第43回国民体育大会(だい43かいこくみんたいいくたいかい)は1988年に開催された国民体育大会である。前大会をもって国体の開催都道府県が全国を一巡し、本大会より二巡目に入る。今大会より大幅に改革し、成年競技を2部制とし、デモンストレーションとしてのスポーツ行事も初めて実施された。

第43回京都国体
冬季大会スケート・アイスホッケー競技会
参加人数 2,077
競技数 2競技
開会式 1988年1月27日
閉会式 1988年1月30日
選手宣誓 土屋一子
主競技場 伊香保ハイランドスケートセンター
冬季大会スキー競技会
参加人数 2,073
競技数 2競技
開会式 1988年2月23日
閉会式 1988年2月26日
選手宣誓 土谷美保子
主競技場 安比高原スキー場
夏季大会
参加人数 5,180
競技数 5競技
開会式 1988年9月4日
閉会式 1988年9月7日
選手宣誓 笠井里栄子
主競技場 府立山城総合運動公園水泳場
秋季大会
参加人数 20,431
競技数 33競技
開会式 1988年10月15日
閉会式 1988年10月20日
開会宣言 荒巻禎一
選手宣誓 堀田恭子
最終炬火ランナー 松本晶子
主競技場 西京極陸上競技場

なお、昭和天皇の容態が悪化したため、秋季大会の開会式には当時の浩宮徳仁親王がそれぞれ臨席した。

国体改革

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二巡目に入るにあたり、国民総参加を柱とする改革を行った。

  • 毎年開催、都道府県対抗形式(従来通り)
  • 成年2部を設ける。ただし2部への参加は1回限りとする。
  • 中学生の参加を認める。(フィギュアスケート陸上競技水泳体操のみ)
  • デモンストレーションのスポーツ行事を実施することができる。

大会概要

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期間 開催地 競技数 参加者数
1988年1月27日 - 1月30日 群馬県伊香保町前橋市 2 2,077
1988年2月23日 - 2月26日 岩手県安代町 2 2,073
1988年9月4日 - 9月7日 京都府(6市町村) 5 5,180
1988年10月15日 - 10月20日 京都府 33 20,431
合 計 42 29,761

冬季大会

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スケート競技会・アイスホッケー競技会

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第43回国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会は、1月27日から1月30日を会期として群馬県伊香保町 (現渋川市)、前橋市で開催された。テーマは「伊香保国体」。スローガンは「銀盤に結ぶ友情 若い風」。

実施競技・会場一覧

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競技名 会場地 会場
スケート スピード詳細   伊香保町
(現渋川市)
伊香保ハイランドスケートセンター
フィギュア詳細   前橋市 群馬県総合体育センター屋内スケート場 
アイスホッケー詳細   伊香保町
(現渋川市)
伊香保ハイランドスケートセンター

スキー競技会

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第43回国民体育大会冬季大会スキー競技会は、2月23日から2月26日を会期として岩手県安代町 (現八幡平市)で開催された。テーマは「岩手あしろ国体」。スローガンは「北風に耐えて鍛えて明日に飛べ」。

実施競技・会場一覧

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  • スキー: 岩手県安代町 安比高原スキー場
  • バイアスロン: 岩手県安代町 田山バイアスロン競技会場

夏季・秋季大会

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京都府立山城総合運動公園内に設置されている国体マスコットの石像

テーマ・スローガン

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夏季・秋季大会
  • テーマ: 京都国体
  • スローガン: 新しい歴史に向かって走ろう

実施競技と会場

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夏季大会
秋季大会

総合成績

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天皇杯

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  • 1位 - 京都府
  • 2位 - 東京都
  • 3位 - 大阪府

皇后杯

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  • 1位 - 京都府
  • 2位 - 東京都
  • 3位 - 大阪府

テレビ中継

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  • NHK教育テレビの他、地元民放近畿放送が開催1年前の1987年から国体を盛り上げるための企画番組を放映。更に本番期間中にも連日2-3時間に渡る録画ダイジェストを放映した。

参考文献

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外部リンク

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