阪急箕面線

日本の大阪府池田市から箕面市を結ぶ阪急電鉄の鉄道路線
箕面線から転送)

箕面線(みのおせん)は、大阪府池田市石橋阪大前駅から大阪府箕面市箕面駅までを結ぶ阪急電鉄の鉄道路線。

阪急電鉄 箕面線
石橋阪大前駅停車中の6000系(6014F)
石橋阪大前駅停車中の6000系(6014F)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大阪府池田市豊中市箕面市
起点 石橋阪大前駅
終点 箕面駅
駅数 4駅
路線記号 HK HK
開業 1910年3月10日
所有者 阪急電鉄
運営者 阪急電鉄
車両基地 平井車庫
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 4.0 km
軌間 1,435 mm標準軌
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式
最高速度 80 km/h[1]
路線図
Hankyu Corporation Linemap.svg
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停車場・施設・接続路線
STR+l ABZgr
Number prefix Hankyu Takarazuka line.svg 宝塚本線
0.0 HK-48 石橋阪大前駅
STR STRl
Number prefix Hankyu Takarazuka line.svg 宝塚本線
BHF
1.6 HK-57 桜井駅
BHF
2.7 HK-58 牧落駅
KBHFe
4.0 HK-59 箕面駅

紅葉と滝の名所箕面公園箕面温泉への行楽路線であるとともに、大阪への通勤・通学路線でもある。

なお戦前は、宝塚(本)線に対する支線ということで、箕面支線という表記も見られた。

路線データ編集

  • 路線距離(営業キロ):4.0km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:4駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 最高速度:80km/h[1]
  • 車両基地:平井車庫

運行形態編集

基本的に線内折り返し運転で、平日朝ラッシュ時(8時台まで)は4 - 9分間隔、土休日夜(19時台以降)は12分間隔、それ以外の時間帯は10分間隔で運転されている。平日朝ラッシュ時には宝塚本線大阪梅田駅直通の普通列車が2本設定されている。

宝塚本線直通列車は縮小傾向にあり、2015年3月21日のダイヤ改正で通勤準急が準急に格下げされ、2018年7月7日のダイヤ改正で朝の梅田駅(現在の大阪梅田駅)発着の準急や梅田駅発の普通の運転がなくなり[2]、平日朝ラッシュ時の梅田行き普通2本のみの運転となった[3]。通勤準急および準急は箕面線内の各駅に停車していた(宝塚本線内での停車駅は異なる)。

毎年、大晦日(12月31日)の深夜から翌年元日(1月1日)の早朝にかけて、阪急電鉄の他路線同様に終夜運転が行われている。ダイヤは毎年個別に案内されるため、年により多少異なってくるが、概ね30分に1本の運行である。正月三が日は、以前は宝塚本線が特別ダイヤ(正月ダイヤ)としていたため、箕面線も宝塚本線との接続を考慮して同様に特別ダイヤで運転していた。なお、この「正月ダイヤ」は2015年をもって廃止され、2016年より、正月三が日も通常の土休日ダイヤで運転されている。

かつて秋の紅葉シーズン等における休日昼間には、1980年頃まで梅田駅直通の臨時準急電車が毎時4本ほど運行されていたが、現在は行われていない。また、ホタルの観察シーズンの6月には梅田駅 - 箕面駅間の定期準急の一部を「ほたる」号として運転し、特製のヘッドマークが取り付けられた。近年の臨時列車(団体列車を除く)の運転状況は以下の通りである。

  • 2007年:秋の行楽シーズンに線内折り返しの臨時普通列車が10往復程度運転された。ただし、ウェブサイトや広報紙での告知はなかった。4連1編成が投入され、通常の10分間隔で運転される普通列車の合間を縫うように20分間隔で運転された。
  • 2009年4月18日19日25日26日の4日間に限り、梅田発箕面行き臨時列車(十三駅石橋駅のみ停車)が午前中に2本運転された。
  • 2010年4月29日の1日限り、阪急電鉄創業100周年を記念した梅田発箕面行き臨時列車(十三駅と石橋駅のみ停車)が1本運転された。

車両編集

線内折り返し列車はすべて4両編成で、平井車庫に所属する5100系2本(5132F・5134F)、6000系2本(6014F・6024F)、7000系1本(7031F[4])の計5本が箕面線用編成であり、予備編成として8000系(8040F+8041F)[5]と7000系(7024F)が使用されている。

なお平日朝ラッシュ時の大阪梅田行き直通列車は宝塚本線で運用されているすべての8両編成が使用されている(「阪急宝塚本線#使用車両」を参照。能勢電鉄所属の6000系6002Fを含む)。このため箕面線のホーム有効長は、線内折り返し列車のみが使う石橋阪大前駅の5号線が4両であるほかは、すべて8両となっている。また平日の朝夕ラッシュ時に、8両編成が使用される線内折り返し列車も存在していたが、2018年7月7日のダイヤ改正で廃止されている。8両編成の線内折り返し列車は石橋駅(現・石橋阪大前駅)4号線にて客扱いを行っていた。

方向幕は、線内折り返し列車については区間表示で固定されている。2019年10月1日の石橋阪大前駅への改称後も、区間表示で固定する方式は踏襲されており、文字のサイズがいずれも同じ(今津線の「西宮北口-宝塚」で見られるような文字の強弱が付けられていない)ため、特に5100系では側面の表示が窮屈になっている。

歴史編集

阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道が、1910年に宝塚本線と併せて開業させた。当初、分岐駅の石橋駅はデルタ線、終点の箕面駅はループ線となっており、梅田駅→石橋駅→箕面駅→石橋駅→宝塚駅(あるいはその逆)の系統で運転される電車も設定されていたといわれている。

なお1961年12月に箕面線桜井駅 - 千里線千里山駅間の事業免許を取得し、桜井駅から西国街道沿いに東へ直進する新線計画が立てられていたが、1972年12月に免許を取り下げている[6]。詳細は「阪急千里線」の項目を参照。

駅一覧編集

  • 全駅大阪府内に所在。
  • 線内折り返し列車、大阪梅田行き直通列車ともに普通のみで、全駅に停車する。
  • 駅番号は2013年12月21日より導入[11][12]
駅番号 駅名 駅間
営業キロ
累計
営業キロ
接続路線 所在地
HK-48 石橋阪大前駅 - 0.0 阪急電鉄  宝塚本線(一部大阪梅田駅まで直通運転) 池田市
HK-57 桜井駅 1.6 1.6   箕面市
HK-58 牧落駅 1.1 2.7  
HK-59 箕面駅 1.3 4.0  
  • 石橋阪大前駅 - 桜井駅間で豊中市(飛地の石橋麻田町)を通るが、駅はない。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』 - ネコ・パブリッシング
  2. ^ 7月7日初発より宝塚線のダイヤ改正を実施します 〜平日 朝・夕方の通勤・通学時間帯における混雑の緩和と利便性の向上を図ります〜 (PDF) - 阪急電鉄、2018年5月22日
  3. ^ a b 7月7日(土)からの宝塚線全列車時刻表 - 阪急電鉄、2018年6月20日
  4. ^ 阪急7000系7031編成が箕面線の運用に - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2019年8月25日
  5. ^ 阪急8000系8040編成と8041編成が箕面線運用開始 - railf.jp 鉄道ニュース、2015年6月22日
  6. ^ 森口誠之『鉄道未成線を歩く 私鉄編』 JTB、2001年、pp.120-121
  7. ^ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年、p.135
  8. ^ a b c 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』9号 関西2、新潮社、2009年、p.51
  9. ^ 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳』10号 関西私鉄、新潮社、2011年、pp.50-51
  10. ^ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年、p.136
  11. ^ a b 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
  12. ^ a b 阪急京都線 大山崎駅〜長岡天神駅間で建設中の『西山天王山駅』を2013年12月21日に開業します! (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年6月5日。
  13. ^ “「梅田」「河原町」「石橋」の駅名を10月1日に変更します” (PDf) (プレスリリース), 阪急電鉄, (2019年7月30日), https://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/2019-07-30.pdf 2019年7月31日閲覧。 

関連項目編集