阿津川辰海

日本の小説家

(あつかわ たつみ、1994年[1] -)は日本小説家東京都出身[1]東京大学[1]

略歴 編集

東京大学在学時は文芸サークル「新月お茶の会」に所属[2]。2017年、光文社の新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」の第一期にて『名探偵は嘘をつかない』でデビュー[1]。2023年、『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』で第23回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞[3]

作品リスト 編集

単行本 編集

〈館四重奏〉シリーズ 編集

  • 紅蓮館の殺人(2019年9月 講談社タイガ ISBN 978-4-06-516819-6
  • 蒼海館の殺人(2021年2月 講談社タイガ ISBN 978-4-06-521207-3

その他の小説 編集

  • 名探偵は嘘をつかない(2017年6月 光文社 ISBN 978-4-334-91163-8 / 2020年6月 光文社文庫 ISBN 978-4-334-79038-7
  • 星詠師の記憶(2018年10月 光文社 ISBN 978-4-334-91249-9 / 2021年10月 光文社文庫 ISBN 978-4-334-79256-5
  • 透明人間は密室に潜む(2020年4月 光文社 ISBN 978-4-334-91345-8
    • 収録作品:透明人間は密室に潜む / 六人の熱狂する日本人 / 盗聴された殺人 / 第13号船室からの脱出
  • 入れ子細工の夜(2022年5月 光文社 ISBN 978-4-334-91464-6
    • 収録作品:危険な賭け 〜私立探偵・若槻晴海〜 / 二〇二一年度入試という題の推理小説 / 入れ子細工の夜 / 六人の激昂するマスクマン
  • 録音された誘拐(2022年8月 光文社 ISBN 978-4-334-91479-0
  • 午後のチャイムが鳴るまでは(2023年9月 実業之日本社 ISBN 978-4-408-53844-0
    • 収録作品:RUN! ラーメン RUN! / いつになったら入稿完了? / 賭博師は恋に舞う / 占いの館へおいで / 過去からの挑戦

エッセイ集 編集

  • 阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉(2022年8月 光文社 ISBN 978-4-334-95325-6

アンソロジー 編集

「」内が阿津川辰海の作品

単行本未収録作品 編集

小説
エッセイ
  • ミステリ作家は死ぬ日まで、黄色い部屋の夢を見るか?〜阿津川辰海・読書日記〜(光文社『ジャーロ』公式サイト、2020年10月 - [4]
    • 第34回まで『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』に収録。
  • 『蒼海館の殺人』執筆中に買ってよかったもの2020(tree、2021年3月2日[5]
  • 採れたて本!【海外ミステリ】(小学館『STORY BOX』2022年1月号 - )
    • 2022年5月号分まで『阿津川辰海 読書日記 かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』に収録。
  • 私が憧れた世界のこと(光文社『小説宝石』2022年6月号)
  • 東川印の『館』×ユーモアミステリ(『週刊読書人』2022年7月29日号)
  • わたしとリューイン(早川書房ミステリマガジン』2022年9月号)
  • 心血を注いだ『令和の誘拐劇』(光文社『小説宝石』2022年10月号)
  • 私と〈矢吹駆〉シリーズ 〜初めて「新刊で買う」矢吹駆〜(光文社『ジャーロ』No.86 2023 JANUARY)

解説 編集

脚注 編集

外部リンク 編集