田野畑駅
岩手県下閉伊郡田野畑村和野第2地割にある三陸鉄道の駅
田野畑駅(たのはたえき)は、岩手県下閉伊郡田野畑村和野にある三陸鉄道リアス線の駅である。
田野畑駅 | |
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駅舎(2010年5月) | |
たのはた TANOHATA | |
◄島越 (2.0 km) (9.3 km) 普代► | |
岩手県下閉伊郡田野畑村和野第2地割46-16 | |
所属事業者 | 三陸鉄道 |
所属路線 | ■リアス線(正式には北リアス線) |
キロ程 |
35.6 km(宮古起点) 盛から127.6 km |
電報略号 | タハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
116人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1984年(昭和59年)4月1日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
駅の愛称は「カンパネルラ」。宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』に登場する人物に由来する(作中では一部を除き「カムパネルラ」と表記されている)。
歴史
編集開業前の仮の駅名は「平井賀駅」であった[2]。
年表
編集- 1984年(昭和59年)4月1日:三陸鉄道北リアス線の駅として開業[1]。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日:東北地方太平洋沖地震により北リアス線が全線不通。駅施設への大きな被害は免れた。
- 6月1日:田野畑村の2人が駅舎を店舗として営業を開始[3]。
- 2012年(平成24年)4月1日:陸中野田駅 - 当駅間復旧により営業再開[4]。その際にネスレ日本の協賛で「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」として駅舎の壁面に桜の花が描かれた。
- 2014年(平成26年)4月6日:小本駅(現・岩泉小本駅) - 当駅間が復旧し、北リアス線の全線が運転再開[5]。
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列車の運行再開まで店舗として使用されていた駅舎(2011年6月)
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「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」(2013年5月)
駅構造
編集島式ホーム1面2線の地上駅である。田野畑村が受託する簡易委託駅。駅舎には出札窓口のほか、売店・喫茶もある。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■リアス線 | 上り | 宮古・釜石・盛方面 | |
2 | 下り | 久慈方面 | 当駅始発は1番線 |
利用状況
編集1日乗降人員推移 [統計 1][統計 2] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2012年 | 133 |
2013年 | 215 |
2014年 | 189 |
2015年 | 146 |
2016年 | 109 |
2017年 | 103 |
2018年 | 116 |
駅周辺
編集その他
編集隣の駅
編集脚注
編集出典
編集記事本文
編集- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、502頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「久慈線配線略図」『鉄道ジャーナル』第188号、鉄道ジャーナル社、1982年10月、68頁。
- ^ 「憩いの駅へ2商店再出発 運行絶えた三鉄田野畑駅」『岩手日報』2011年6月1日。オリジナルの2011年6月2日時点におけるアーカイブ。2011年8月1日閲覧。
- ^ 「三陸鉄道:陸中野田-田野畑で運転再開」『毎日新聞』2012年4月1日。2012年4月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「三鉄が4月全線再開 南リアス線5日、北リアス線6日」『岩手日報』2014年1月2日。オリジナルの2014年1月3日時点におけるアーカイブ。2014年1月11日閲覧。
利用状況
編集- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 - 国土交通省、2019年9月3日閲覧
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2020年9月23日閲覧
関連項目
編集外部リンク
編集- 田野畑駅:三陸鉄道