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概要編集

山名は山肌が赤褐色であることに由来し、山頂は南峰と北峰に分かれており、南峰に一等三角点[1]と神社がある。北峰には赤岳頂上山荘がある。南峰とその南の権現岳との間はキレット(鞍部)となっている。麓は冬はスキー客で、夏は避暑地として賑わう。

登山編集

日本百名山を目的として八ヶ岳に登る者は、この赤岳を目指す者が多い。また、新日本百名山に選定されている。

登山道編集

ピストン編集

  • 美濃戸から南沢経由
赤岳への最短コースであり、最も一般的。ただし南沢は登山道が不明瞭で、踏跡が枝分かれしているように見えるところが多数あるため、道迷いの事例が発生している。特に夜間は見通しが悪いため尚更である。目印となる色テープは所々にあるが道標は少ない。沢の渡渉が何度もあるが木橋がないので大雨の後は要注意。アクセスとしては、茅野駅から美濃戸口まではバスでも行ける。美濃戸口から美濃戸への林道は一般車両も通行可能だが、路面がかなり荒れており、車高の低い車や運転に不慣れな者は推奨されない。
  • 美濃戸口から御小屋尾根・阿弥陀岳経由
  • 美し森から真教寺尾根経由
  • 野辺山から県界尾根経由

周回コース・縦走路編集

美濃戸に駐車して、この3山を巡る周回コースは人気がある。早朝から登り始めれば、健脚者であれば日帰りも不可能ではない。南沢から登り、北沢から下山するほうが速い。逆方向だと赤岳鉱泉からの長い単調な登りがある。

山小屋編集

俗に「小屋ヶ岳」などと言われるくらい山小屋の多い山域だが、美濃戸口から山頂までは特に山小屋が多く、登山道沿いに美濃戸口(2軒)・美濃戸(3軒)・赤岳鉱泉・行者小屋・赤岳天望荘・赤岳頂上山荘と9軒の山小屋を通過する一方、清里・野辺山側からの登山道(県界尾根、真教寺尾根)には山小屋は無い。また、冬季にも営業している山小屋が多いのがこの山域の特徴である。そのため、冬でも比較的軽量の荷物で登山が可能である。一部の山小屋には、キャンプ指定地が併設されている。 そのほか、南のキレットにはキレット小屋がある。

地理編集

周辺の山編集

 
阿弥陀岳から望む赤岳周辺の山
山容 山名 標高
(m)
三角点等級
基準点名
赤岳からの
方角と距離(km)
備考
  硫黄岳 2,760 (三等)「箕冠」
(2741.69m)
 北 3.1 高山植物
コマクサウルップソウ
  横岳 2,830  北 1.6 「奥ノ院」が最高点
  阿弥陀岳 2,805  西 1.0 御小屋尾根
  中岳 2,700  西 0.5 赤岳と阿弥陀岳の中間
  赤岳 2,899.17  一等
「赤岳」
   0 八ヶ岳の最高峰
日本百名山
  権現岳 2,715  南南西 2.5
  編笠山 2,523.72  二等
「編笠岳」
 南西 3.9 八ヶ岳の南端

主な山との位置関係編集

八ヶ岳の最高峰の赤岳と周辺の各山域の主要な山との位置関係は下表である。

山容 山名 標高
(m)
三角点等級
基準点名
赤岳からの
方角と距離(km)
備考
  奥穂高岳 3,190  北西 74.0 北アルプスの最高峰
  浅間山 2,568  北 50.3 活火山
  赤岳 2,899.17  一等
「赤岳」
   0 八ヶ岳の最高峰
  北奥千丈岳 2,601  東南東 29.4 奥秩父山塊の最高峰
  北岳 3,193 (三等)「白根岳」
(3,192.18m)
 南南西 34.9 南アルプスの最高峰
  木曽駒ヶ岳 2,955.95  一等
「信駒ケ岳」
 西南西 54.9 中央アルプスの最高峰
  富士山 3,776 (二等)「富士山」
(3,775.63m)
 南南東 75.0 日本の最高峰

源流の河川編集

赤岳は、以下の河川の源となる山である[3]

赤岳の風景編集

赤岳の山容編集

         
中山展望台から望む赤岳 横岳から望む赤岳 阿弥陀岳中腹から望む赤岳 硫黄岳方面から望む赤岳 権現岳から望む赤岳

赤岳山頂から望む周辺の山編集

       
阿弥陀岳 蓼科山北アルプス 横岳 夜明け前の富士山

赤岳山頂からのパノラマ眺望編集