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辻 一弘(つじ かずひろ、1969年5月25日 - )は、アメリカ合衆国を中心に活動している日本メイクアップアーティスト現代美術家京都府京都市出身。ロサンゼルス在住。

つじ かずひろ
辻 一弘
生年月日 (1969-05-25) 1969年5月25日(49歳)
出生地 日本の旗 日本 京都府京都市
職業 メイクアップアーティスト
活動期間 1996年 - 活動中
公式サイト KAZUHIRO TSUJI

目次

経歴編集

子供の頃に『スター・ウォーズ』を見て映画に興味を持った。京都・平安高校時代、地元の洋書店で手に入れた映画雑誌で、俳優ハル・ホルブルックディック・スミスによる特殊メイクリンカーン大統領そっくりに演じる様子が紹介されているのを見て、メイクを志した。自分の顔でリンカーンのメイクを試すとともに、その写真を添えた手紙を雑誌に載っていたディックの住所に送ると「アメリカにも良い学校はないから、独学が一番だ」という趣旨の返信が来て、特殊メイクを学び始めた。

代々木アニメーション学院で講師を務めたり、江川悦子の工房スタッフ時代にディック・スミスが特撮の総指揮を務めた邦画『スウィートホーム』のメイクに携わったりした後に、1996年に単身渡米[1]。ディック・スミスに師事し、その後に兄弟子リック・ベイカーの工房「シノベーションスタジオ」に所属して『メン・イン・ブラック』『PLANET OF THE APES/猿の惑星』などに携わった。2000年には『グリンチ』で、リック・ベイカーらと共に英国アカデミー賞メイクアップ&ヘアー賞を受賞した。

2006年公開のアメリカ映画『もしも昨日が選べたら』で特殊メイクを担当。第79回アカデミー賞で、ビル・コルソと共にメイクアップ賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。第80回アカデミー賞でもアメリカ映画『マッド・ファット・ワイフ』でリック・ベイカーと共に2年連続でメイクアップ賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。

その後は現代美術の分野に転向し、2013年アンディ・ウォーホルの壮年期・晩年の2倍サイズの頭像を制作。ニューヨークの美術展に出品している。

2017年公開の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、主演をオファーされていたゲイリー・オールドマンから2016年に「あなたが(特殊メイクのオファーを)受けなければ、私はこの作品には出ない」と言われ、一週間迷った末に映画界復帰を決意[2]。ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当し、第90回アカデミー賞においてメイクアップ&ヘアスタイリング賞を日本人として初めて受賞した[3]。アカデミー賞では1993年に衣装デザイン賞を受賞した石岡瑛子以来25年ぶりの日本人の個人受賞である。なお、この第90回アカデミー賞で作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』のクリーチャーにも参加している[4]

主な作品編集

特殊効果編集

メイクアップ編集

その他編集

脚注・出典編集

外部リンク編集