花と蛇』(はなとへび)は、団鬼六によるSM小説官能小説)。幾度となく映画化されている。

小説 編集

花と蛇
著者 花巻京太郎
発行日 1962年
ジャンル 小説
  日本
言語 日本語
  ウィキポータル 文学
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  • 昭和37年(1962年)8月『奇譚クラブ』に花巻京太郎の名で投稿、以後連載[1]。その後、掲載誌を『アブハンター』に変え、昭和50年(1975年)9月に完結。
  • 花と蛇 第1-10 (耽美館(SM耽美文学) 1969年-1970年)
  • 決定版花と蛇 1-8(桃園書房 1977年-1978年)
    以上はいずれも『奇譚クラブ』掲載分のみ収録。
  • 花影夫人 完結 花と蛇 (東京三世社 1980年)
    『アブハンター』掲載分だけをまとめたもの。
  • 花と蛇 1-8 (角川文庫 1984年-1985年)
    1. 誘拐の巻
    2. 涕泣の巻
    3. 飼育の巻
    4. 調教の巻
    5. 憂愁の巻
    6. 羞恥の巻
    7. 屈辱の巻
    8. 号泣の巻
    初の完全版になる予定だったが、最終巻は発売されなかった。
  • 花と蛇 1-9 (富士見書房 (団鬼六全集) 1985年-1986年)
    1.  完結編
    初めて連載全編を収録した完全版。
  • 花と蛇 上中下(太田出版 1992年-1993年)
    • 上 調教編
    • 中 開花編
    • 下 爛熟編
    富士見書房版に大幅に加筆訂正。
  • 花と蛇 1-10(幻冬舎アウトロー文庫 1999年)
    太田出版版にさらに加筆訂正。この10巻本では、1-8巻のサブタイトルは角川文庫版、富士見書房版と同じであるが、9巻は「被虐の巻」と題され、10巻が「完結編」となっている。
  • 花と蛇 画集(天野喜孝 太田出版 2005年)
  • 花と蛇 縛り、縛られ、縛り倒す緊縛官能哀歌 第1-4集(竹書房 2006年-2009年)

映画 編集

いずれも成人指定(東映ビデオ作品はR18+)となっている。

日活による映画版 編集

花と蛇 編集

花と蛇
監督 小沼勝
脚本 田中陽造
製作 日活
出演者 谷ナオミ坂本長利
音楽 眞鍋理一郎
撮影 安藤庄平
編集 鈴木晄
公開  1974年6月22日
上映時間 73分
製作国   日本
言語 日本語
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キャスト

花と蛇 地獄篇 編集

花と蛇 地獄篇
監督 西村昭五郎
脚本 桂千穂
製作 日活
出演者 麻生かおり藤村真美中田譲治
撮影 山崎善弘
編集 奥原好幸
公開  1985年8月24日
上映時間 69分
製作国   日本
言語 日本語
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キャスト

花と蛇 飼育篇 編集

花と蛇 飼育篇
監督 西村昭五郎
製作 日活
出演者 小川美那子永井秀明
撮影 野田悌男
編集 奥原好幸
公開  1986年3月8日
上映時間 73分
製作国   日本
言語 日本語
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キャスト

花と蛇 白衣縄奴隷 編集

花と蛇 白衣縄奴隷
監督 西村昭五郎
脚本 掛札昌裕
製作 日活
出演者 真咲乱小川美那子
撮影 野田悌男
編集 奥原茂
公開  1986年12月6日
上映時間 73分
製作国   日本
言語 日本語
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キャスト

花と蛇 究極縄調教 編集

花と蛇 究極縄調教
監督 浅尾政行
脚本 片岡修二
製作 日活
出演者 長坂しほり速水舞
撮影 佐藤徹
編集 冨田功
公開  1987年12月5日
上映時間 64分
製作国   日本
言語 日本語
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キャスト

東映ビデオによる映画版 編集

杉本彩主演の映画版 編集

花と蛇
花と蛇
監督 石井隆
脚本 石井隆
原作 団鬼六
出演者 杉本彩野村宏伸石橋蓮司
音楽 安川午朗
撮影 佐藤和人小松高志柳田裕男
配給  東映ビデオ
公開  2004年3月13日
上映時間 115分
製作国   日本
言語 日本語
次作 花と蛇2 パリ/静子
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2004年3月13日公開。

ストーリー

裏世界の大御所である老人・田代(石橋蓮司)はある日、世界的タンゴダンサー・遠山静子を映した映像に釘付けとなる。

田代の命を受けた部下・森田は、静子の夫である若手実業家・遠山隆義(野村宏伸)を脅迫して、静子を「パーティー会場」へとおびき出すとともに、彼女のボディガード・京子(未向)を集団で襲撃させ、会場へと運び込む。

キャスト
その他
備考

わずか3タイトルだけの発売に終わった48DVDでのリリースもあった。

花と蛇2 パリ/静子 編集
花と蛇2 パリ/静子
監督 石井隆
脚本 石井隆
原作 団鬼六
出演者 杉本彩遠藤憲一不二子
配給  東映ビデオ
公開  2005年
製作国   日本
言語 日本語
前作 花と蛇
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2005年公開。

キャスト
スタッフ
  • 原作:団鬼六
  • 監督・脚本:石井隆

花と蛇3 編集

花と蛇3
Flower&Snake3
監督 成田裕介
脚本 我妻正義
原作 団鬼六
製作 福原英行
出演者 小向美奈子本宮泰風小松崎真理
音楽 石川光
撮影 藤澤順一
編集 只野信也
配給  東映ビデオ
公開  2010年8月28日
上映時間 107分
製作国   日本
言語 日本語
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  • タイトルに「3」とあるが上記の杉本彩主演の2作品との関連はなく、あくまでも区別のために付けられている。
  • 主演:小向美奈子、監督:成田裕介、脚本:我妻正義。2010年8月全国公開された。
キャスト

映像ソフト化

  • 小向美奈子 緊縛 - 映画「花と蛇3」より(2010年7月21日発売)
    • 本編のメイキング映像を収録したDVD。初回生産封入特典として劇場割引券が付属する。
  • 花と蛇3(2010年12月3日発売)
    • 本編のDVD・ブルーレイソフト化。

花と蛇ZERO 編集

花と蛇ZERO
監督 橋本一
脚本 港岳彦
原作 団鬼六
出演者 天乃舞衣子濱田のり子桜木梨奈
制作会社 東映東京撮影所
製作会社 東映ビデオ
配給  東映ビデオ
公開  2014年5月17日
製作国   日本
言語 日本語
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2014年5月17日公開、団鬼六の原作に近い内容。

キャスト

その他

アダルトゲーム 編集

花と蛇
ジャンル 凌辱調教SMADV
対応機種 Win98/Me/2000/XP
発売元 エルフ
発売日 2005年8月5日
レイティング 18禁
CGモード あり
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エルフによるゲーム化作品。2005年発売。

概要 編集

「調教AVG」として、CGやグラフィックマップなどを駆使してゲーム化された。往年の作品のゲーム化ということで、話題を呼んだ[要出典]。声優は非公表。

ストーリー 編集

昭和中期、高度成長時代を迎えていた日本 ――― そんな戦後経済の混乱の中、『遠山電器』は、ありとあらゆる電化製品を扱い、業界第1位に躍り出た電器メーカーである。

この『遠山電器』を一代で築き上げたのが、遠山隆義。そして川田(主人公)は、この大富豪・遠山の雇われ運転手をしている男である。

遠山には、娘ほどに年が違う後妻・静子がおり、溺愛していた。彼女は才色兼備で稀に見る絶世の美女。実は川田にとっても密かな憧れの人で、人知れず思いを寄せている女性なのだった……。

登場人物 編集

川田
物語の主人公。
遠山静子
遠山桂子
静子の義娘。
野島京子
野島美津子
京子の妹。
遠山隆義
静子の夫。
村瀬文夫
美津子の恋人。
村瀬小夜子
文夫の姐。

スタッフ 編集

アダルトアニメ 編集

花と蛇 The Animation
ジャンル アダルトアニメ凌辱調教SM
OVA
原作 団鬼六
監督 竹羽正彦
キャラクターデザイン ジェームス林
アニメーション制作 すももフィルム
発売日 2006年7月21日(第1巻)
2006年8月24日(第2巻)
2006年9月22日(第3巻)
話数 全3巻
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

団鬼六によるSM小説『花と蛇』の無修正エロアニメ版。

あらすじ 編集

遠山静子は若き実業家の後妻だ。暮らしは豊かだが、先妻の娘である桂子との仲が上手くいかず、思い悩む毎日だった。そんなある日、桂子を誘拐したという電話が入る。驚いた静子は、身代金を持って犯人との交渉に臨むが...

キャスト 編集

スタッフ 編集

商品一覧 編集

  • 花と蛇 The Animation 第一章 麗しき無惨花(2006年7月21日発売)
  • 花と蛇 The Animation 第二章 恥辱の檻(2006年8月24日発売)
  • 花と蛇 The Animation 第三章 終わりなき性地獄(2006年9月22日発売)

月蝕歌劇団劇場公演「花と蛇〜新版〜」 編集

2007年2月には月蝕歌劇団により舞台化され、本多劇場にてステージ上演された。SM文学の最高傑作、初の舞台化。最初で最後のライブ「花と蛇」を完全収録。R18指定作品。

出演者 編集

遠山静子:三坂知絵子
遠山桂子:紅日毬子
倉敷あみ
森永理科
合沢萌
一ノ瀬めぐみ
黄金咲ちひろ
木塚咲

スタッフ 編集

  • 脚本・演出:
  • 音楽:
  • 企画:月蝕歌劇団
  • 舞台監督:
  • 照明:
  • 音響:
  • 整音:
  • 衣裳:
  • 化粧:
  • 美術設計:
  • 小道具:
  • 制作:
  • 電網制作:
  • 製作:

DVD 編集

  • 2007年7月24日発売。

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 龍之巣参照

参考文献 編集

  • Macias, Patrick. (2001). TokyoScope: The Japanese Cult Film Companion. (Review of Flower and Snake by Izumi Evers). Cadence Books, San Francisco. ISBN 1-56931-681-3, p. 183.
  • Weisser, Thomas and Yuko Mihara Weisser. (1998). Japanese Cinema Encyclopedia: The Sex Films. Vital Books : Asian Cult Cinema Publications. Miami. (ISBN 1889288527), p. 155.

外部リンク 編集