Everything (It's you)

Mr.Childrenのシングル (1997)
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Everything (It's you)』(エヴリシング イッツ・ユー)は、日本バンドMr.Childrenによる13枚目のシングル。1997年2月5日にトイズファクトリーより発売された。

Everything (It's you)
Mr.Childrenシングル
初出アルバム『BOLERO
B面 デルモ
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル トイズファクトリー
作詞・作曲 桜井和寿
プロデュース 小林武史
Mr.Children
ゴールドディスク
ミリオン(日本レコード協会
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続 オリコン
  • 1997年2月度月間1位(オリコン)
  • 1997年度年間8位(オリコン)
Mr.Children シングル 年表
マシンガンをぶっ放せ
-Mr.Children Bootleg-

(1996年)
Everything
(It's you)

(1997年)
ニシエヒガシエ
(1998年)
BOLERO 収録曲
prologue
(1)
Everything
(It's you)

(2)
タイムマシーンに乗って
(3)
B-SIDE 収録曲
旅人
(7)
デルモ
(8)
独り言
(9)
EANコード

EAN 4988061280608
(TFDC-28060)

ミュージックビデオ
「Everything (It's you)」 - YouTube
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映像外部リンク
ライブ映像
「Everything(It's you)」 (2004)

概要 編集

前作『マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-』から約半年ぶりのシングルで、突如発表された活動休止の直前に発売された。デビュー・アルバム『EVERYTHING』と直接の関連こそないものの、桜井和寿はタイトルについてデビュー・アルバムに再び戻れた、ひと回りした気分だったと語っている[1]アートディレクター信藤三雄

この頃から作詞・作曲クレジットに「Kazutoshi Sakurai」、または「KAZUTOSHI SAKURAI」の表記が多くなっている。

メンバーはこの頃が一番長髪だったとのこと[2]

チャート成績 編集

オリコンチャートでは初週60.2万枚、累計売上は121.7万枚。11thシングル『花 -Mémento-Mori-』以来、2作ぶり通算9作目のシングルミリオンセラーを達成。

収録曲 編集

8cmCD
全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Everything (It's you)」桜井和寿桜井和寿
2.「デルモ」桜井和寿桜井和寿
合計時間:

楽曲解説 編集

  1. Everything (It's you)
    • 日本テレビドラマ恋のバカンス』主題歌。
    • 仮タイトルは「エアロ[2][3]。「TOUR Atomic Heart」終了直後に曲を多数制作していた時期、以前は然程興味のなかったハードロックに突如目覚めた桜井曰く「文化系というより体育会系な気持ち」で作曲された[2]
    • 間奏のギターソロでは前半を田原健一、後半を桜井が弾いている[2]
    • BBクイーンズのボーカル・坪倉唯子がコーラスとして参加している。
    • タイトルはエンディングのコーラス部分から名付けられ、当初からこのような大きいスケールへのアレンジが決定していたという[4]
    • サビでは「STAY」を筆頭に韻が踏まれているが、桜井曰く「"STAY"ということばの響きがすごくいいからそれと何をかけようかなぁっていう。で、韻を踏んでくうちにどんどんできていったんです(笑)」と語っている[4]
    • ミュージック・ビデオが制作され、1997年4月25日発売のビデオ・クリップ集『music clips ALIVE』、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。監督は中野裕之
    • 2021年9月18日 - 19日に大阪城ホールで行われた『B'z presents UNITE #01』にて、B'zと本曲をコラボレーションした[5]
  2. デルモ
    • 桜井曰く「雨のち晴れ」に続く職業シリーズ第2弾[6]
    • 歌詞に「おりも政夫」が登場する。
    • 桜井は寝ながら歌詞を書いたらしく[7]、女性の観点に立ってモデル稼業の現実と苦悩を歌っている。そのため、桜井の歌詞には珍しく「私」という単語が使用されている。
    • 桜井は「デルモに置き換えて自分のことを歌ってるところもけっこうありますからね」と語っており、1番のBメロは桜井の心情が反映されているとのこと[4]
    • 元々世に出すつもりはなく遊びで作っていた曲だったが、終盤の歌詞を付け加えたところ周りの評判が良かったという。また、元々はハウス風のアレンジだったとのこと[4]
    • レコーディング当初はレゲエのようなアレンジだったもののしっくり来ず、その翌日に桜井の提案でジャミロクワイを意識しながらレコーディングし直した[7]
    • ライブツアーとしては、2012年に『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』で初披露された。

テレビ出演 編集

番組名 日付 放送局 演奏曲
ミュージックステーション[8] 1997年2月7日 テレビ朝日 Everything (It's you)
COUNT DOWN TV 1997年2月8日 TBS
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP 1997年2月10日 フジテレビ
FAN 1997年2月14日 日本テレビ Everything (It's you)
ALIVE
everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP 1997年3月17日 フジテレビ Tomorrow never knows
everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-
シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
名もなき詩
Everything (It's you)

ライブ映像作品 編集

Everything (It's you)

作品名
regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME
Mr.Children TOUR '99 DISCOVERY
Mr.Children Tour 2004 シフクノオト[注 1]
Mr.Children / Split The Difference[注 2]
MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
Mr.Children REFLECTION{Live&Film}[注 3]

デルモ

作品名
MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012

収録アルバム 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ピアノ主体のアレンジで、CD音源とは大きく異なる。大サビから徐々にバンドの音が加わっていく。
  2. ^ ドキュメンタリー映画作品。
  3. ^ Mr.Children TOUR 2015 REFLECTIONと映画『Mr.Children REFLECTION』の両方に収録。

出典 編集

  1. ^ 月刊カドカワ角川書店、1997年2月号、183頁
  2. ^ a b c d Mr.Children 1996-2000』ライナーノーツ
  3. ^ 『月刊カドカワ』角川書店、1997年4月号、133頁
  4. ^ a b c d 『CDでーた』KADOKAWA、1997年3月5日号
  5. ^ “B'zがMr.Children、GLAYとコラボ繰り広げた「UNITE」熱い競演を配信でも”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2021年9月30日). https://www.barks.jp/news/?id=1000208683 2021年9月30日閲覧。 
  6. ^ 『月刊カドカワ』角川書店、1997年2月号、182頁
  7. ^ a b B-SIDE』ライナーノーツ
  8. ^ ミュージックステーション バックナンバー 出演者ラインナップ 1997.02.07.FRI”. テレビ朝日. 2021年8月30日閲覧。

外部リンク 編集