ばら肉
あばら骨の周囲の肉の部位
(豚バラから転送)
ばら肉(ばらにく、肋肉)とは、牛肉、豚肉などの肉の部位で、アバラ骨の周囲の肉を指す。皮、赤身と脂身が3層になっているので三枚肉(さんまいにく)とも呼ばれる。骨付きの豚ばら肉(肋肉)は、スペアリブ(spareribs)とも呼ばれる。 豚ばら肉(豚腩肉、豚腹肉、猪腩肉)はポークベリー(Pork belly)、牛ばら肉(牛腩肉、牛腹肉)は、ブリスケット(Brisket)と呼ばれる。

豚のばら肉を使用した角煮
全体としての肉質は柔らかく、脂肪分が多く、脂肪以外の赤身肉だけをとればやや堅い。コクと旨味がある。
肋肉(あばらにく)と腹肉(ばらにく)の両方を意味するが、部位は違う。
牛ばら肉編集
「ブリスケット」も参照
代表的な料理編集
豚ばら肉編集
「Pork belly」も参照
沖縄では皮付き豚ばら肉(腹肉)のことを三枚肉と呼び、軟骨や骨のついた豚ばら肉(肋肉)をソーキと呼んでいる。煮込んだソーキが多く乗った沖縄そばをソーキそばという。 ソーキのうち、スペアリブに相当するものを本ソーキと呼び、軟骨付き豚ばら肉は軟骨ソーキと言う。
油で揚げた骨付き豚ばら肉(肋肉)は「排骨」(パイゴゥ、páigǔ)といい、日本では「パーコー」と訛って呼ばれることが多い。
腹肉は、加工食品としては、ベーコンやソーセージの原料として利用される。
代表的な料理編集
部位編集
次のような部位に分かれる。