルートは2通りとなっているが、2つのルートは運賃が異なるので、ルートの特定と運賃の算定を行うため、当駅のホームを京成本線専用ホーム(上野方、2・3番線)と成田スカイアクセス線専用ホーム(車止め側、4・5番線)に分け、京成本線コンコースに中間改札が設置されている。また京成本線ホームと成田スカイアクセス線ホームとの間に信号機が設けられており、縦列停車も可能である。

駅弁編集

日本レストランエンタプライズ駅弁新宿駅いわき駅と全く同じ駅弁)を販売している。販売される主な駅弁は下記の通り。

利用状況編集

1992年12月6日の第2ターミナル開業時に多くの主要航空会社の便が第2ターミナル発着とされたため、第2ターミナルに併設される空港第2ビル駅の乗降人員は当駅の2倍近くになった。その後、2006年6月2日より第1ターミナルが拡張され、スカイチームスターアライアンス加盟航空会社などが第2ターミナルから再び第1ターミナルへ配置換えしたため再度増加している。京成では2010年7月17日に成田スカイアクセス線が開業した後、増加傾向が続いている。

年度別1日平均乗降人員編集

近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通りである(JRは除く)。

年度別1日平均乗降人員[* 1]
年度 京成電鉄
京成本線 成田空港線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 11,970

2004年(平成16年) 13,246 10.7%
2005年(平成17年) 13,564 2.4%
2006年(平成18年) 19,105 40.9%
2007年(平成19年) 19,772 3.5%
2008年(平成20年) 20,304 2.7%
2009年(平成21年) 20,386 0.4%
2010年(平成22年) 16,850 −17.3% [備考 1]4,908
2011年(平成23年) 13,423 −20.3% 7,181 46.3%
2012年(平成24年) 13,536 0.8% 8,698 21.1%
2013年(平成25年) 13,553 0.1% 9,342 7.4%
2014年(平成26年) 12,672 −6.5% 8,760 −6.2%
2015年(平成27年) 12,965 2.3% 9,701 10.7%
2016年(平成28年) 13,394 3.3% 10,453 7.8%
2017年(平成29年) 13,682 2.2% 11,155 6.7%

年度別1日平均乗車人員編集

開業以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 JR東日本 京成電鉄 出典
1990年(平成02年) [備考 2]6,648 [備考 2]8,596 [千葉県統計 1]
1991年(平成03年) 6,496 10,094 [千葉県統計 2]
1992年(平成04年) 6,008 9,871 [千葉県統計 3]
1993年(平成05年) 3,885 6,145 [千葉県統計 4]
1994年(平成06年) 3,993 5,765 [千葉県統計 5]
1995年(平成07年) 4,141 5,927 [千葉県統計 6]
1996年(平成08年) 4,250 6,319 [千葉県統計 7]
1997年(平成09年) 4,144 6,204 [千葉県統計 8]
1998年(平成10年) 3,969 5,947 [千葉県統計 9]
1999年(平成11年) 3,623 5,983 [千葉県統計 10]
2000年(平成12年) [JR 1]3,668 6,118 [千葉県統計 11]
2001年(平成13年) [JR 2]3,236 5,761 [千葉県統計 12]
2002年(平成14年) [JR 3]3,342 5,849 [千葉県統計 13]
2003年(平成15年) [JR 4]3,094 5,647 [千葉県統計 14]
2004年(平成16年) [JR 5]3,564 6,293 [千葉県統計 15]
2005年(平成17年) [JR 6]3,699 6,426 [千葉県統計 16]
2006年(平成18年) [JR 7]5,411 9,367 [千葉県統計 17]
2007年(平成19年) [JR 8]5,734 9,729 [千葉県統計 18]
2008年(平成20年) [JR 9]5,660 10,016 [千葉県統計 19]
2009年(平成21年) [JR 10]5,546 10,051 [千葉県統計 20]
2010年(平成22年) [JR 11]5,844 11,488 [千葉県統計 21]
2011年(平成23年) [JR 12]5,061 9,977 [千葉県統計 22]
2012年(平成24年) [JR 13]6,042 10,644 [千葉県統計 23]
2013年(平成25年) [JR 14]6,586 10,924 [千葉県統計 24]
2014年(平成26年) [JR 15]6,948 10,188 [千葉県統計 25]
2015年(平成27年) [JR 16]6,739 10,898 [千葉県統計 26]
2016年(平成28年) [JR 17]6,952 11,466 [千葉県統計 27]
2017年(平成29年) [JR 18]7,240
2018年(平成30年) 12,890
備考
  1. ^ 2010年7月17日開業。開業日から翌年3月31日までの計258日間を集計したデータ。
  2. ^ a b 1991年3月19日開業。開業日から同年3月31日までの計13日間を集計したデータ。

駅周辺編集

隣の駅編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
成田線
通勤快速・快速・普通(各駅停車)
空港第2ビル駅 (JO 36) - 成田空港駅 (JO 37)
京成電鉄
  本線
快速特急・特急・通勤特急・快速・普通
空港第2ビル駅 (KS41) - 成田空港駅 (KS42)
  成田空港線(成田スカイアクセス線)
アクセス特急
空港第2ビル駅 (KS41) - 成田空港駅 (KS42)
※京成の空港第2ビル駅 - 成田空港駅間は、本線と成田空港線の重複区間という扱いである。

脚注編集

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記事本文編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、23頁。
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』1970年8月号 電気車研究会
  3. ^ 京成時刻表Vol.25 2010年7月9日
  4. ^ 「成田空港が検問廃止を検討 開港から31年、初の警備体制見直し」MSN産経ニュース2009年11月29日付け
  5. ^ 成田の「検問」廃止検討、羽田と競争激化で 2012年10月21日07時04分 読売新聞
  6. ^ 成田空港、30日に検問廃止 ノンストップゲート実施へ

利用状況編集

JR・私鉄の1日平均利用客数
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
JR・私鉄の統計データ
  1. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  2. ^ 千葉県統計年鑑
千葉県統計年鑑

関連項目編集

外部リンク編集