品川 徹(しながわ とおる、1935年12月14日[2][1] - )は、日本男性俳優声優北海道旭川市出身[2]ノックアウト所属[2]

しながわ とおる
品川 徹
本名 品川 徹[1]
生年月日 (1935-12-14) 1935年12月14日(89歳)
出身地 日本の旗 日本北海道旭川市[2]
身長 170 cm[2]
血液型 B型[3]
職業 俳優声優
ジャンル テレビドラマ映画舞台アニメ吹き替え
活動期間 1960年代 -
事務所 ノックアウト[2]
公式サイト 品川徹|ノックアウト
主な作品
テレビドラマ
ラブジェネレーション
白い巨塔
Tomorrow〜陽はまたのぼる〜
夜光の階段
ドラゴン桜

映画
龍三と七人の子分たち
受賞
TAMA映画祭
最優秀作品賞

2012年この空の花 長岡花火物語
2014年野のなななのか
2020年海辺の映画館―キネマの玉手箱
日本映画プロフェッショナル大賞
特別賞
2015年『野のなななのか』
東京スポーツ映画大賞
助演男優賞

2016年龍三と七人の子分たち
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来歴

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幼少期は勉強が嫌いな子供で、学校から家に帰っても遊んでばかりだった[4]。内気でシャイであったが、家の中では威張っていたことから内弁慶だった[4]

勉強が嫌いで高校に進学せず、家具屋に入り修業をしていた[4]。1年間、カンナのかけ方や刃の研ぎ方やノコの使い方を教えてもらい、職業補導所で簡単なものを作らせてもらえた[4]。その後、兄弟子が5人いる町の工場で2年半くらい働いていた[4]。下駄箱を作ったり、北海道独特の木目模様を出す技法を使ったタンスを作ったりもしていたが、飽きて嫌になり辞めた[4]。その後は「もう少し勉強しよう」と思い、定時制高校に進学して4年間通う[4]。「人前に出ていくのが恥ずかしいという自分の性格を克服しよう」と思い、演劇部に所属[4]。その時に演劇に取り付かれてしまい、「俺は役者になりたい!」と決意し北海道から上京[4]

舞台芸術学院で3年間学び、同時に俳優座の養成所も受けていた[4]。小説が好きで、色々な作家の本を読んでいたが「作家が書くような綺麗で気の利いたものを書かないといけない」と思い込んでいたところがあり、作文が書けなかった[4]。試験では、話し方やパントマイムなど色々なことをしていたが、作文だけが書けず白紙で出してしまい、結果は落選[4]

1962年に舞台芸術学院を卒業し、舞台芸術学院で演技基礎の手ほどきを受けていた演出家の程島武夫が旗揚げしていた劇団自由劇場に誘われて入団[2][4]

29、30歳の頃に色々な劇団を渡り歩いていた時、当時程島の助手をしていた太田省吾に出会う[4]

1967年常田富士男、太田省吾ら演劇企画集団66に参加[2]

1968年、太田省吾らと劇団転形劇場の設立に参加。1988年に劇団転形劇場解散[2]

以降、舞台映画テレビ番組と幅広く活躍している[2]

人物

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太田省吾作・演出の舞台に出演しており、太田とは16年間、転形劇場で一緒に多数の舞台をして、海外の多くの演劇祭にも参加[4]。転形劇場の解散後も太田は年に1回くらい劇を作っていたこともあり、品川らもそれに出演していた[4]。太田がいなかったら役者としての品川徹は存在していなかったと語る[4]

他に品川にとって刺激を受けた人物として、品川が出演していた『この空の花 長岡花火物語』、『野のなななのか』の監督を務めていた大林宣彦を挙げている[4]

俳優になっていなかったら「指揮者」と語る[4]。子供の頃はテレビもなく、上京して演劇の学校に入学してもテレビは買えず、30歳を過ぎてからようやく買った[4]。音楽は何も勉強したことがなく、音符も読めなかったが、テレビで指揮者を見て、「すっごいかっこいいな」と思った[4]クラシック音楽が好きで、LP盤のレコードは何枚も持っており、かつては4本足のついたステレオでよくクラシックを聴いていたという[4]

出演作品

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テレビドラマ

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日本テレビ

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フジテレビ

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テレビ朝日

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テレビ東京

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その他

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映画

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舞台

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Webドラマ

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テレビアニメ

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ゲーム

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ドラマCD

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吹き替え

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映画(吹き替え)

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アニメ(吹き替え)

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受賞歴

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2014年度
2015年度

脚注

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  1. ^ a b 掛尾良夫 編「男性篇」『声優事典』(第二版)キネマ旬報社、1996年3月30日、143頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b c d e f g h i j 品川徹|ノックアウト|E-sprinG”. ノックアウト. 2021年12月25日閲覧。
  3. ^ 品川 徹”. 日本タレント名鑑. 2025年3月10日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v “【オヤジンセイ】品川徹 内気でシャイな性格を克服するため演劇部へ「そうして演劇に取り付かれちゃった(笑)」”. めざましmedia (株式会社フジテレビジョン). (2021年2月27日). https://mezamashi.media/article/15165059 2025年3月10日閲覧。 
  5. ^ 「精霊の守り人」シーズン2 出演者決定!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2016年4月8日). 2016年4月9日閲覧。
  6. ^ 宮部みゆき原作『荒神』スペシャルドラマ化 内田有紀が出演”. ORICON NEWS (2017年5月16日). 2018年4月12日閲覧。
  7. ^ "「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」放送のおしらせ". ドラマトピックス. 日本放送協会. 18 February 2022. 2022年2月18日閲覧
  8. ^ 『ドラゴン桜』“東大数学の鬼”柳鉄之介が再登場 16年ぶり出演に品川徹「感慨深くなりました」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年5月9日). 2021年5月9日閲覧。
  9. ^ ノックアウト|NEWS|2024/05/20品川徹*「JKと六法全書」第6話出演!
  10. ^ ノックアウト|品川徹プロフィール|TV 時代劇専門チャンネル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
  11. ^ 映画『さがす』公式サイト 2022年1月21日(金) テアトル新宿ほか公開”. 映画『さがす』公式サイト 2022年1月21日(金) テアトル新宿ほか公開. 2021年11月5日閲覧。
  12. ^ “「愛のこむらがえり」柄本明、吉行和子、品川徹ら新キャストが解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月9日). https://natalie.mu/eiga/news/512143 2023年2月9日閲覧。 
  13. ^ 瀬戸康史「ドールハウス」で長澤まさみの夫役、田中哲司・安田顕・風吹ジュンらも出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年1月22日). 2025年1月22日閲覧。
  14. ^ “ルパン三世 盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜”. トムス・エンタテインメント. https://web.archive.org/web/20140826224004/http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=470 2016年5月2日閲覧。 
  15. ^ ヴィント・シグザール”. ザールブルグどっとこむ. ガスト. 2004年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月9日閲覧。
  16. ^ ビートたけしが「龍三と七人の子分たち」に4冠授ける、東スポ映画大賞発表”. 映画ナタリー (2016年1月26日). 2016年1月27日閲覧。

外部リンク

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